<第190回>ピンクパレスが再オープン!

“太平洋のピンクパレス”と呼ばれるハワイを代表するリゾートホテルと言えばロイヤル・ハワイアン・ホテル。1927年、環太平洋クルーズの幕開けと共にオープン。世界各国のセレブがこのホテルに憧れて船でワイキキを目指したというが、ピンクが映えるスパニッシュ・ムーア様式のキゾチックな建物を海から見るのは、さぞかし感動的だったろうと思う。  もちろん、私はこの高級ホテルに宿泊したことはありません! 足を踏み入れたのは92年12月。プロレスラーの天龍源一郎さんがWWEのパシフィック・ツアーに参加してオアフ島のアロハ・スタジアムの試合に出場することになり、同行取材した時だった。

 その時、天龍さんが宿泊していたのがロイヤル・ハワイアン。私はトンガ出身のプロレスラー、プリンス・トンガのお姉さんが働いていたアラモアナホテルにカマアイナ料金で宿泊させてもらった。で、取材のためにロイヤル・ハワイアンに電話して天龍さんの部屋番号を聞いたら「申し訳ございませんが、お教えすることはできません」とのこと。セレブが泊るだけあってプライバシー管理が徹底しているのだ。天龍さん本人の了承の上で電話をつないでもらって、いざロイヤル・ハワイアンへ。

 ちょうど日曜日だったのでオープンエアーのサーフルームでサンデーブランチを御馳走になった。海風に吹かれ、海を見ながらシャンペンと共に食事を楽しむなんて、何と贅沢な! これにハマッて、しばらくはハワイに行くとサーフルームでサンデーブランチをしていた。最近は、ちょっとこなれてB級グルメ専門になってしまったので行かなくなったが、未だにハワイの最終日の締めで行くのがマイタイ・バー。食事の後、ここで波の音とライブ・ミュージックを聞き、ホテル群の夜景を見ながらロイヤル・マイタイを飲むと「よし、来年もハワイに来よう!」という気分になるのである。

 このロイヤル・ハワイアン・ホテルは改装のために去年の6月1日に一度クローズ。ちょうどその時、ハワイにいた私たち夫婦は5月31日の最終日にマイタイ・バーに繰り出した。

 再オープンはオバマ大統領就任式の日と同じ今年1月20日。そして3月7日にグランド・オープン祝賀パーティーが開かれた。

 今年の4〜5月にハワイに行った時にはもちろんマイタイ・バーへ。ホテルはさらに豪華になっていた。以前はレストランはサーフルームしかなかったのに、アズーアという高級レストランが出来ていた。ちなみにサーフルームはサーフ・ラナイという名前に変更されたという。

 ビックリしたのはビーチ・フロントのプライベート・カバナ。ここでは専任のバトラーが付いて軽食や飲み物、ロミロミ・マッサージなどの様々なサービスが提供されるというが、その値段は1日(8時間)で500ドル! これでチップを入れたらいくらになってしまうのか!? ハッキリ言って500ドルという金額は、私にとって1週間ホテルに泊まる予算と同じなのだ。

 うーん、やっぱりこれからも利用するのはマイタイ・バーだけになりそう。改装でこのバーがなくならなくてよかった!

 写真は上からロイヤル・ハワイアン・ホテルの外観、ロビーからの海の眺め、マイタイ・バー、マイタイ・バーから見える夜景です。

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<第189回>神社と文明堂

 最近のハワイ旅行では文化的なものに惹かれる傾向にある。それはレイやフラといったハワイ文化だけでなく、ハワイに根付いている日本文化についてもだ。かつては海にショッピング、グルメ…といった感じだったが、これも歳のせい? とにかく注意深く散歩していると、いかに日本の文化がハワイに入り込んでいるかが実感できる。

 今回、紹介するのは石鎚神社。カラカウア大通りから山側にマッカリー通りを進む。アラワイ運河を越えて、さらにカピオラニ通りも越えて、左手にマッカリー・ショッピング・センターを見ながらまだまだ直進。「この角がシェフ・マブロだ」「ここが焼肉のカメリアだ」などと、10分も歩いているとサウス・キング通りにぶつかる。この信号を渡って右にちょっと歩けば、石で出来た白い鳥居がある。これが石鎚神社だ。

 この神社は散歩をしていて偶然見つけたもの。1913年に創祀され、63年に広島から神社の建築を手掛ける宮大工を招いて社殿を1年掛かりで建築。ハワイでは珍しい本格的な木造建築の神社だそうだ。正月には地元の日系人が初詣に訪れて賑わうらしい。御守は元旦と1月2日の2日間しか売られないとのことでA Written Oracle(おみくじ)を買った。結果はExcellent(大吉)!
 ちなみにこのおみくじ、日本語と英語の両方で書いてあるので英語の勉強にもなります。

 サウスキング通りを挟んだ石鎚神社の反対側には小さなお店が並んでいて、ちょっと覗いてみるとBUNMEIDOの看板。そう、「3時のおやつはぶんめいど〜」のCMでお馴染みのカステラの文明堂があった。本当に小さいお店だが、置いてあるのは紛れもなくカステラ。餡子ではなくラズベリー・ジャムが入ったジャパニーズ・ケーキ・ロールのFUMIMAKI(ふみまき)を買って、コンドミニアムに戻ってパクパク。神社にカステラなんて日本にいる時より日本的だったりして…。

石鎚神社=2020 S.king st. Honolulu Hawaii、文明堂=2065 S.king st.で文明堂の営業時間は月〜土=8時〜17時、日=8時〜12時。夕方までだったら歩いて行っても安全だと思います。

 写真は上から、1石鎚神社の鳥居。奥が木造建築の社殿、2立派な鈴緒。ハワイ石鎚神社の文字が、3BUNMEIDOのFUMIMAKIです。

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<第188回>お気に入りのビーチ&ステーキ弁当

 短いハワイ滞在であってもゴザと文庫本を持って必ず1回は行くのがフォート・デ・ルッシー・ビーチ。いつも陣取るのはコンドミニアムのワイキキ・ショア、アウトリガー・リーフ、ハレクラニの前あたり。

 海に入ると石がゴロゴロしているのが難点だが、ワイキキビーチのように人が多くはないし、左のヒルトン・ハワイアン・ビレッジの方向に歩いていけば、浜が広くなって海の中のコンディションも最高。

 当然、昼時にはお腹が空く。そんな時はワイキキ・ショアの前にテイクアウトできる店がたくさんあるから便利。サブウェイもあるが、最近のお気に入りはサラダ付きの6ドルのステーキ弁当。ちょっと濃い目の味付けは太陽光線を浴びて疲れている体に嬉しい。きっと欧米人には物足りないのだろうが、多すぎず少なすぎず、日本人にはちょうどいいボリュームだ。このステーキ弁当、最新の『アロハエクスプレス』100号を読んでいたら、ワードエリアでランチワゴンを出している人気のブレイズン・ステーキが進出してきたのだとか。どうりでオイシイはずだ!

 読書をしたり、ボケーッと海を眺めながら陽の光を浴び、暑くなったら海に飛び込み、お腹が空いたらステーキ弁当を食べる。そして気付けばサンセット…そんなノンビリした1日を過ごすのもいいですよ!

 写真は上から 1,アウトリガー・リーフ前あたりから観るダイヤモンドヘッド 2,超うまいステーキ弁当 3,ビーチでチェアなどのレンタルをしているおじさんが買っている犬も時折、海に入ってジャブジャブ 4,ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ方向に観るサンセットです。どう? ハワイっぽいでしょ!

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<第187回>ワイキキに千葉県!

 昔は「海外に出て日本食なんて!」と言っていた私たちも年を取ったのか、こなれてきたのか…結構、日本食の店に入るようになった。で、今回紹介するのはワイキキのエナロードにあるCHIBAKEN(ちばけん)だ。

場所はカラカウア通りを西に行き、セブンイレブンの角を左に曲がったらすぐ。ヒルトン・ワイキキからも歩いて5分もかからない場所にあるが、お客さんは地元の人や近くのコンドミニアムに滞在している人が多い感じ。カウンター席とテーブルがあり、まさに居酒屋なのだ。

 店名の通りにオーナーの岡田さんは千葉県市川市出身。3年前にお店を出したそうだが、以来、日本に帰る暇がないという。

 このお店のいいところは日本食を変にアレンジしないで、そのまま出しているところ。お寿司は本当においしいし、酢味噌を使ったオリジナル・ドレッシングでいただく千葉サラダ、ボリュームのある浦安コロッケ、揚げだし豆腐…など、ついついいろんな物を頼んでしまう。お酒の種類も豊富でボトルキープも出来る。

 営業時間はランチ=11:30〜14:00(月〜金曜)、ディナー=17:30〜23:30(月〜木曜)、17:30〜25:30(金〜日曜)で、ディナーの場合は21時前に行く時には予約を入れておいた方がいいかも。もちろん日本語でOK! 住所=468 Ena Rd. Honolulu,HI96815 電話番号=808−941−2800

 写真は上から、1,お店の外観、2,お寿司の盛り合わせ、3,千葉サラダ&揚げだし豆腐、4オーナーの岡田さんとのツーショットです。

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<第186回>王家の霊廟

 前回、5月1日のレイデーについて書いたが、翌2日には厳かな儀式がある。それはハワイ王家の墓にレイ・コンテストで展示されたレイを捧げるのだ。

 マウナ・アラ(ハワイ語で芳しい丘)と呼ばれるロイヤル・モーソリウム(王家の霊廟)はヌウアヌにある。1865年に完成し、未だに遺骨が発見されていないカメハメハ大王(マナを持ち去られるのを避けるため、腹心がハワイ島西北部のどこかに葬ったとされている)と「人民の中にいたい」という本人の遺志に沿ってカワイワハオ教会に墓が造られたルナリロ王(第6代国王)以外のカメハメハ王族とカラカウア王族の墓は全部、ここに移された。ハワイ王族と関係が深い西欧人も埋葬されている。また、パームツリーは埋葬された皇族の数だけ植えられているという。

 このレイを捧げる儀式は前日のカピオラニ公園でのイベントとは雰囲気がまるで違う。観光客はほとんどおらず、日本人は私たち夫婦だけ。地下の霊廟が開かれ、まずチャントを唱え、オリを捧げられる。地下から響いているその声はまさに言霊といった感じ。そして庭に並べられたレイを捧げるわけだが、私たちも参加させてもらえた。もちろん写真撮影は禁止。緊張していたのであまり憶えていないが、霊廟は壁面が大理石で王族の名前などが金字で刻印されていたと思う。そして凛とした空気が流れていた。

 その隣には王族の教会があり、こちらも見学させてもらえた。中に入ると…空気がオールド・ハワイのままストップしているという感じ。何だかドーンと重い空気が留まっていて、頭の中のスクリーンが過去にタイムスリップしてしまうような感覚に襲われた。うまく説明できないが、確かにマナが宿っているのだと思う。

 この厳粛なセレモニーに参加することができて、改めてレイの持つ深い意味に触れることができたと思ったし、ハワイというものに触れることができたと思う。本当に貴重な経験だった。

 私たちが参加したのはマウナ・アラでの午前9時からのセレモニーだったが、10時30分からはダウンタウンのカワイアハオ教会でルナリロ王にレイを捧げるセレモニーも行われた。

 写真は上から、1マウナ・アラの庭に並べられたレイ、2カメハメハ系の墓、3王族の紋章、4王族の教会の前でフラを捧げる2009年度レイ・クイーンのローレン・カノエラニ・チャンさん、5墓にレイを捧げる子供たちです。

お詫び=前回のレイデーで「レイショップではレイメーカーがお客さんにレイの作り方も教えてくれる」と書きましたが、デモンストレーションとして目の前で作ってくれたりはしますが、教えてはもらえません。観光客用のレイメイキング教室はロイヤル・ハワイアン・センターなどでやっていますが、本格的に生花を使ったレイ作りを教える教室は意外に少ないようです。レイを学びたい方はパソコンでFlower lei workshop を検索して探すのがいいかと思います。

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<第185回>メーデーはレイデー!

 5月1日といえばメーデー(労働の日)。これがハワイだとレイデーになる。出会い、別れ、親愛…あらゆる場面でレイが贈られるハワイでは重要な日なのだ。正直、私は花の名前はサッパリわからない。チューリップ、ひまわり、ハワイだったらハイビスカス、プルメリア、アンセリウム…といった程度。でも、ハワイでレイを貰うと嬉しいし、ハワイに滞在している時は結構、レイを身に付けている。

 で、前回書いたスパム・ジャム同様に長年、憧れていたレイデーをハワイで過ごすことができた。この5月1日はハワイ各島のあちこちでイベントが行われるそうだが、私たち夫婦が行ったのはカピオラニ公園で開催された『第82回レイデー・セレブレーション』。

 午前9時にロイヤル・ハワイアン・バンドの演奏でスタート。10時15分からはレイ・クイーン&プリンセス任命式、お昼から終了時間の5時半までハワイアン・スティール・ギター、フラなどのライブ&エンターテインメントが行われ、その間の午後12時半からレイ・コンテストの入賞作品が展示される。その他、レイ・スタンドやレイのワークショップ、フード・ブースも設けられ、まさにハワイならではのお祭りだ。

 レイ・コンテストは種類別、カラー別、子供年齢別、さらにハットレイ、リボンレイなどの部門に分かれていて、子供年齢別では何と1〜5歳部門まであるから驚き。やはりレイはハワイに根づいた文化なんだと実感させられた。

 写真上は2009年度レイ・クイーンのローレン・カノエラニ・チャンさん。プナホウ・スクールの卒業生で、現在はハワイ大学のハワイ語科で働いているそうだ。レイ・コンテストの入賞作品は写真2のように展示される。写真3は今年のメイヤーズ・グランド・プライズ(最優秀市長賞)を獲得したレイ。バンドスタンドでは写真4のようにエンターテインメントが催されていた。

写真5はレイ・ショップ。レイメーカーがお客さんにレイの作り方も教えてくれる。そして写真6のように来場者は皆、思い思いのレイをかけてイベントを楽しんでおりました!

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<第184回>スパムのお祭り!


 今年2009年のハワイ旅行はゴールデン・ウィークにかかる4月22日〜5月4日の11泊13日。さすがにマイレージでは飛行機のチケットが確保できず、結構な金額で購入せざるを得なかったが、なぜこのピーク時期に旅行したかというと、スパム・ジャム、レイデーのイベントをどうしても見たかったからだ。

 で、今回紹介するのは今年で7回目を迎えたスパム・ジャムだ。スパムはハワイの人たちが大好きなB級グルメ。1937年にホーメル・フーズ社から発売されて以来、ハワイはアメリカで最もスパムの消費量が多く、その数は年間700万缶というから凄い!

 このスパムのお祭りはGWのスタートとも言えるフェスティバルで今年は4月25日午後4時〜10時までカラカウア大通りを通行止めにして行われた。2箇所設置されたスパム・グッズのブースではTシャツ、キャップ、エプロン、ぬいぐるみなどが売られて黒山の人だかり。開始から1時間後の午後5時にはほとんどが売り切れるという状態に。

 スパムのお祭りだから、当然出店しているレストランもアロハテーブル・ワイキキ=スパム・ロコモコ、千房=スパムお好み焼き、チーズバーガー・ビーチウォーク=スパムバーガーという具合にスパムを使った料理を提供。その他、道楽寿司、デュークス・カヌークラブ・ワイキキ、ココナッツ・ウィリー、ゴードン・ビアーシュ、ジミー・ビュッフェズ・アット・ビーチコマー、ケーズ・レストラン、マーフィーズ・バー&グリル、PFチャンズ、ザ・シャック・ワイキキなどが出店していた。

 さらに2つのステージが設置されてハーブ・オオタ・ジュニアやピリオハのライブなども。これまでブランチ・オン・ザ・ビーチ、サンセット・オン・ザ・ビーチ、ワイキキ・バイ・ムーンライトなどのイベントに参加したけど、ローカルも観光客も…来ている人がみんな楽しんでいて、ハッピー・オーラに溢れているのが最高だ。やっぱりこの時期にハワイに来てよかったと実感!

 写真は上から、1スパム・ジャムを楽しむ人たち、2スパム缶の山と私、3ミニ・スパムバーガーにパクつく私、4ジェニファー・ペリー(中央の女性)&ハーブ・オオタ・ジュニア(向って右)のライブ5.スパムTシャツ&サングラス姿の犬です!

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<第183回>ホノカアボーイ

 遅ればせながら映画『ホノカアボーイ』を観た。これは吉田玲雄さんの著書を映画化したもの。日本人の父とチェコ人の母を持つ玲雄さんは、日本で生まれ育ったが、高校卒業後に渡米、サンフランシスコ大学卒業後にはハワイ島ホノカアのピープルズ・シアターで映写技師として働いていたという。その時の体験を『ホノカアボーイ』として綴った。岡田将生が玲雄さんをイメージした主人公レオを演じている。

 ホノカアはハワイ島北部の町。昔はサトウキビやマカダミアナッツの農園があって栄えたという。ちなみの私はホノカアに行ったことがあるかというと…行ったことがあるような、ないような。歯切れが悪くなってしまうのは、行っていたとしたら5年前にキラウエア火山の溶岩ツアーに行った帰りにヒロからホノカア、パーカー牧場を通ってカイルア・コナまで戻ったんじゃないかという曖昧な記憶しかないからだ。仮に通っていたとしても夜だから町並みは楽しめないし、溶岩の上を歩き疲れて爆睡していたから、行ってないというのが正しいと思う。運転免許を持っていない私たち夫婦はオアフ島でこそザ・バスを駆使してどこへでも行ってしまうが、こういう離島の町になるとお手上げなのだ。

それでも何となく雰囲気が一昨年に行ったヒロの町に似ていたから映画を観ていて懐かしいような感覚になった。舞台となったホノカア・ピープルズ・シアターは1930年に建てられた映画館だが、ヒロにある1925年開館のパレス・シアターを思い出したし、とろけるようなゆったりと時間が流れる空気感が懐かしく思い出された次第だ。どうしても意識が行くのは出演者のファッションであったり、どんなお店があるのだろうかとか、家の場面では家具だったりという細かいところ。そんなところをチェックして「またハワイ島に行きたい!」という気分にさせられた。

 ただしストーリーは映画よりも原作の方が断然いい。ハッキリ言えば、「どうしてこういう台本になっちゃうの?」という感じだ。映画では主人公のレオ、倍賞千恵子が演じるビーさん、レオが憧れるマライアの3人が中心になっているが、原作はもっと人間関係に広がりがある。また、ニック加藤さんには特別出演してほしかったし、原作では存在感が際立っているレオの父親・克幸さんはぜひ欲しいところだった。

 さらに突っ込めば日系の人が多い町とはいえ、みんながペラペラの日本語をしゃべるのは不自然。倍賞千恵子は適役だし、マライア役の長谷川潤も2歳〜14歳までハワイに住んでいたというからロコガールがハマっていたと思うが、レオ役はバイリンガルの俳優の方がよかったのではないか。日本語、英語、ハワイ語が混じり合う映画になっていれば、もっと原作の、ホノカアという町の空気感を出せたんじゃないかと思う。

 と、ついつい辛口になってしまったが、たとえ車がなくてもいつかはホノカアへと思わせてくれる映画であったことは確か。とりあえず島内観光ツアーに参加すれば、テックス・ドライブインという1969年に開業した老舗のドライブインでの食事か、トイレ休憩があるはず。このお店のマラサダ(ポルトガルから伝わった揚げパンのようなスナック)はぜひ食べてみたい。またホノカアにはホテル・ホノカア・クラブというホテルがあるようだ。でも、こういう町にドッと観光客が押し寄せてしまったら、町の空気が損なわれてしまうんじゃないかという気もする。いつか、さり気なくホノカアに行ってみたいなあ…。

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<第182回>レイ・スタンド

 ハワイという言葉で誰もが連想するのがレイ…いわゆるフラワー・レイだろう。時差ボケでホノルル国際空港に到着し、団体出口を抜けるとムームーに身を包んだ女性たちが首にレイをかけてくれる。その甘い匂いで目が覚めて、ハワイに来たことを実感するというのが一昔前のハワイ団体旅行の定番シーンだったように思う。

レイはハワイ伝統の首飾り。はるか昔には魔除けや開運の目的で身に付けたという。本来は植物だけでなく動物の骨や歯、貝などの自然物で作り、自然に敬意を払ってその恩恵のマナ(霊力)を取り込んで感謝するという神聖なものだったようだ。今では歓迎や祝福、愛情を分かち合うために贈り合うアロハ・スピリットの象徴と言っていいかもしれない。

 中には「レイをかけるなんて、いかにも観光客ぽくってダサイよね!」と言う人もいるかもしれないが、私も妻もレイは大好き。本当にマナが体に宿ったような心地よさに包まれるので、照れ臭いという人もダマされたと思ってお試しを!

 で、今回紹介するのはホノルル国際空港にあるレイ・スタンド。私たち夫婦は運転免許を持っていないので、空港に到着するとすぐにタクシーでワイキキに向かうから知らなかったのだが、駐車場の奥にレイ・スタンドがあって、何軒もお店がズラ―ッと並んでいる。

 値段は確か8ドルぐらいから高いもので30ドルぐらいだったかな? ダウンタウンとそんなに変わらずにリーズナブルだし、スペシャルな物はリクエストすればその場で作ってくれるはず。

 なお、レイの作り方は企業秘密ということになっているが、ちゃんとレイを買って「簡単な作り方を教えて!」と頼めば、暇だったら教えてくれちゃう場合もある。

 個人旅行の方はレイ・スタンドでお気に入りのレイを購入して、体にマナを取り込んでからワイキキに向かってはいかが?

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<第181回>美味しいサンデーブランチをどうぞ!

 ハワイに行っていて楽しみなのは日曜日。遊びに行っているんだから毎日が日曜日と同じだが、やっぱり日曜日って特別。いろいろなレストランでサンデーブランチをやっていて、ゆっくりと豪華に食事が楽しめるのだ。

 正直、値段が高くなってしまうが、安いところだってある。今回紹介するパゴダホテル&テラスにあるパゴダ・フローティング・レストランのサンデーブランチは現地の人、メインランドからの観光客に大人気。午前10時から午後2時までがサンデーブランチ・タイムだけど、常に満員で予約なしで入るのはまず無理。2〜3日前から電話=(808)948−8356を入れて予約しておこう。私も以前、前日に電話して「もう予約でいっぱいです」と言われたことがあったっけ。

 このホテルは1966年3月に、日本プロレスに凱旋帰国するはずだったアントニオ猪木がフリー宣言して東京プロレスへの参加を表明するきっかけになったホテルとして、この『ハワイコールズ』の第97回で紹介しているので、ホテルの詳細はそちらを読んでいただくとして、場所はアラモアナ・ショッピングセンターの裏手で、今話題のケアモク・ストリートにすぐ出られる好立地。ドン・キホーテは歩いて2〜3分だし、ウォルマートからも至近距離にある。

 なぜ人気かというと、まずはロケーション。フローティング・レストランの名前通りに日本風の庭園の池に浮いているような形で作られている。そして、もちろんコストパフォーマンスと味。大人23ドル95セント、子供(1歳から10歳)11ドル95セントで、メニューを思いつくままにザッと挙げてもプライムリブ、アラスカン・クラブ・レッグス、海老&野菜のてんぷら、巻き寿司、焼きそば、チキン、魚料理、ポキ、オムレツ・ステーションでの各種卵料理、フレンチ・トースト、ベルギー・ワッフル、ポテト・マカロニ・サラダ、パスタ・サラダなどなど。本当にお腹いっぱいになっちゃうのだ。

 地元のお客さんを見ていたら、おじいちゃんの誕生日にとバースデーケーキを特別に用意してもらっていたりと、ちょっとした記念日、ちょっとした贅沢に利用している感じだった。

 お腹いっぱい食べた後は、庭園を散歩して池の鯉を楽しむのもイイ。

 写真は上から、1プライムリブ&アラスカン・クラブ・レッグスにかぶりつく私。2お皿に盛った寿司、焼きそば、チキン、ポキ3レストランの外観。4ご自慢の鯉がいる池です。

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