<第110回>ミチヨ68歳・初めてのハワイへ!!<PART6>text by 妻チエコ

そのD――Sightseeing bus――  3日目。本日も快晴。朝ごはんはクヒオ通りのペリーズ・スモーギーでビュッフェにする。豪華ではないけれど、そこそこの種類の食べ物から選べるし、リーズナブルなお値段なので、旅行中はたまに来る。

 おかゆ、チャーシュー(というか豚の骨付き肉を焼いたもの。おいしい)などもあるし、オープンエアで、晴れた日は気持ちいい。

 が…、オープンエアということは鳥が来るってこと。叔母ミチヨが一皿におかずを盛って、さあ、もう一皿と席をはずしている間に、すずめ程の大きさの小鳥が、皿の中にスックと立っていた。戻った私が追い払っても、屁のかっぱ、という表情(って、鳥に表情はあるのだろうか…。しかし、そう見えたのだ…)で、おかずをついばんでいる。チリビーンズの濃度のある汁に足をつっこんでいるので、動けなかった…というのもあるかも…。

 その皿は、もったいないけど手をつけられず。席を立つ時は、もうひとりがお皿の番をしなくちゃ。

 今日の観光はバスの中で飲食できないので、ゆっくり多めに食事をし、食後のコーヒーを飲んで、向かうはDFS。今日は個々から島内バス観光へ出発するのだ。行き先は"この木なんの木"があるモアナルナ・ガーデン、ドール・パイナップル・プランテーション、カカアコ・パークだ。途中、車窓からカメハメハ大王像とイオラニ宮殿も見られる。

 初めてのハワイなら、ここを押さえておけばGOODでしょ、というコース。4月からJTBがバス観光に組み込んだそうで、とても人気があるらしい。初日に申し込んでおいて正解。

 昨年、5000万円で購入したという、大きくてキレイな大型バスに満員のお客さんを乗せて11:20出発。運転手兼ガイドのカトウさんの説明を聞きながらバスは走る。

 カトウさんはハワイで暮らして28年(だったかな?)という方。道すがら、あそこにマンゴーの木とか、プルメリアの花とか説明してくれる。ウカウカしていられない。

 モアナルア・ガーデンに到着。オバサマたちが一斉にトイレを目指して小走りになる。もちろん、叔母ミチヨもその一団に入っている。ここからドールまではトイレがないからだ。カトウさんの説明通り、ここのトイレはドアがなかったようだ。「まあ、慣れれば大丈夫ですから…」と言っていたけど???

「この木は、いつもコマーシャルで見てるから知ってるよ。へぇー、これが本物だね」  という叔母ミチヨを撮影。赤い実がついている枝もね。

 ゆっくりする間もなく、今度はドールへ。ここからは道中少し長い。途中でワヒアワの街を通ったが、ここは元軍関係者だけが住む所だったとか。ポウショップ(質屋)、タトゥーショップ(刺青屋)が街並にあるあたり、いかにも、という感じだ。

 さあ、ドールへ到着。まずはパイナップルが生えているところを見なければ。ここには様々な種類のパイナップルが植えられていて、中には赤い色の実もある。切ったら、中は何色なんだろう? 「パイナップルって、こんなふうに生えてるんだねぇ」 「私も最初に見た時はびっくりした。大きな木に生っているかなって思ってたもん」  ホント、初めて見た時は感動すらした。

 パイナップル・ソフトクリームを食べ、おみやげを買い、私は表のテントの店でパパイヤを1個買った。  カカアコ・パークは広々として見晴らしのいい所だ。芝生の上ではロコの家族がピクニック。ハワイの公園でいいな、と思うのは、日本のように"芝生立ち入り禁止"なんてケチクサイことを言わないところ。後で知ったのだが、こ

こには、えひめ丸慰霊碑がある。  そして2:30、DFS着。

 コンドへ戻り、叔母ミチヨはしばしお昼寝。私はプールへ。


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<第109回>ミチヨ68歳・初めてのハワイへ!!<PART5>text by 妻チエコ

そのC――Parade!!――

 ムームー・ファクトリーを出て、アラモアナ・ショッピングセンターに戻った私たちは、ロングス・ドラッグスへ。ここで買うのはノニ。2年前、大病を患った叔母ミチヨに初めてノニのサプリメントを買ったのはインドネシア・バリ島だった。その後、ハワイにもノニのサプリメントがあることを知り、たまに頼まれて買っていたのだ。

 その後、叔母ミチヨはオールド・ネイビー、私はバナナ・リパブリックで買い物を。叔母ミチヨは、ひとりでレジでお金を払い、買い物をした。エライ!!

 さあ、ワイキキへ戻ろう。もう5時半過ぎだ。都合良いことに、ワイキキ・トロリーのピンクラインが止まっている。JCBカードを見せると、連れが3名まで無料で乗れるキャンペーン中だ。よし!(ってナニが、だけど)

 帰りを急いだのは、カラカウア大通りでパレード(27th annual Salute of Youth Parade)があるから。ロイヤル・ハワイアン・バンドも出るらしい。DFSに到着したら大通りにはもうパレードが。急げ! と心で思えども、捻挫なのであった…。

 お目当てのロイヤル・ハワイアン・バンドはもうすでに通り過ぎた後だったけど、ミス・ハワイ(かな?)やマクドナルドのキャラ、ドナルド君、地元高校生のブラスバンドなど、次々にゆるーく行進していくのを見るのは楽しい。アロハでブラスバンド、なんてハワイならではのもの。

 叔母ミチヨは中国獅子舞と写真を撮って満面の笑顔。獅子舞の中はかわいい子供だった。ポーズをとってくれて、ありがとうね。

 パレードの最後は、黄色くて長い長い消防車。
「ああ、孫に見せたら喜ぶねぇ。見せてやりたいねぇ」
 とつぶやく叔母ミチヨ。良いおばあちゃんである。

 その後、軽くて使いやすいバッグが欲しいという叔母ミチヨをレスポート・サックに連れて行く。たくさん入って軽くて、いろいろポケットもついていて…という要望にかなったバッグが見つかって「ワーイ」と思ったら…。

 さあ、レジでお会計という時に、
「これはお客様のものでは…」
 と、店員が叔母ミチヨのバックを持ってきた。オー!! 品定めに夢中になり、新しいバッグを肩にかけた時に、自分のバッグを棚に置き去りにしてしまったのである。 「アア!!」  叔母ミチヨ、叫ぶ。ムンクの叫びのように。私の頭の中ではベートーベンの『運命』が鳴り響く。ここが道端でなくてよかった…。何が入っているのかは知らんが、大切なモノが入っているのであろうバッグ。パスポートはセキュリティボックスに入れてあるが、なくしたら不便であろう、きっと。

 店員にお礼を言って、お気に入りのバッグを持って、さあ、まずはコンドに帰ろう。朝から買い物で荷物もある。普段の生活では買い物のあと、パレードなんてありえないことだから疲れたでしょう。

 一息ついて、夕ごはんへレッツ・ゴー。今日はチャックスへ行こう!! とことこ歩いてチャックス・セラーへ。ところが…。チャックスのウェイトレスが、 「ごめんなさい、今日は出すものがなくなっちゃったんです」  と言うではないか!! えー!!

 すごすごとチャックスをあとにする2人。そっかー、今日のパレードは人手が多かったからねー。ロコもたくさん来てたしねー。団体が来たのかもねー。

 さあ、どうする、我らの夕飯。

 結局、インターナショナル・マーケットプレイスのフードコートで、ヤミー・コリアン・バーベキューのお弁当を買うことにした。ここのお弁当はミニ・サイズがあるので、胃袋の小さい人でもOK。

 叔母ミチヨは白身魚のジョンとブロッコリー、もやしの和えもの。私はプルコギとキャベツ、もやしの辛そうな和えもの。これが、なかなかおいしかった。

 しかし、ハワイに来てから、クルーズは除いて、ベトナム、中華、韓国料理。これが人種のメルティング・ポット、ハワイの食なのかも…。


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<第108回>ミチヨ68歳・初めてのハワイへ!!<PART4>text by 妻チエコ

そのB――Go shopping!――

 ハワイ2日目。快晴。朝ごはんは前夜に買ったペストリーとサービスで置いてあるコーヒー。ペストリーは、閉店間際だったので3個パックで3ドル。非常にチープではあるけれど、けっこうおいしかった。やはり疲れているのか、普段は食べない甘いパンがやけにおいしい。

 叔母ミチヨが持ってきたお茶を淹れる時に自分でできるよう、コーヒーメーカーでお湯を沸かす方法を実演。

 ここで少し時間をもらって、私だけ40分ほどプールへ。今日はショッピングデーだ。

 10:30出発。クヒオ通りに出たら、ちょうどザ・バスが来ていたので、それに乗ることにした。1人2ドル。バスのひもを引っ張るのが降りる合図なんだよ、と説明している間にアラモアナ・ショッピングセンターに到着。

 まずは歩いてウォルマートに向かう。叔母ミチヨがハワイに来る前に
「スーパーマーケットに行ってみたいね」
 と言っていたのでね。私もウォルマートは好き。何を買うわけではなくても、時間があったらのぞきに行きたい所だ。やはり"主婦"だから、日用品を見ているだけでも飽きない。

 入口のそばには、レイのスタンドがあり、
「ねえ、これは本物?」  とびっくりする叔母ミチヨ。色とりどりのレイはとてもキレイだ。

 ウォルマートでタッパー(?)やら、おみやげのぞうり型のペンダント・トップ(これは貝でできていて、とてもかわいかった)などを買っているうちに、お昼時に。

 お昼は筋向いのパンダ・キュイジーヌで点心にしよう。これなら、たくさん食べられない日本人にも量の加減ができていいよね。翡翠ぎょうざやフライド・タロパフ(これはタロイモの中にえびを入れて揚げたもの)、フカヒレしゅうまいなどをいただいた。

 ここでトイレに行った叔母ミチヨ。すぐに戻ってきて、
「ドアが開かないんだけど…」
 と言う。???。そう、ここの建物には他の店も入っていて、トイレはレストランの外にある。ドアは鍵を持っていって開ける仕組みなのであった。

 次はロス・ドレス・フォー・レス。アウトレット店で、サイズが合えばお買い得の衣料や雑貨を扱うお店。そしてアラモアナSCの山側、カピオラニ大通りにある『T&Lムームー・ファクトリー』にGO! 今回、私には、叔母ミチヨとムームーを着て、カクテルを飲みつつ、フラを見る、という構想があったのだ。

 お店に足を踏み入れると…。そこには日本のオバサマ軍団7〜8名ほどが。話をそこはかとなく聞いていると、どうやらフラダンス・サークルの人たちのようだ。

 先生、と呼ばれるご婦人を中心に、ムームー、レイ選びに余念がない。ガイドに日本人の若い女性がついてきていたが、なんか通訳は必要ないのでは…と思うほど、日本語ですべて押し通すオバサマたち。そのパワーは凄まじく、店員さんに、
「いそがしいね」  と声をかけたら、
「チェンジ、チェンジでもう大変よー!!」
 と嘆いていた。

 叔母ミチヨが観察していたところによると、ひとりのオバサマが真っ赤なムームーを試着しようとして、仲間にとめられていたとか。
「また明日ねー!!」
 と、あくまで日本語でしめくくって、元気良く出ていったオバサマたちのあと、シーンとした店内で私と叔母ミチヨは会計をしたのであった。

 Gone with the storm.


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<第107回>ミチヨ68歳・初めてのハワイへ!!<PART3>text by 妻チエコ

そのA――We have a long way to go.――

 クルーズでは、クジラはほんの申し訳程度に「え、いた?」という感じに見えただけだったけれど、
「クジラ、高くなったよねぇ。昔は安かったのにね」
「給食でよくクジラの竜田揚げが出たね」
 などという会話をなごやかにしつつ、下船。そう、静岡では昔、クジラ、イルカなどがよく食卓に上っていたのだ。そこいら辺の魚屋でフツーに売っていたらしい。魚じゃないんだけどね。

 2:30に下船して、OLIOLIトロリーでデューティーフリー(DFSギャラリア・ワイキキ)まで。

 ABCストアに寄ってコーラやジュース、ビール、ラムを買った。この時、レジで「IDを見せて」と言われて、びっくり。もしもの時のためにパスポートのコピーは常にサイフに入れてあるので、それを見せて会計したのだが…。まさか私が21歳以下に見えたわけでは??? だとしたら、かなりうれしいけど…???

 ホテルにはちょうど3時頃に到着。アラワイ運河沿いのアクア・アイランド・コロニーが今回の宿泊場所だ。OLIOLIを使うには、ここがDFSの停留所から近くていいし、ステューディオ・タイプの部屋にも小さな流しと電子レンジ、コーヒーメーカー、包丁、まな板、レンジ可の食器が備えてある。

 プールにジャグジー、サウナ、コンド内にコンビニとコインランドリーもあり、ゴージャスではないけれど、使い勝手が良いと思ったのだ。夫とは3回宿泊しているので、高い階なら眺めが良いことも知っており、それも決め手のひとつだった。

 さて、フロントでカードキーを受け取って部屋へ。30階ダイヤモンドヘッド側、角部屋の隣の部屋のドアを開けると、左にアラワイ運河、そこからゴルフ場、山側の家々。右にはビルの間からではあるが、ダイヤモンドヘッド。その右側にわずかだけれど海も見える。よかったー!!

「眺めがいいねぇ」
 と言う叔母ミチヨをラナイ(ベランダ)で早速カメラに収める。

 その日は疲れていることもあり、無理をしないことに。シャワーを浴びて小休止。夕方からカラカウア大通りを少し歩いて、クヒオ通りのベトナム料理屋で食事をし、明日の朝ごはん用にサンジェルマンでパンを買って帰った。

 夜は、山側の家々に灯りが点り、なかなかキレイな夜景が見える。ほんの少し欠け始めた月が、夜空ににじみながら浮かび、アラワイ運河の水面にその光を帯のように映しだす。

 さあ、ここでラナイでビール&スモーキング、といきたいところだが…。全館禁煙なのである。入口の通り沿いに灰皿が置いてあったのをチェックしていたので、カードキーを持って1階へ。

 おばちゃん、疲れたねぇ。よく眠れるといいねぇ。明日晴れてね、と空にお願いして、長い1日はこれにて終了。


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<第106回>ミチヨ68歳・初めてのハワイへ!!<PART2>text by 妻チエコ

その@――Whale watching――

 ノースウェストでは、アルコール飲料が有料になっていた。去年、お友達のルミちゃんから情報を聞いてはいたけど、まあ、ホントだったのねー。なんか、くやしい。500円か5ドル。もちろん500円で白ワインを1本たのむ。叔母ミチヨはアルコールを飲まなくなって久しい。機内食の牛肉は口に合ったようで安心。

 なぜか機内での免税品販売が4月いっぱいは中止だった。化粧品など、かなりお安く買えたりするので、楽しみだったんだけどね。

 あまり眠れなかった、という叔母ミチヨだが、少しはウトウトできた様子。

 8:30、無事ホノルル着。おお、空いているではないか。入国審査はひとりずつ。英語、大丈夫かな、と思って、説明する間もなく、叔母ミチヨは審査ブースへ突撃。書類はすでに私が機内で記入済みである。入国審査を終えた叔母ミチヨ、
「なんか、あの人は不機嫌だったよ」
 と、英語初体験の感想を。まあ、出てこられたらいいのよ。結果オーライよ。

 ホノルルの天気は上々。 団体出口を出て、ルックJTB『なっ得プライス ハワイ』の4泊6日コースの旅だ。

 荷物を預け、バス乗り場で待つ間に、ほぼ10時間ぶりの一服。中央分離帯に灰皿があって、愛煙家は肩身の狭い者同士、しばしの集いってところ。マッチを貸してあげたりして。ライターの持ち込みは禁止だからね。

 さて、バスはアロハタワーに向けて出発。

JTBを選んだ理由のひとつに説明会の選択肢の多様さがある。慣れない飛行機に長時間乗ってきた年配の人間にとって、1〜2時間もの説明会は苦痛だ、と思ったからだ。以前、他のツアーで説明会場に行った時には、子供が泣き叫び、年よりはぐったりし、係の女性が延々とオプショナル・ツアーとみやげ(着いたばかりだよ!)の説明という、かなりシュールできつい状況だったのだ。静岡からずーっと初めてのことづくしで、疲れているであろう、叔母ミチヨにそんなつらい思いはさせたくない。

 で、オプションで今日のクルーズの予約を。11:30に出発して約3時間のクルーズだ。ホテルは15:00からのチェックインだから、ちょうどいい。4月はクジラも見られるらしい。明後日のドール・パイナップル・プランテーション等のバス観光も予約し、とりあえず景色を見にアロハタワー内を移動。1Fのスタバでコーヒーを飲んでクルーズ受付に。ハワイアン・ビュッフェが1人16ドルで食べられるので、それも申し込んでワッペンを各々貼る。

 今回のツアーでは2回分、オプションを選べる。タダで。うれしい。てもみんマッサージ、アロハタワーでのランチ、シーライフパークへの観光など盛りだくさんの中からクルーズとドール観光を選んだ次第。

 JTBの回し者ではないけれど、OLIOLIトロリーにも乗り放題だし、「JTB、アンタはエライ!!」と言いたい気分。

 さて11:30。クルーズへGO!

 海風が心地好い。

「なんだか全然暑くないねー。気持ちいい」
 と言う叔母ミチヨ。あとで聞いたら、この時、4枚(!)着込んでいたという。

 ランチもロミロミ・サーモン、カルーア・ピッグ、フリフリ・チキンなどあり、想像していたより、おいしかった。
「パパイヤもおいしいよ」
 と果物もすすめる。

 食事のあとはアクティビティ。ハクレイ・メイキングを叔母ミチヨとする。けっこうハマって、腕輪も作ってご満悦。他にフラ、ウクレレのレッスンもあった。

 デッキから景色を見ていると、叔母ミチヨの目が光った。 「あれは何?」
 それはパラセイリング。
「アドバルーンみたいだねぇ」
「おばちゃん、やってみたい?」
 とジョーダンで聞いてみると、
「ウン!」
 という元気のいい返事。「ウッソー!!」そ、それはやめて…。

 クジラは…。スタッフの指差す方を見た時にはもう、しぶきしか見えなかったりして…。ま、景色と天気は最高でよかった。おすすめです。


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<第105回>ミチヨ68歳・初めてのハワイへ!!<PART1>text by 妻チエコ

Prologue――東京駅横断の旅――

叔母ミチヨ(68歳・静岡在住)とハワイに行くことに。初めての海外、2度目の飛行機。時差初体験。数々の不安はある。しかし、行くのだ、ハワイへ! マナを感じにレッツ・ゴー!!

ということで出発当日。静岡駅から叔母ミチヨが電話をしてきた。
「4号車に乗るから」
「え!? 新幹線は何号車なの?」
「それもいるの?」
「だって、何番線に着くかわからなかったら迎えに行けないじゃない」
ガチャン!! しばし後…。
「ひかり○○号だって」
「それじゃあ、ホームで待ってて」
 そう、めったに東京に来ることがない叔母ミチヨを新幹線のホームに迎えにいくことになっていたのだ。ああ、大丈夫か…。私も成田エキスプレスは初めて。いつもは京成スカイライナーで成田まで行くのだ。事前に東京駅まで行って、乗り場を確かめ、地図ももらっておいたけど、まずは2人が無事会えるか…。

 緊張しつつ、東京駅へ。

 16:00、ホームで叔母ミチヨと久々の再会。しかし話している暇はないのである。16:33発の成田エキスプレスに乗らねばならぬのだ。新幹線の改札がある八重洲口から真反対の丸の内口まで、人ごみをかきわけて行くのだ。しかも、実は私、10日前に左足の小指を激しく捻挫しており、足にテーピング、スニーカーをはけないので、ベルクロのマタニティサンダルという足元。

 なぜに、こんなに人がいるのだー!! と心の中で叫びつつ、叔母ミチヨを振り返りつつ、東京駅を横切っていく。頭の中では『ロッキーのテーマ』が鳴り響く。ガッツだぜ! チエコ!

 地下へ地下へと下って成田エキスプレスのホームに辿り着く。ホッ。拳をかかげて叫びたい気分。第一関門クリア。頭の中で『ロッキーのテーマ』が鳴り止んだ…。

 一息つくべく、車内販売のコーヒーを頼む。叔母ミチヨは小型キャリーバッグとナイロンの斜め肩掛けバッグ、そしてなぜかナイロンの手提げを持っている。 「おばちゃん、それ(手提げ)は手で持っていくの? 私のトランクに入るよ」
「ううん、持っていくの。全部いるものだから」  おお、そっかー、いるものかー。なんか軽く一泊旅行できそうな荷物のような。まっ、いっか。

 さて、成田。集合時間より少し早めに着いて、窓際の席が取れたらな、という心づもりだったのに、私が荷物チェックされ、少し焦る。自動チェックインの前には係の女性がいて、手伝ってくれた。窓際は翼の後ろしか空いてなかったけれど、まあ、よろしい。成田の夜景と、ハワイ到着時の島の景色が少しは見せてあげられるだろう。少々残念、と思いきや、翼の先の赤い部分が動いたりするのを見るのも初めてで、けっこうウケちゃって、あら、まあ。ツボはわからないものね。

 少し緊張気味の叔母ミチヨは、
「同体着陸なんてことがあったら、どうしようねぇ。その時はその時、いつ死んでもねぇ」
 なんてことを言っている。縁起でもない。
「飛行機はさあ、自動車よりも安全だと思うよ」
 と、言いつつ搭乗。私はまだ死にたくないので、無事に無事に、と心で祈る。

 さあ、ノースウエスト010便はハワイへと飛び立つ。約7時間のフライトの始まりだ。

 少し風邪気味だという叔母ミチヨ、左足を引きずって早足で歩けない私、のコンビ旅。

 どうなる!?


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<第104回>アロハの精神

 2月に日本スポーツ出版社の代表取締役が逮捕、3月には週刊ゴングが休刊…と、今年に入っていろいろなことがあっただけに、今、私が欲しているのはアロハの精神。早くハワイの優しい空気を体と心にまといたいというのが正直なところだ。

 ハワイの人は皆、優しい笑顔で「アローハ!」と挨拶する。ハローみたいなものだが、このアロハ=ALOHAには深い意味があるという。

A Akahai e na Hawai'i=ハワイの人々よ、思いやりを持って
L Lokahi a kulike=共に助け合いましょう
O Olu'olu ka mana'o=明るい方向に想いを向けて
H Ha'aha'a kou kulana=謙虚に慎み深く
A ahonui a lanakila=辛抱強く続けると勝利が訪れます


思いやりを持って助け合い、前向きに物事を考えると同時に謙虚さを忘れず、根気よく取り組む。本当に深くていい言葉だと思う。

 ちなみにハワイの人が使う英語の中で一般的なっているハワイ語はアロハの他にもマハロ=ありがとう、カマアイナ=地元の人、カーネ=男、ワヒネ=女、ケイキ=子供、ラナイ=ベランダ、ププ=スナック、マカイ=海側、マウカ=山側、オノ=美味しい、ホロホロ=散歩、パニオロ=ハワイのカウボーイなどがある。

 古くから日本人が移住していることから、ハワイ語になっている日本語も多く、ムスビ(おむすび)、ショーユ(ソイソースと言わなくていい)、ベントー(弁当)、ゾウリ(ビーチサンダル)、オバケ(お化け)などは一般的に通じるはず。その他、バアチャン(日系人のおばあちゃん)、ベンジョ(トイレ)、ダイコン・レッグス(大根足)などもローカルが使う言葉だとか。

 とにかく…早くハワイに行きたい!


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<第103回>ハワイな食卓・その2<ロコモコ>

 実を言うと今、妻チエコは静岡の叔母とハワイに行っている。ひとり残された私はハワイに行きたい病と食糧難という二重苦と戦っているのである。そこで、この2つを一気に解決とばかりにハワイアン・フードに自ら挑戦だ!

 ということで、今回紹介するのはロコモコ。ゴハンの上にハンバーグと目玉焼きを乗せ、そこにグレイビーソースをかけて、さらに醤油をかけてぐっちゃ混ぜにして食べるのがロコ・スタイル。ロコ=ローカル、モコ=混ぜるの2つの言葉が合わさって出来た料理なのだ。日本の丼物と洋食の出会い…まさにハワイ! 1949年にハワイ島のヒロにあるリンカーン・グリルというレストランでイノウエなる人物が創始者と言われるが、真偽の程はわからない。ただ、日系人が多いヒロが発祥の地というのは本当のようだ。

 いざ、クッキング。といっても私が作れる料理は市販のルーを使ったクリームシチューとハヤシライスだけ。ハンバーグなど作れるわけがない。そこで用意したのがイシイのチキンハンバーグ。これを沸騰したお湯につけて5分待つだけ。目玉焼きぐらいは作れるから…ほら、写真の通り出来上がり。メタボも何のその、Wバーグに2個目玉だ。

 本場ハワイでは、大抵のファーストフード店で食べられるし、ファミリー・レストランにもある。アラモアナ・ショッピングセンター1階のマカイ・マーケット・フードコートにあるアラモアナ・ポイ・ボウルでテイクアウトしてアラモアナ・ビーチで食すのもイイ。アラモアナ・ショッピングセンターの山の手側ケアモク・ストリート沿いのリケリケ・ドライブインのロコモコはラーメン丼で出てくるボリューム。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ前のワイラナ・コーヒーハウスのロコモコもボリュームがあった。

 さあ、料理が苦手な諸君、インスタント・ロコモコを作ろう!


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<第102回>伝説のショウ

 ハワイの流れは早い。いつの間にか無くなってしまったものもある。そんな中で「観ておいてよかった!」と思うのがコダック・フラショウだ。

 コダック・フラショウは1937年3月7日〜2002年9月26日まで観光客を相手に65年半も続いた伝統的なショウ。コダック社が契約したロイヤル・ハワイアン・ガールズ・グリークラブのダンサーが踊っていたが、メエ・アケオ・ブラウンさん、デルフィン・リッカードさんは61年間もダンサーをやっていたというし、親子代々でダンサーをやっていたファミリーもいるという。

 私がこのコダック・フラショウを観に行ったのは2001年6月。カピオラニ・パークのワイキキ・シェルという屋外の会場で火、水、木曜日の午前10時から11時15分まで行なわれていた。フラダンスあり、司会者の軽妙なトークあり、観客が踊るコーナーがあり、最後はダンサーと記念写真。サンドイッチなどを持ち込んでピクニック気分で楽しめる気軽なショウだった。

 1999年6月30日にコダック社がスポンサーを降り、同年7月からホーガン・ファウンデーションがスポンサーになって継続。私が観に行った頃はコダック・フラショウではなく、正式にはブリーザント・ハワイ・フラショウに名称が変わっていた。

 2006年3月からはワイキキ・シェルの隣でサウス・パシフィック・カルチャーセンターがオープンして昼は無料でポリネシアンのカルチャー体験が出来、夜はビュッフェ・ディナー付のルアウ&ポリネシアン・ショウを観ることができるとか。こちらはまだ行っていないが、次の機会には覗いてみたいと思う。

 写真は2001年6月に行った時の写真です。


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<第101回>ハワイな食卓・その1<スパムむすび>

 今回は料理ということで妻チエコにバトンタッチ。以下はチエコのクッキング・スクールです。よろしく!

 ハワイに必ずあるスパムむすび。これがなかなか美味い! ハワイ本を読むと各コンビニ、それからゴルフ場などで、それぞれ工夫を凝らしたスパムむすびを作っているらしい。そこで今回は我が家で作るスパムむすびをご紹介。といっても、すごく簡単なんですけどね。

 まずスパムを切る。ウチでは一缶を8切にします。これをテフロン加工のフライパンに油をしかずに焼きます。中火ね。両面、こんがり焼目がついたら、砂糖を少々、醤油を一たらし加えてテリヤキ風に。

 ラップの対角線上に海苔を置きます。ウチでは1枚を1/3に切って使っています。その海苔の上にスパムむすびメーカーの枠を置き、御飯を詰めます。ボリュームたっぷりがお好きな方は枠いっぱいに詰めてもよろしいかと思いますが、我が家では一応カロリーを考えて1/3くらいの高さに。

 その上に焼いたスパムを乗せ、スパムむすびメーカーの蓋(?)というか、押し板でギュッと押す。枠を外して海苔とラップで包み、軽く手で握って出来上がり。簡単でしょ!?

 これ、花見の弁当に持って行くと、大好評です。バリエーションは、スパムと御飯の間にチーズや薄く焼いた卵焼きを挟んだりして。

 バリエーションといえば、スパムもいろいろな種類がありまして、写真は『ホット&スパイシー』『スパム・ライト』『ターキー』の3種類カロリーは8切にしたときの1切分で『ホット&スパイシー』が135Kcal、『スパム・ライト』が82Kcal、『ターキー』が60Kcal。

 オサノ氏は『ホット&スパイシー』が好きなんだけど、体のことを考えて、なるべく『スパム・ライト』を使っています。塩分と脂肪分も低いし。メタボ対策ね。

『ターキー』はサッパリし過ぎていて、スパムむすびには向かないかも。ホットサンドイッチを作る時に、チーズと一緒に挟んだり、チャーハンに入れたりして食べています。

 このスパム、ハワイのスーパーでは2ドルくらい。まさに庶民の缶詰なんだけど、日本では高い! お洒落なスーパーの棚では600円以上の値段が付いて、高級缶詰に変身しております。「カニ缶かよ!」ってツッコミたくなるわ。

 で、私はいつもアメ横で購入。3缶1200円で買えます。以前はハワイに行くたびに5〜6個買って帰っていたんだけど、今は肉モノは持って帰れませんからね。そういえば以前、荷物に金属探知機が反応して「何事?」って思ったら、セールで買ったスパム10個(!!)がスーツケースに入っていたのでした。それを見た女性係員が怪訝な顔をするので「日本では1缶5ドルくらいするのよー」と言ったら「ウチの近所のスーパー(名前は忘れました)では1ドル59セントよ!」と、にこやかに教えてくれました。いいな〜。

 そしてスパムむすびメーカーですが、これはスーパーマーケットで買えます。アラモアナ・ショッピングセンターにあるフードランドとか、ケアモク・ストリート沿いにあるウォルマートでも見かけました。2ドル弱だったような…。記憶があいまいでごめんなさい。

 また、毎年4月の末頃には『ワイキキ・スパム・ジャム』なるイベントが行なわれているらしく、今年は4月29日にカラカウア・アベニューで開催されるとのこと。スパム料理のブースやコンサート、グッズの販売などなど楽しそう! いつか行ってみたいなと思っておりますが、時期がGW中なので、我が家ではムリかも〜。残念!!

 写真は上からスパム3種、缶の裏面に載っている簡単な作り方、スパムむすびメーカーを使って作っているところ、出来上がりです。



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