あえてゼロ年代!

プロレス名勝負_表1_1.jpg
 6月3日(月)に徳間書店から週刊アサヒ芸能増刊として発売された『ゼロ年代平成プロレス100大名勝負』。私は名勝負100のセレクト、巻頭の『至高のベストバウト10』の全10試合の執筆、『バトルコラム』全5本の執筆、そして巻末の三田佐代子さんとの対談という形で関わった。
 この数年、昭和のプロレスが注目され、私自身が主戦場としている『Gスピリッツ』も昭和のプロレスがメインになっているが、この本にはアントニオ猪木もジャイアント馬場も登場しない。ゼロ年代…つまり2000年以降に絞った名勝負集なのだ。日本プロレス界は99年1・4東京ドームにおける橋本真也vs小川直也で新日本最強伝説が崩壊したところから暗い闇に突入する。ゼロ年代半ばまでは混迷の時代だった。だが、暗い闇のなかで懸命にもがいたからこそ今の時代があるし、当時を振り返ってみると、結構、興味深い戦いが実現している。その当時の希望の光が今、新たな時代を照らそうとしているのである。そうした想いでページをめくってもらえたら幸いだ。私自身が育った昭和のプロレスは素晴らしかった。でも平成の、それもゼロ年代のプロレスも面白い!

「あえてゼロ年代!」への3件のフィードバック

  1.  TV放送が新日本以外は皆無といっていいほどのこの平成時代にアサヒ芸能さんやってくれましね。出版して大丈夫か?というほどのギャンブル性が高い!編集部の中にプロレスが好きな方がいるのでしょうね。一般の方が映像をほとんどの方が見ることのできない試合をライター各位の情熱にかかってますね!可能ならばこれら試合をダイジェストでも構わないから映像元の壁を越えDVD化し販売してほしいですね。アサヒ芸能販売元の徳間書店ならできそうな気がしますし、お願いしたい。

  2. 読みました! スカっと楽しめる、プロレスの「おもちゃ箱」のような楽しすぎるムックですね。これは永久保存版かと。
    最初の「至高のベストバウト10」からシビれました。話題やシチュエーション重視の「プロレス大賞」なんかにも価値があるが、それらとは違う、純粋にプロレスとしての価値がやっぱり、やっぱりある。山ほど名勝負があるけれど、苦心されたであろう果ての小佐野さんの御選択に、なるほど!と膝を打たずにはおれませんでした。
    今後数年のプロレス界は、発展途上の怪物、中邑真輔、諏訪魔、潮崎豪次第、というところでしょうか。
    ただ、どうしても、ジュニアの試合は割を食ってしまう気がします。こうして並べると。ヘビーと比べるときに、2009年2月6日の丸藤正道vsカズ・ハヤシをはじめとして、どうしても100点満点から15~30点減らされてしまっている感じがしてしまいますね。「できて当たり前」扱いと言いますか。
    通しで見ると、1つ1つの試合解説の中には、なんだか尻切れトンボ気味だったり、タイトルと中身があっていなかったりする残念なものも紛れてもいると思います。でも、全体としては、いまのプロレスを、ありうる限り客観的にきちんと評価してその面白さも「分析的」に示してくれた、類書に希に見る名著と思いました。

  3. ハッスルの扱いがどうなっているのかが気になっていたのですが、前身にあたるW-1までも取り上げて下さっていたのが嬉しかったです。
    ハッスルについては、2007年の大晦日ハッスル祭りもエポックだったと思います。もっとも、あそこまで行くとさすがにプロレスとは呼べませんが、そこがハッスルのハッスルたる所以とも言えるわけで。そういう意味では、キング・RIKIの仕切るハッスルも見てみたかった。竹内力さんが単なるお飾りに留まることなく、映画の世界で生きてきたノウハウをハッスルの世界に入れていくことで、また新しいものが生まれたかも知れないから…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です