ハンセンが語ってくれた!

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 実は全日本の3・17両国決戦の翌日から3年ぶりにマレーシアのランカウイ島に行っていたため、Gスピリッツ第27号を手にしたのは発売日の昨日。自分が書いた記事が載っている本のページをめくるのは何年経っても嬉しいし、新しい本の匂いもワクワクする。この感覚はいつまでも持ち続けたいものだ。
 さて今号の特集はスタン・ハンセン。ハンセンは、私にとっては苦手な外国人選手だった。高校生のファン時代には記念写真も撮ってもらったし、新日本時代は気軽に取材に協力してくれる選手だった。全日本に移籍した時には羽田空港来日から密着取材をするなど、良好な関係だった。それが悪化したのは全日本が日本人対決主流になってから。長州らのジャパン・プロレスが参戦してきてからハンセンは少しずつ不機嫌&無愛想になり、87年の天龍革命勃発によって鶴龍対決が中心になってからは常にピリピリしていて腫れ物に触るように接するしかなかった。「お前らは日本人だけ取材してろ!」と拒絶されたこともあったし、天龍と龍艦砲を結成していた時も、まずハンセンに敬意を示して挨拶してからでないと控室にも入れなかった。
 引退後はサムライTVの対談番組『Versus』で小橋建太や髙山善廣との顔合わせで進行役を務めさせてもらって、昔と違って随分と穏やかになったことを実感していたが、今回のインタビューでは1900年の祖父母のアメリカ移民の話から始まって、新人時代にベテランのバディ・コルトに教えてもらった大切なことや日本の各時代での自分の在り方、独自のプロレス論、サイコロジー…人間ジョン・スタンレー・ハンセン・ジュニアとして、プロレスラーのスタン・ハンセンとして丁寧に語ってくれた。テディ・ペルクさんが通訳してくれたが、私のつたない英語にも「ユーの英語はジャンボ(鶴田)並みだな」と笑いながら耳を傾けてくれた。取材は2時間を越えたが「年寄りの長話を聞いてくれて、こちらこそ楽しかったよ」と言ってくれた。長年接していて、初めて素顔に接した気がした。メチャクチャなようでいて、実は熟考の末に自分なりのワイルドスタイルを完成させていたハンセン。ぜひ、じっくりと読んでいただきたいと思う。
 掲載している写真は高校時代以来、三十何年かぶりに撮ってもらったツーショットです。

「ハンセンが語ってくれた!」への2件のフィードバック

  1. 札幌は明日発売なので楽しみにしてます。バディ・コルト(意外な懐かしい名前!)に教えてもらった大切な事とはなんだろう。
    良かったら高校時代のツーショットの写真もUPしてくださいよ。

  2. 最初オックス・ベーカーに学んだことはないと言っておいて、「カウボーイ・ギミックをもっとアピールしろと言ってくれたのがベーカーだったな」と訂正するハンセン、なんかかわいらしかったです(笑)
    ブロディの死、選手の離脱など大変なことがあるたびに自分にチャンスがやってくることにハンセンが何とも言えない気持ちを抱いていたというのもグッときました。
    しかし天龍さんと渕さんの記憶力はいつもすごいと思います。
    明確に覚えていますし、そのときの光景が思い浮かぶくらい具体的にお話しになりますよね。
    いつも驚かされます。
    あとテリーが良い意味で相変わらずで嬉しかったです!
    今回も読みごたえがありました。
    次号も期待しております!
    次号の特集も気になりますがマッハ隼人さんの続きが待ち遠しいです!

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