全日本の三羽烏と新・三羽烏

大仁田&渕_1.JPG
北原&菊地_1.JPG
(C)神谷繁美
 本日発売のGスピリッツ第25号を手に取っていただけただろうか? 今日は大仁田厚×渕正信、菊地毅×北原光騎の2つの対談について書こうと思う。大仁田と渕は74年4月にデビューした全日本生え抜き一期生同士。この2人に87年11月の南アフリカ航空機事故で亡くなったハル薗田さんを加えた3人は『三羽烏』と呼ばれた。菊地と北原は薗田さんが亡くなった87年に入門した同期。この2人に小橋建太を加えた3人は『新・三羽烏』と呼ばれた。本当なら小橋にも加わってほしかったのだが、小橋は欠場中の身。普通のテレビ番組には出演している小橋だが、かつての同期と専門誌で会う以上はリングに上がっているバリバリの小橋建太でいたいという本人の気持ちを尊重した。
 今回の全日本特集には『毒あり笑いあり新事実あり!流転の王道40年を読む』というサブタイトルが付けられているが、同じ釜を食った同期生が顔を合わすと、まさに毒あり笑いあり新事実あり! それぞれの対談を取材していて、世田谷区砧の旧・全日本合宿所の応接間で雑談しているような感覚に襲われた。
大仁田と渕、菊地と北原の両同期生方に共通しているのは、エリートではなく一介の新弟子として入門してきた叩き上げであること。彼らが若手時代の全日本はトップに入るエリート組と、それを盛りたてる叩き上げ組にキッチリと分かれていたから、若き日の彼らが時に将来に不安を覚えたり、絶望した話にはホロッとくるものがあった。この2つの対談から、彼らの楽しくもほろ苦い青春を感じ取ってもらえたら幸いだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です