菊池孝さんの遺作です

馬場ムック第5号_1.jpg
 5月11日に創刊された小学館のDVD付きマガジン『ジャイアント馬場 甦る16文キック』は明日9月14日発売の第5号で完結する。この最終巻のDVDに収録されているのは、馬場が「俺の生涯のベストバウト」と言っていた1967年8月14日の大阪球場におけるジン・キニスキーとのインターナショナル・ヘビー級選手権、73年10月9日の蔵前国技館におけるザ・ファンクスvs馬場&鶴田友美のインターナショナル・タッグ選手権の2試合だ。
 そして、この1冊は9月1日にお亡くなりになった菊池孝さんの遺作でもある。菊池さんが緊急入院されたのは、入稿を終えた3日後の8月8日だった。マガジン編の連載記事『ジャイアント馬場の足跡』は全日本旗揚げから馬場さんが亡くなるまでをまとめあげ、馬場vsキニスキーの解説は、試合そのものだけでなく背景や当時の日本マット界の事情、世相も織り交ぜた読み応えあるものだし、ジン・キニスキーのプロフィールもエピソードを交え、記録だけでなく人柄が伝わってくる。決して体調がいいとは言えない状態での執筆だったはずだが、そのクォリティー、魂のこもった原稿からは改めて菊池孝というプロレス評論家の実力、年輪、凄みを知らされた。
 この『ジャイアント馬場 甦る16文キック』は馬場元子さん監修のもと、菊池さんの総合プロデュースによって私も参加させていただきました。また1959年の日本プロレス『第1回ワールド大リーグ戦』から45年近くリングサイドで写真を撮り続け、プロレス・カメラマンの大御所として知られた故・木村盛綱さんの写真が多数使用されたことも嬉しいことでした。このような機会をくださった元子さん、菊池さん、カメラマンの山内猛さん、そして編集人の小学館・小林信一郎さん、ありがとうございました。
 最後に、多くの方に菊池さんの遺作を読んでいただきたいと思います。菊池さんの記事を呼んだ上で馬場vsキニスキーの映像を観たら…きっと、あの時代に思わずタイムスリップするはずです。

「菊池孝さんの遺作です」への2件のフィードバック

  1. 二つの試合とも後追いですが以前見ました。
    馬場・鶴田vsファンクス、私が好きなシーンはジャンボがジャーマンで一本取る直前、馬場さんがものすごい打点の高い32文ロケット砲をテリーに叩き込んでますよね?
    当時の馬場さんにとって決め技。
    それを打った上でジャンボにタッチしている。
    ここに師弟愛みたいのを感じました。
    ジャンボもドロップキックを叩き込みますがこれまたすごい一発。
    あのドロップキック連発にしびれました。
    菊池さんの遺作…
    亡くなったのが信じられません…
    自分のブログにも昔のプロレス書籍のことを書きましたが私のプロレスの先生だったんだなと切に感じました。

  2. この第5巻のキニスキー戦というのは本放送で放送時間切れのため翌週に放送した時のものでしょうか?清水アナウンサーが最後まで放送できなかったので翌週放送でお詫びを行い「問い合わせが多いため続きを含め放送します」といってたのを記憶しています。馬場選手の過去の試合は猪木と違って販売されてる映像は限られてるのでDVDシリーズの続編があるならばリクエストを中心にお願いしたいなあ。日本テレビにはかなりの映像が残ってるはずですからね。
     さて小佐野さんそろそろGスピリッツの予告お願いしますよ。
     今後の発売としては個人的には日本プロレス時の特集と新日本を中心にした道場論をお願いしたいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です