あれから17年

 今日1月17日は阪神大震災から丸17年となる。17年前…震災22日後の1995年1月19日、私は大阪に赴いた。全日本プロレスの大阪府立体育会館大会を取材するためである。当時の私は週刊ゴングの編集長。東京を留守にしている間に会社や他の編集部員と連絡が取れなくなると困るので、東京駅に行く前に秋葉原で途中下車し、初めて携帯電話を買った。当時の携帯はゴロンとして、ポケットに入れるにはちょっと辛い大きさ。アナログ式で、通話の際にはアンテナを伸ばさなければいけなかった。
 去年の東日本大震災直後の全日本の両国国技館大会同様に、この時の大阪大会開催についても賛否両論が起こったが、会場には5600人(満員)のお客さんが詰めかけてプロレスを楽しんだ。馬場さんはこの日出場した全選手のファイトマネー全額を被災地に寄付することを決定、グッズ売り場には義援金箱も設置された。そしてメインでは三冠ヘビー級王者・川田利明と小橋建太(当時は健太)が60分フルタイムの激闘。2人が発したリング上からのメッセージは会場に駆けつけた観客に確かに届いていた。試合後にはゼンニッポン・コールが起こり、川田と小橋が控室に戻るまで拍手が鳴りやまなかったことを記憶している。
 私は編集後記で「“プロレスは人々に夢と希望、勇気を与えるものである”という原点を思い出せてくれた両選手、そして興行開催の英断を下したジャイアント馬場に感謝したい気持ちだ」と書いた。
あれから17年、プロレスは人々に元気を届けるという使命をちゃんと担っていると思う。来たる2月19日には東日本大震災復興支援チャリティープロレス『ALL TOGETHER』第2弾が仙台サンプラザホールで開催される。

「あれから17年」への1件のフィードバック

  1. 改めて犠牲者の方のご冥福をお祈りし、被害にあわれた方へお見舞い申し上げます…

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