常在戦場

 昨日は銀座ブロッサムホールで『2011年度プロレス大賞授賞式』。これまではパーティー形式で行われていたが、今回は一般のファンも招待してのステージ上での受賞式、その後に関係者のパーティーという形になった。受賞式=ファンが見るイベントとなれば、これまでと違うのは当然のこと。ベストバウト賞では矢野通が司会のテレビ朝日・野上慎平アナに悪態をつき、欠席と思われた飯塚高史が私服姿で客席からステージに駆け上がって野上アナを急襲…というアクシデント。またMVPの棚橋弘至がエアギターに「愛してま~す!」も炸裂。その他、関本&岡林がアスコットタイでキメていたのがお洒落だったし、ゆずポンのゆず色の振り袖も可愛かった。
 さて、厳しい表情を崩さなかったのが武藤敬司だ。受賞式は前述のような感じで新日本主役の感は否めなかったし、全日本からの受賞者は武藤のみ。真田聖也&征矢学からアジア・タッグ王座を奪った関本&岡林が最優秀タッグチーム賞、諏訪魔から三冠王座を奪った秋山準が殊勲賞、チャンピオン・カーニバルに優勝した永田裕志が敢闘賞…全日本の会長という立場からすれば、それだけ影響力があったという意味では「してやったり」の気持ちもあるだろうが、やはり選手の立場としたら屈辱なのだ。
 ちなみに48歳8ヵ月でのベストバウト受賞は天龍の49歳3ヵ月に次ぐ記録(天龍の記録は99年5月3日、福岡国際センターで武藤に挑戦したIWGP戦)であり「若さだけではなく、体力だけではなく…そういうのを証明できたかな」と胸を張った。2011年は武藤敬司としては11試合しかしていないが「今年はもう少し多くなるかも。毎回ベストバウト狙いだよ。上がる以上はコンディションを作らないとね。ただ、単発の出樹だから本線の流れを邪魔したくないっていうのもあるよ」。
 昨年秋以降、秋山の三冠王座への色気を口にしていたが「ベルトが全部外に出てる上京だからTPOが揃えば、自ら獲りに行かざるを得ないよな。今年試合数が増えているのはその時のための準備? いや、いつだって準備はしてるよ。今日だって練習してから来たしさ。船木誠勝が好きだった言葉…常在戦場だよ」
 流出してしまったベルトを取り戻す戦い、そして『TEAMビチっと!』『GET WILD』『チーム・ディストラクション』『STACK OF ARMS』による内部のイデオロギー闘争…こうした中に武藤がどんなスタンスで参入するのか。世代交代が進む全日本にあって、これから2~3年がプロレスラーとしての最後の勝負になるはずだ。

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