らしさ爆発!猛牛祭

 昨日は後楽園ホールで天山広吉のデビュー20周年記念興行『猛牛祭』。涙あり、笑いありの本当に楽しい祭りになった。メインでは天山&蝶野正洋&ヒロ斉藤の狼群団が再結成されて、天山と同じ90年入門の西村修、金本浩二、2年後輩の大谷晋二郎のトリオと対戦。狼群団の再結成もさることながら、こうした場があったからこそ、かつて新日本ジュニアを牽引した金本&大谷のコンビを久々に見ることが出来たし、ヒロと西村の無我以来の再会も実現した。
 感激屋の天山は試合開始早々から感極まってウルウル。序盤のヒロvs西村をコーナーから見守る天山は明らかに泣いていた。だが、蝶野が記者会見で「昔と同じように天山にほとんど頑張ってもらいます」と言っていた通りに感慨に浸る暇はなし。試合後に「蝶野さんとヒロさんにもうちょっと助けてもらいたかった(苦笑)」とぼやくほど、天山の出ずっぱりの展開になったのだ。西村&金本&大谷に3人掛かりのストンピングを浴び、場外戦では乱入してきた飯塚高史に痛めつけられ、味方のはずの蝶野のヤクザキック、ヒロのセントーンを浴びてしまうという災難に。最初から最後までカッコよくとはいかないのが天山の運命だ。
 でも、最後は最高にカッコよかった。ドイツ武者修行時代にセーフティマットのないキャンバスに何度も自爆を重ねながら習得したムーンサルト・プレスを久々に決めたのである。20周年を機にさらに上を目指す天山にとって、このムーンサルトは大きな一歩になった。
 試合後は前述のような蝶野&ヒロへのぼやき、興行を手伝ってくれなかった(?)理恵夫人へのぼやきで報道陣を笑わせてくれたが「こんな俺なんかに声援を送ってくれる限りはもっともっと頑張らなあかん。どんなことがあろうと、お客さんに応援してもらえる以上は期待に応えたいと思います。最高の1日を迎えることができました。本当にありがとうございました」と涙声に。ただし、最後は興行主催者の顔になって「すみません、これ以上、長くなると(後楽園ホールの)延長料金がかかるんで。ちょっとヤバイかもしれないんで、撤収でお願いします(苦笑)」。
 人をジーンとさせるのも、笑わせるのも、どちらも天山広吉。まさに、らしさ爆発の1日だった。

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