伊東と石川を支えたもの

 今日は一昨日の大日本プロレスの後楽園大会について。登坂統括部長は「今年初めての札止めです」と顔をほころばせていたが、本当にお客さんがよく入った。2階のバルコニーにも人が溢れんばかりで、増席した上でのまさしく超満員札止め。こういう光景を見ると幸せな気分になる。
 一体、何がファンを惹きつけるのか。客席からビンビン感じるのは期待感と「楽しんでやろう!」という気持ちだ。お笑い系あり、ストロング系あり、そしてデスマッチ…楽しめる要素がたくさんある。この日のメインは伊東竜二に石川修司が挑戦したデスマッチ・ヘビー級選手権。蛍光灯、ガラスボード、画鋲のデスマッチ3大アイテムを使った豪華版である。画鋲3万個をファンから募集したところ、何と49205個集まったという。「正直、今のウチは画鋲を揃えるのに金銭的に四苦八苦という状況ではありませんけど、ファン参加型の団体でありたい」とは登坂氏の言葉だ。
 集まった満員のお客さんは凄惨なシーンを観に来ているのではない。少しはそれもあるかもしれないが、極限状態の中で戦う選手の心意気、そして戦いを乗り越えた先にあるドラマに惹かれているのだと思う。果たして、伊東も石川もデスマッチ3大アイテムに埋没しない心技体をリング上で表現してくれた。アイテムがなくても圧倒的な強さを見せつけた石川と、それをハネのけて勝利した伊東。どちらも素晴らしかった。
「今までプロレスをやってきた中で一番しんどかった。でも、こんなにもファンの人たちに支えられているんだなと改めて思いました。つくづくプロレスはひとりではできないと思いました。相手がいて、お客さんがいて、それで試合は成り立っているんですよ」という伊東の言葉、「お客さんの声援がなければ戦えなかったかも」という石川の言葉はどちらも本音。大日本のハードなデスマッチを支えているのはお客さんである。だから伊東は言う。「これからも血を流し続けます」と。

「伊東と石川を支えたもの」への1件のフィードバック

  1. 身体を張って試合して、おまけに、ファンサービスも良いから、当然、人気が出て当たり前だと…
    本当にファンを大切にしてくれるし、デスマッチをはじめ、試合も魅せてくれる…
    最高だと思います…
    他の団体に足らない物が、ここにはあります!!

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