方舟は荒波の中で…

 9・26日本武道館でGHC王者・杉浦が「三沢さんのいない武道館は物足りないですか!? 小橋さん、秋山さんが欠場でいない武道館は物足りないですか!? 俺はこういうものとも戦っています」とマイクで心の叫びを口にして以来、ノアの周辺は騒がしい。現在発売中の週刊プロレスにも杉浦の本音のインタビューが載っている。
 昨年の地上波放映打ち切り、象徴である三沢光晴の急逝を乗り越えて今年の夏に創立10周年を迎えたノア。だが、新しい時代を呼び込むには、まだまだ課題は山積みだし、危機感は消えていないというのが現状だ。
 そんな中で10月15日に『第4回日テレ杯争奪ジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦』が開幕した。参加10チームの内、6チームが外部からの参戦。これは新鮮でいいことだと思う。また、DDTのヤスウラノや大阪プロレスの小峠&原田の桃の青春タッグ、みちのくの剣舞などが多くのファンに見てもらえるのも私としては嬉しい限り。
 しかし純粋にリング上を見ると、ノア所属チームが1勝もしていないというのはノア・ファンにとっては危機感をさらに募らせるものだろう。開幕戦では小川&鼓太郎がDDTのディック東郷&ウラノに、昨日のディファでは金丸&平柳が大阪プロレスの桃の青春タッグに、KENTA&青木がROHのストロング&エドワーズに敗れてしまった。辛うじて石森&マルビンが開幕戦で健介オフィスの中嶋&梶原と引き分けているというのが現実である。丸藤はIWGPジュニア王者だった今年上半期に「ノア・ジュニアが最強です」と胸を張っていたが、そうも言っていられない状況になってしまったのだ。丸藤不在の今、残りのジュニア戦士がこれからどう盛り返していくか…このタッグリーグ戦は本当に重要だ。
 タッグリーグ戦以外の動きとしては、昨日のディファでDISOBEYに袋叩きにされる小川&鼓太郎を潮﨑が救出するという場面があった。潮﨑と小川&鼓太郎はプライベートでも仲がいい3人。潮﨑は「体が勝手に動いただけ」として、今後については言及を避けたものの、本格的に合体すれば構図が変わってくる。
 10周年の区切りをつけてなお、方舟は荒波を航海中。選手とフロントが一体となり、ファンの後押しを得ていくというのは大前提として…その舵を取るのは誰なのか? まずは12月5日、日本武道館までの航路を注視したい。

「方舟は荒波の中で…」への1件のフィードバック

  1. 前回の名古屋に行きました..
    8割強の入りって感じでしたが..
    面白かったですよ!!欠場選手が多い中、よくやってると思います..
    欠場選手が多いなら、それなりにファンサービスを残りの選手でやるとか、何かで来てくれたファンに対して御礼じゃないけど…
    ドラゲーがインフルエンザでエースクラスが不在の時、試合後、全選手がお見送りしてました..
    サインも写真もOKでしたし…
    そうやってファン、一人一人を大切にする姿勢が必要だと思います..武道館では無理ですが…
    地方や後楽園とかでやれば良いかなと思います..

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