もう一度…アントニオ猪木!

 9月8日にGスピリッツの『SPECIAL EDITION vol.1』として『アントニオ猪木』が発売になった。私はこの本に関しては、元・テレビ朝日アナウンサーの舟橋慶一氏のインタビューだけしか担当していないため、ほとんど読者と同じ。編集部から本が送られてきて、初めてその全容を知った。
 実は9月下旬発売のGスピリッツ第17号の原稿の締め切りに追われていて、ほとんど読めていない状態(苦笑)。でも、証言者にプロレスラーがひとりも登場していないというのが、まず斬新だ。そして巻頭の31ページにわたる元・東京スポーツ編集局長の櫻井康雄氏のロング・インタビューは圧巻。櫻井さんは私の子供の頃からの猪木の語り部。ゴングが月刊誌時代、私は櫻井さんの原稿取りの係だったが、原稿をいただきに行くたびに猪木の闘いのロマンを聞かせていただいた。改めて、櫻井さんはアントニオ猪木についての第一人者だと思う。
 そして、まだ読めていないのだが、興味をそそられたのは猪木家の人々へのインタビュー。猪木の異母兄弟で猪木家の最年長者・康郎氏、三女で猪木の姉にあたる東野京さん、猪木のすぐ下の弟になる七男(猪木は六男)の啓介氏、啓介氏の愛娘で猪木の姪となるファニー猪木さんという凄いメンバーなのだ。啓介さんには高校時代に新日本プロレスのファンクラブをやっていた時にお世話になったことを思い出して、写真を見るだけで懐かしかった。
 ということで、今までの猪木本とは明らかに一線を画しているこの増刊号。ぜひ、読んでいただきたい。それにしてもGスピリッツというのは、読者の立場からすると、読破するのに随分と時間がかかる本だなあと思う。それだけ内容が詰まっているということだ。この猪木増刊に続く本誌第17号にもご期待ください!

真田&征矢の初体験

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 昨日のサムライTV『S-ARENA』は真田聖也&征矢学の新アジア・タッグ王者がMC、ゲスト解説が私、そしてゲストがカズ・ハヤシという布陣。とても饒舌とは言い難い真田&征矢に番組の進行が出来るのか!? 全日本プロレス内では「カズさんをMC、真田&征矢をゲストに代えてもらった方がいいんじゃないか?」という声も挙がったそうだが、「何事も経験だからな。真田&征矢がMCをやった方が、何が起こるかわからなくて面白ぇじゃん!」という武藤社長の一言で決定したそうだ。
 案の定、控室からド緊張の2人。でも、さすがにタッグ王者だけにリハーサルでアドリブの合体技を披露してくれた。
「今晩は! 本日のS-ARENAの司会を務めさせていただく全日本プロレス、真田聖也です。そして…葉加瀬太郎です!」の真田の振りを受けて、あの『情熱大陸』のテーマを口ずさみながら炸裂する征矢のエアー・バイオリン!
 凍りつくスタジオ。頭を抱えるカズ。「心が痛くて見ていられない…」とスタジオを飛び出す広報の牧原氏。
 そして本番。またも炸裂する征矢のエアー・バイオリン! めげることのない心の強さが若い王者チームの強みだ! その後もフロア・ディレクターの懸命なサポートによってナマ本番をこなす2人。収録前には「俺はゲストだから助けないよ。お前ら、本当に大丈夫なの? あと2分で始まるよ」などとサド・ハヤシになってプレッシャーをかけまくっていたカズも好フォロー。そこに全日本のチームワークが見えたような…。
 番組の最後は恒例の視聴者へのメッセージ。征矢が喋り終えたところでカンペは「あと5秒」。さあ、5秒で真田は何を喋る? すると真田はいきなりテレビカメラに向かって満面の笑顔で手を振って番組終了。「最後に真田に神が降りた…。今日は伝説の放送になった」とカズ。
 真田&征矢クン、チーム名が決定したら、また一緒に番組をやろうね!

ハワイアン・リボンレイはいかが?

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 私は現在、Office Maikaiという個人事務所を立ち上げて活動しているが、ハワイ関連の仕事もやっていこうと思っている。その第1弾となるのがハワイアン・リボンレイ教室のお手伝い。ワイキキで『メア・アロハ』というハワイアン・リボンレイ教室を主宰しているマキコ・マレ・木元先生が来日することになり、ワークショップ開催のお手伝いをすることになったのだ。
 マキコ先生はハワイアン・リボンレイの創案者キャロル・ミトさん(プロレスで例えればカール・ゴッチ?)に師事し、ダブル・ダイヤモンドというインストラクターの最高位の称号を持っている方。ハワイの旅番組のハワイアン・カルチャー紹介でもよく登場されていて、女優の菅野美穂さんにもリボンレイをレクチャーしていた。
 という凄い人物なのだが、素顔は気さくで、3年前にワイキキで知り合ってから、ずっとお付き合いさせていただいている。
 リボンレイはリボンやヤーン(毛糸)を編んで作るレイで、今回は2時間ほどで誰でもできる携帯ストラップを教えてくれるとのこと。掲載したポスターの写真ではわかりにくいと思うので、改めて詳細を記しておきます。
日時:9月17日(金)PM2時~4時
場所:アジア料理『くま★さん』
東京都豊島区巣鴨3-22-11(TEL03-3949-9031)
講師:マキコ・マレ・木元(ワイキキで『メア・アロハ』主宰)
主催:『メア・アロハ』『くま★さん』
協力:Office Maikai(オフィス・マイカイ)
費用:キット代2000円+ドリンク代100円
申し込み:氏名・電話番号・参加人数を明記の上、Office Maikai巣鴨アトリエまでFAX(送信先03-5980-9396)でお申し込みください。
お支払い:当日、現金でお願いします。
彼氏、彼女へのプレゼントにいかがですか? ぜひ、トライしてみてください!

49歳になって

 博士さん、お祝いの書き込みをありがとうございました。そう、昨日は私の誕生日。何と49歳…40代最後の年を迎えることになってしまった。
振り返ると40代は激動期。40歳は日本スポーツ出版社の総合編集企画室長として迎えた。全日本プロレスのテレビ解説を始めたのも40歳の時だった。41歳で日本スポーツ出版社の執行役員になって会社再建に全力を傾けたが…それは叶わず身売りすることに。そうした過程で複雑な人間関係やら諸々のことがあり、経営者が変わった直後の04年9月15日、43歳10日で退社した。その時は先のこともろく考えず、特に高い志を持っていたわけでもなかったが、気付いてみたらフリーになって丸6年が経とうとしているわけだ。
 40代の締め括りとして、そして明るい50代を迎えるためにも、これからの1年間、地にしっかりと足を着けて、歩みを止めることなく、プロレス界とともに頑張っていこうと思う。皆さん、よろしく!

小鉄さんの教え子たちの使命

 昨日は山本小鉄さんの告別式、一昨日はお通夜だった。私は仕事の都合でお通夜に参列させていただいた。以前、書いたように私はプロレス・マスコミになる以前から小鉄さんにお世話になっている。また、妻は私と知り合うより昔、プロレスは知らなかったが、当時の南青山の事務所と自宅が近いからという動機で新日本プロレスに勤めていた。その時の直属の上司が小鉄さんだった。
 親族だけでと聞いていたから、正直、ためらいもあっものの、やはり最後のお別れをしたいという気持ちで斎場に行ったところ、本当に多くの人たちが参列していた。お清めの席では春一番さん夫妻、金原弘光と同席。金原はUインターの選手として新日本との対抗戦では新日本ファンに随分と嫌われたものだが、実は小学校の頃から新日本ファンで、高校卒業後はプロレスラーを夢見て新日本のプロレス学校に行っていた。新日本入門は叶わずに紆余曲折の末にUインターに入門したが、プロレスの基本は小鉄さんから学んでいたのである。
 向こうの席ではアルコールが入った藤原組長がミツ子夫人にあれこれと昔話をしていて、その隣では前田日明が微笑んでいた。
 お通夜の後は風間ルミのお店『絆』へ。ここにはお通夜に参列していた女子の教え子たち…かつてのジャパン女子プロレス勢が集まって、師匠・小鉄さんの思い出話に花を咲かせていた。彼女たちは後年になって“大人の事情”でJWPとLLPWに分かれ、否応なしに激しく対抗した。そんな時代を間近で見ていた私としたら、風間たちが尾崎魔弓、ダイナマイト関西、キューティー鈴木らと笑いながら飲んでいる姿を見るのは感慨深いものがあった。それにしても、この年齢になりながら豪快に弾けている彼女たちを見ていて「当時、10代だったこのコたちを指導するのは大変だっただろうな」と小鉄さんが四苦八苦している姿を想像して、失礼ながら笑いが込み上げてしまったものだ。
 団体も男女も関係なく、プロレスに情熱を持っている人間には等しく指導した小鉄さん。その結果、数え切れないほどの小鉄イズムを持ったレスラーが生まれた。彼らが、彼女が、その教えを次の世代に伝えていってほしい。それが教えを受けた者の使命である。そうやって継承されていく限り、山本小鉄の魂は永遠に生き続けるのだから。