元祖・闘魂の語り部

猪木増刊表紙_1.jpg
 9月8日(水)にGスピリッツの『SPECIAL EDITION VOL.1』としてアントニオ猪木増刊号が発売される。この中で私は舟橋慶一氏に取材した。
 多分、闘魂の語り部として誰もがパッと頭に思い浮かべるのは古館伊知郎アナウンサーと解説者・山本小鉄のコンビではないかと思う。この名コンビの実況解説はテレビ朝日『ワールドプロレスリング』を通じてプロレスファンを文字通り“闘いのワンダーランド”へと誘った。
 だが、元祖・闘魂の語り部は舟橋慶一アナウンサーと東京スポーツ新聞社・櫻井康雄氏のコンビ。舟橋アナはテレビ朝日がNETテレビだった1969年7月2日から毎週水曜日夜9時(70年4月6日から月曜日夜8時の生中継に変更)放映としてスタートさせた日本プロレス中継番組『ワールドプロレスリング』の実況アナウンサーになって“若獅子”と呼ばれた時代の猪木を喋り、73年4月6日からは新日本プロレス中継番組『ワールドプロレスリング』のメイン・アナウンサーとして“燃える闘魂”から“世界の猪木”に飛躍する姿を実況した。
 私が子供の頃はビデオが一般家庭に普及していない時代だったから猪木&坂口vsゴッチ&テーズの世界最強タッグ戦、猪木vsストロング小林、猪木vs大木金太郎などの実況を録音して「古代パンクラチオンの時代より人々は強い者への憧憬を深めてまいりました」などの舟橋アナの名調子に心を躍らせたものだ。
 ファン時代にタイムスリップしたような感覚でお会いした舟橋氏は、あの実況当時と変わらず、その喋りは迫力満点。舟橋氏の名調子から繰り出されるリングサイドから見続けたリング上の猪木、リング外の素顔の猪木、そして猪木イズムを堪能していただきたい。

「元祖・闘魂の語り部」への2件のフィードバック

  1. 小佐野さんが猪木の本にかかわるというのは珍しいですね。
    この本に桜井さんと舟橋元アナウンサーとはさすが一ひねりも二ひねりもある雑誌ですね。この2人のインタビューは、願わくば活字ではなく、CDを付録にして肉声を聞きたいですね。
     そういえば家のどこかに猪木の試合の実況の入ったLPレコードがあったはず………

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