杉浦とKENTAが提示した新時代

 昨日のディファ有明におけるノア10周年記念のメインはGHC王者・杉浦とKENTAの一騎打ち。それは10年経って新しい時代に突入したんだと実感させられた闘いだった。ノア旗揚げ3ヵ月前にデビューしたKENTAと旗揚げ4ヵ月後にデビューした杉浦がメインを張るというだけでも時代の流れを痛感させられるが、それ以上に試合内容が大きかった。
 ノアのスタイルは、その根っこに全日本の四天王時代のプロレスがあるが、杉浦とKENTAはまるで違う色のスタイルを確立している。杉浦とKENTAには四天王の匂いがないのだ。蹴りから入るKENTAに対して、総合格闘技経験がある杉浦が対応して序盤から独特の緊張感が生まれた。そこには四天王プロレスの“受けの概念”はない。そして2人とも自分というものをしっかりと持っていてそれを崩さずに相手と対するから、いわゆるスイングする試合とも違う。それでいてギクシャク感はなく、攻防が成立するところが凄い。
 そして26分に及ぶ死闘を制したのは杉浦。前日にタッグマッチで潮﨑、森嶋を連破し、KENTAを一騎打ちで下し、これで8・22有コロで秋山相手にGHCを防衛すれば文句なくノアのトップである。
 杉浦vs秋山がどんな色の試合になるのか…そこから“ノアのこれから”が見えてくる。

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