6月13日

 昨日は長い1日だった。まず12時からDDTの後楽園ホール大会。今、DDTは7・25両国大会に向けて一直線。DDTはライブで観るのが一番だから何が起こったのかは細々と書かないが、関本大介が石川修司を撃破したことによって両国のメインは関本vsHARASHIMAのKO-D無差別級選手権に決定。試合前には飯伏幸太vs丸藤正道のドリームマッチも発表された。その他、大会の流れの中で自由が丘6人タッグ王者=KUDO&ヤスウラノ&アントーニオ本多、UWA世界6人タッグ王者=佐藤光留&石井慧介&ヨシヒコ、日本海6人タッグ王者=ケニー・オメガ&りほ&6号による6人タッグ統一3WAYマッチ、高木三四郎&澤宗紀&中澤マイケルvsヤゴウ公国軍、ポイズン澤田JULIE&中西学vs松永智光&鶴見五郎が決定。すでに決定しているディック東郷vsTAJIRI、決定気味(?)の男色ディーノvsHG&RGと合わせて、楽しいカードが次々に決まってきた。この先、どんな趣向、サプライズがあるか楽しみだ。
 関本が石川を下したのを見届けて、次はディファ有明の三沢光晴一周忌興行へ。私用を済ませてから駆けつけたため、会場到着は17時過ぎ。第3試合の金丸&平柳vs谷口&青木の終盤だった。大会前には黙とうが行われたというが、大会を途中から観た限りでは、選手たちは普段通りの自然体のファイト。彰俊が、秋山が、潮﨑が天を仰ぐシーンはあったものの、雅央はいつも通りのマサオ・ワールドを展開していたし、誰も三沢さんの技を使うことはなかった。そこには現在進行形のファイトを天国の三沢さんに観てもらいたい、この一周忌が新たな始まりであるという選手それぞれの想いが感じられた。
「一周忌が終わったので明日から第一歩です。反面教師でもいいから生きざまを見てほしい。いつどこでどうなっても悔いのないように最後の最後まで逃げずに頑張っていきましょう」と語ったのは三沢さんの最後の対戦相手になった彰俊。
 メインではメモリアルマッチとして秋山&小川vs丸藤&潮﨑が行われて、潮﨑が小川を押さえた。試合後、私は敗者チームの話を聞きに行ったが、小川は無言で控室へ。小川はこの1年、三沢さんに関して無言を貫いている。これはこれで小川らしいと思う。
 秋山は「最近は三沢さんがいるところ(=ポジション)に自分がいることが多いけど、俺は三沢さんの役割が出来ないから難しいね。難しいけど、俺なりにはやっているつもりです。俺がやってきたこと(10年前のノア旗揚げ2連戦で三沢、田上、小橋の上位3人を撃破してトップ宣言)を潮﨑たちがやってくれればノアの未来には一番いいことだと思う。一周忌までっていうのは、三沢さんにおんぶにだっこっていう気もするんで、そうじゃなくて安心してゆっくり出来るように、若い奴らにドンドン出てきてもらって、俺はそういう奴らの最後の砦になるように。砦があんまり安っぽいと、伸びる奴も伸びなくなると思うんで」と、今後の自分のやるべきことを決意として口にした。
 さて、三沢一周忌興行が終わるや、後楽園ホールにUターンして『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』決勝戦。会場に着くと、すでにセミ前の金本&AKIRAvsケニー・オメガ&タマ・トンガの最中。デヴィットvs石森、田口vs飯伏の準決勝を観られなかったのは残念だが、決勝に間に合っただけでも儲けものだ。昨年の準決勝が今年の決勝に。ここにデヴィットと飯伏の確かな成長がある。
 試合は、ファイアーバード・スプラッシュを放った際に飯伏が左肩を脱臼するアクシデント発生。それでも試合を続行した飯伏だったが、肩を上げることすらできず、ブラディ・サンデーに沈み、デヴィットが優勝。唐突な決着になってしまったものの、ファンは大会を通しての2人の頑張り、そしてアクシデント発生までの見応えある攻防を観ているから、初優勝のデヴィットに大コール、そして負傷して敗れた飯伏にも大コールが起こった。
 飯伏は昼間のDDT興行で『ベスト・オブ・ザ・スーパーどインディー』で勝ち抜き戦を行い、夜は準決勝で田口、決勝でデヴィットと連戦。しかも振り幅も広かった。それだけに最後の最後に怪我をしたのは残念だし、7・25両国に影響が出なければいいが…。
 と、飯伏の状況を気にしつつ、またまたディファ有明に逆戻り。22時10分…1年前に三沢さんが亡くなった時刻に弔鐘が鳴らされるからだ。一周忌大会は19時過ぎには終了していたが、ノアは20時10分まで会場ロビーを観客に開放。21時半過ぎにディファに戻ると、ロビーには残った観客のためにイスが用意され、ビデオが流されていた。
 22時過ぎには新日本プロレスの菅林直樹社長も後楽園ホールから駆けつけた。それもノア・ファンの気持ちを考慮してか、目立たぬ場所にそっと立っていた。本当に律義な人である。
 22時10分、弔鐘の10ゴング。実は親族、ノア関係者だけによる一周忌の法要は前日午前に取り行われており、これはファンに向けてのもので正式なセレモニーではなかった。三沢光晴と共有した時間を忘れず、それと同時に力強く新しい一歩を踏み出しましょうというノア関係者からのファンへの気持ちと言ってもいい。
 この10ゴングで私の1日も終わった。これからも6月13日は三沢光晴という人間、レスラーを偲び、そして人生を歩み続ける意味を再確認させてくれる日になるだろう。

「6月13日」への5件のフィードバック

  1. お疲れ様でした…
    飯伏選手、怪我、酷くないと良いのですが..
    デビちゃんが優勝でとりあえず新日の面目躍如ですね..
    早いもので1年…三沢さんが亡くなったあの日から..
    絶対に忘れません!!

  2. まずは小佐野さん、長い一日お疲れ様です。
    三沢選手が亡くなってから選手引退後のケアを考え始めたノアだけど、
    結局、選手引退後のための飲食店経営とかどうしてるのか分からない。本気でそういうの考えてるのかな?
    心配だからキツい言い方しますが、根本から色々とブレまくってる気がします。

  3. 先日の新日本プロレス観戦しましたが、
    最後の最後の飯伏選手の怪我は残念でしたが、もし飯伏選手やDDTが『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア』に対して本気だったら、メジャー団体でドインディーの気合を見せる気があったんなら、飯伏選手を同日の昼の試合には出さないほうがよかったのではないでしょうか? それでもなく、その前日は京都、名古屋で試合をしていて、体に負担がかかっていて、その後に一日で4,5試合して、優勝するってのは優勝に望む体制が整ってなかったと思います。 一度、飯伏選手が他団体でシリーズに参戦するなら、DDTは飯伏選手に頼らず興行の仕方を探ったほうがいいんじゃないでしょうか? ではないと、選手に負担がかかるばかりで、私のなかでちゃんとしたプロレスは成立していませんでした 最後の最後で 

  4. お疲れ様です。
    プロレスファンにとっては
    贅沢な1日ですね!!
    羨ましいです。
    お仕事だから
    そんな風にもいかないのか。。。

  5. あの日からもう一年経つんですね…。
    6/13が近づくに連れ、一度は収まったはずの喪失感が蘇ってしまい大変でした(実はまだ収まっていません)。
    せめて一周忌興行だけでも行きたかったなぁ…。

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