昭和&無骨という個性

 昨日は新宿FACEで天龍プロジェクトの旗揚げ第2戦。大会開始前に控室前の廊下で吉江豊と会ったら「いやあ、今は新日本に行ったら後輩の方が多くなっているんですけど、ここだとボクはまだまだヒヨッコですねぇ」と笑いながら太鼓腹をポン。吉江は12月でキャリア16年を迎えるが、この日の参戦メンバーの中で後輩はタイガー・シャーク、女子の植松寿絵の2人だけだ。
 ふと、ある控室の張り紙を見ると天龍源一郎、百田光雄、北原光騎、折原昌夫と書いてある。そこに天龍プロジェクト認定世界6人タッグ選手権タイトル管理委員長のザ・グレート・カブキが入って行く。この控室は天龍の全日本離脱以前の全日本…90年4月以前の馬場さんが元気だった頃の全日本プロレスである。
 さて、メインの6人タッグ王座決定戦に登場したのは天龍&百田&北原。対するは高山善廣&後藤達俊と一夜限りで金髪になった関本大介のザ・ゴールデンだ。ザ・ゴールデンは天龍に殺到。ファンの「バックドロップ!」という声に、何のためらいもなく天龍をバックドロップで叩きつける後藤。高山はキックをガンガン叩き込み、関本はチョップを連打、天龍のグーパンチには顔を突き出して踏ん張る。詳しい試合の流れはスポナビや新聞を見て頂きたい。
 天龍プロジェクトという空間は、ミックストマッチや西口プロレスなどのお楽しみをトッピングしつつ、ゴツゴツしたプロレス。昭和の匂いと武骨なプロレスは、今の洗練されたプロレスとは対極のもので、これはこれで強烈な個性になっていると思う。「自分が子供の頃のプロレスって、こういう雰囲気だったよなあ」と思わせてくれるものがある。そうした“かつてのプロレス”の香りを嗅ぎたい人は一度、会場に足を運んでみるといい。また、今のプロレスに夢中になっている人にも何か発見があるはずだ。

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