石川修司の進化

 昨日の建国記念日は後楽園ホールで昼=DDT、夜=健介オフィスのダブルヘッダー。今日はまずDDTについて書こう。
 例によって内容&ネタがテンコ盛りのDDTだったが、やはり注目はメインの石川修司に男色ディーノが挑戦したKO-D無差別級選手権。飯伏を倒して以来、木高イサミ、HARASHIMA、佐々木義人相手に防衛を重ねて絶対王者になりつつある石川は、ディーノをどう迎え撃つのか? ディーノはこの試合を「生き様のぶつけ合い」と表現、ディーノのスポークスマンのマサ高梨は石川修司の“破壊するプロレス”と男色ディーノの“心のプロレス”(客席から「えーっ!?」の声あり)と称して、この日は実戦的な勝負論に徹したディーノの男色コンバット殺法が飛び出すと予告した。
 石川の痛みが伝わる正攻法とディーノの男色ファイトがどう融合するかが興味のポイントだったが、ディーノは石川の、石川はディーノのフィールドに自ら入っていった。ディーノは大型の石川のパワーを封じるべくシリアスなグランド攻撃を仕掛け、勝負どころでは何とムーンサルトプレスの連発を披露、必殺のゲイ道クラッチも仕掛けていった。一方、ディーノに主導権を奪われた石川は終盤に入るといきなりタイツを脱ぎ捨て、下から出てきたのは男色タイツ! そしてお株を奪うリップロック(つまりはディープキス)、ニーによるジャイアント・ファイト一発、さらに男色ドライバーからサンダーファイヤー・パワーボムという硬軟織り交ぜた怒濤の攻めで一気にベルトを守った。
「生き様をぶつけ合う」としながら、お互いがお互いに相手のフィールドに入って行こうとしたのは、相手に合わせるという意味ではなく、相手の生き様をリスペクトしている証拠だったと私は解釈している。共に相手のプロレス観に直に触れてみたかったのではないか。
「僕は自分を向上させるためにバチバチやデスマッチなどいろいろなものに挑戦して糧にしてきました。今日のディーノさんの試合では石川修司を貫いてもいいと思ったんですけど、敢えてディーノさんの世界に入ってみようかなと。ディーノさんは凄いプロフェッショナルで、あの人がDDTに来た時にプロレスとは何かを考えさせられましたから。これからもいろいろなものに挑戦して石川修司、ユニオンを大きくしていきたいと思います。次は関本大介、その後に髙木三四郎に勝って、ユニオンの僕が7月25日の両国のメインを取ろうと思います。負けたら、またDVDを配りますよ」と石川。
 かつての石川は背は高いものの細くて、馬場さんのパロディのようなレスラーだった。それが体も心もグッと逞しくなり、自分のハードヒットなプロレスに確固たる自信を持ち、あのディーノの領域にも入っていって勝利した。すべては向上心の賜物である。石川は今、紛れもなくDDT全ブランドの頂点に立ち、さらに進化しようとしている。

「石川修司の進化」への2件のフィードバック

  1. ユニオンという背負うべき看板を持ってからというもの、石川は本当に強くなりましたね。
    ただでさえ元が真面目な努力家ですから、今の石川からベルトを奪うのは容易ではないでしょうね。

  2. 石川選手、なんか、あっという間にトップに来ましたね..
    関本戦がターニングポイントかなぁ…

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です