秋山準の決意

 2009年の大きな悲しみを乗り越えてプロレスリング・ノアの2010年が昨日、幕を開けた。小橋建太が右肘と右膝の手術のために欠場(6日に手術を行い、昨日9日に退院)、また開幕前日の8日には公式サイトで本田多聞、泉田純至、菊地毅、橋誠、川畑輝鎮、マイティ井上レフェリーの契約満了が発表されるなど、まさしく新たなスタートである。
 1月シリーズの目玉は3年目を迎えた『グローバル・タッグリーグ戦』。昨日に関して言えば、年末にサムライTVで一悶着あった真壁刀義と仲田龍GMの番外抗争がマスコミ間では話題になっていた。
 そんな中で私が注目していたのは秋山準。昨年下半期からの小橋&秋山に対する若い世代からの突き上げは凄いものがある。いや、突き上げというよりも“叩き潰し”という表現の方が合っているかもしれない。叩き潰すことによって時代が変わったことをアピールしようという若い世代と「潰されてたまるか!」と抗う小橋&秋山の激突はずっと私の心を揺さぶってきた。小橋欠場によって四面楚歌になった秋山が新年からどんなファイトを見せてくれるかが、昨日の最大の注目ポイントだった。
 カードは秋山&丸藤&青木vs力皇&ヨネ&谷口。かつて一緒にGHCタッグ王座を保持していた力皇が先発を買って出て秋山に襲い掛かり、秋山によってキラーな面が引き出されたヨネも突っかかる。そして昨年のタッグリーグで秋山のパートナーに指名されて成長した谷口も一歩も退かずに秋山に挑んだ。相手チームの狙いは明らかに秋山だった。だが、秋山は真っ向から跳ね返す気力を見せた。特に若い谷口との果てることのないエルボー合戦に大歓声が。試合は青木が谷口に敗れたものの、秋山復活をアピールするには十分な試合だったと思う。
 試合後、青木を労った秋山は丸藤に握手の手を差し出したが、これを丸藤は拒否。秋山と丸藤は1・24後楽園ホールで一騎打ちが決定している。新時代を推進している丸藤にしてみれば、秋山と握手をしている場合ではないといったところだろう。この握手拒否は秋山が四面楚歌であることを鮮明にした場面でもあった。
「もう、自分でも体調がいいか悪いか、わからなくなっちゃたよ(苦笑)。俺は相手よりも先に自分に勝ってからでないとね。去年はさんざんだったんで、終わりよければすべてよしっていう言葉もあるように、今年はいい試合をやっていかなきゃいけない。ショッパイままでは終われないんでね」と秋山。
 そして手術を終え、退院した小橋には「小橋さん、早く帰ってこい! 俺たちオッサンには時間がないんだよ」と檄を飛ばした。これが以前の秋山だったら「小橋さんはすぐに練習したがるから、休んでもらわないと」という言葉を口にしていただろうが敢えて「早く帰ってこい!」と言ったことに大きな決意を感じた。
2010年、秋山は集大成になるような最後の戦いに挑もうとしているように感じてならない。それは時代との戦いであり、自分との戦いでもある。2010年の秋山準の生きざまに刮目せよ!

「秋山準の決意」への1件のフィードバック

  1. 世代交代の波が来てますねぇ…
    ノアさんの契約解除…何処も大変なんですねぇ..

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