この試合を観られてよかった!

 昨日は新日本の東京ドーム→サムライTV『S-ARENA新春スペシャル』ということで、ドームにいられたのは7時半まで。第7試合終了時点で会場をあとにしなければならなかった。
 残念ながら新日本vsノア対抗戦で観ることが出来たのは真壁vsヨネ、タイガーマスクvs丸藤の2試合だけ。前半戦もテリーとブッチャーが激突したレジェンド8人タッグなど興味深い試合があったが、その辺は10日更新の週プロモバイル『サンデー・小佐ポン』で書くとして、ここでは前述の対抗戦2試合について書こう。
 まず真壁vsヨネは、新日本の12・13前橋にヨネが乱入したことによって最後に決まった対抗戦。その後、真壁がノアの12・24ディファにおけるクリスマス興行を襲撃、12月26日の『S-ARENA』で真壁がノアの仲田龍GMに掴みかかり、さらに大会前日の会見でヨネが真壁を襲撃…という経緯があっての激突だった。
 下手をすれば他の対抗戦のカードに埋もれてしまいかねない中で真壁もヨネも自分たちのカードを自分たちなりの手法で盛り上げてきたわけだが、そこには真壁とヨネの中にある“インディー感覚”を感じた。
 真壁のブレイクのきっかけとなったのはアパッチプロレス軍への参戦。ここで真壁はファン心理の煽り方を会得したのではないかと思う。一方のヨネはバトラーツ→フリー→ノアという形で生きてきた選手。08年9月27日に大阪で佐々木健介のGHCヘビー級王座に挑戦する前にも健介オフィスの道場、ディファの駐車場で襲撃をかけた。この時もタイトルマッチ決定から本番まで時間がない状況で、ヨネはヨネ流に自分のタイトルマッチに光が当たるようにアクションを起こしたのだ。当時、ヨネは「自分はインディー出なんで、他のノアの選手とは違うんですよ。僕はいかにファンの注目を集めるかっていう発想をいろいろ持っていて“プロレスはこうあるべきだ”っていうのはないんです。だから自分の試合にファンの視線を集めるためには手段を選びませんよ」と言っていた。
 さて、本番の試合はどうだったかというと、私の目には真壁もヨネもリングに上がるまでの自己プロデュースにエネルギーを使い過ぎてしまったようで、気持ちと体がバラバラのような印象を受けた。ちょっと残念だったが、2人とも独特のセンスを持った選手だけに9日からの真壁のノア参戦に期待したい。
 タイガーマスクvs丸藤は対抗戦云々を抜きに素晴らしい試合だったと思う。タイガーマスクは万能だから、普段は誰と戦っても『タイガーマスクの試合』になってしまう。ほとんどの対戦相手はタイガーの世界に押し込められて終わってしまうという印象が強い。ところが丸藤はタイガーの世界をハミ出して自然体で伸び伸びと自分のファイトをやってのけた。そして、それにタイガーが対応していったから、普段のタイガーの試合とはカラーが変わった。
 この試合は初代タイガー=佐山聡、2代目タイガー=三沢光晴の直弟子同士の激突という意味合いもあったが、実は丸藤は佐山の遺伝子も持っている。現在の4代目タイガーはプロレス・デビュー前に大宮にあったスーパータイガージムにいた。そして丸藤も高校時代に2年間、週に1回ぐらいだったが大宮のスーパータイガージムに通っていたのだ。そんな共通な根っこがあるから、いい意味で試合がスイングしたのかもしれない。
 棚橋vs潮﨑、杉浦vs後藤、中邑vs高山がナマで観られなかったのは返す返すも残念だったが、タイガーvs丸藤を最後まで観ることが出来ただけでもよかった!

「この試合を観られてよかった!」への3件のフィードバック

  1. タイガーvs丸藤は素晴らしかったですね!タイガーの雪崩式タイガードライバーにも驚かされたし、タイガーフロージョンは映像では初めて見ましたが、片腕をホールドして受身を取りづらくして落とすんですね~!かっこいいな~。
    棚橋vs潮﨑、杉浦vs後藤、中邑vs高山、全部素晴らしい試合でした!
    この辺りの試合のレポも楽しみにしております!

  2. 感想を見に来たんですが正直残念です。
    プロレス記者なら1・4くらいは全試合生で観て欲しいかと・・・
    サムライも4日に生番組を入れるなんていただけないですね。

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