お疲れさま、スティーブ

 今日が2009年最後のダイアリーだが、悲しいことを書かなければならなくなった。現地時間の12月29日、コロラド州デンバーのセント・アンソニー・セントラル・ホスピタルでスティーブ・ウイリアムスが咽頭がんのため、49歳の若さで亡くなったという知らせを受けたのだ。
 スティーブは86年7月に新日本に初来日後、90年2月に全日本に円満トレードされて常連のトップ外国人選手として活躍した。スティーブは単に日本をビジネスの場としているのではなく、日本が大好きな人だった。だから私のブロークンなイングリッシュもちゃんと理解してくれて取材もやりやすかった。
 思い出すのは05年2月5日、日本武道館におけるジャイアント馬場さんの7回忌追善興行。スティーブは招待ゲストとしてではなく、自分の気持ちだけで駆けつけてきた。ちょうど出くわしたので控室まで案内したのだが、スタン・ハンセンや天龍さんと嬉しそうに旧交を温めていた。
 そして今年。IWAジャパンの7・19新宿FACEでのカムバックだ。04年7月に咽頭がんになってから丸5年、対戦相手のヘルアントマシン2号が大型だったために必殺のオクラホマ・スタンピードを決めたようとしたところで体勢が崩れて危険な角度のパワースラムのようになってしまって本人は悔やんでいたが、123キロの体を作ってきただけで、私はジーンときてしまった。試合後の囲み取材後、記者団から拍手が自然発生した。「お帰り、スティーブ!」と誰もが生還を喜んだのだ。
 だが運命は冷酷だった。10月25日のIWAジャパン新宿FACEで引退試合を行う予定だったのが、咽頭がんが再発してしまったのである。そして今回の悲報…。
 スティーブ、5年を越える闘病生活は本当に辛かったでしょう。それでも貴方は最後に1度だけ日本のファンにファイトを見せてくれました。ありがとうございました。そして本当にお疲れさまでした。ゆっくりとお休みください。
PS.ご指摘があり、後日に内容を一部訂正しました。

「お疲れさま、スティーブ」への4件のフィードバック

  1. また偉大なレスラーが一人…
    残念なんて言えない位、悲しい…
    そして再びこの言葉を口に..
    ご冥福をお祈りいたします…
    来年はこの言葉を口にしない様な年にしたいです..

  2. ご冥福をお祈りいたします。
    89年12月に大阪での橋本選手との一騎打ちが僕にとってのベストバウトです。
    天国で橋本選手との再会が待っていると思います。
    合掌

  3. 友人からのメールでこの方を知りました。
    プロレス界の09年がまさか訃報で終わってしまうとは…。
    今年がプロレス界にとってハッピーな年になってくれる事を祈らずにはいられません…。

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