新刊発売

 明日21日、草思社から『プロレスは生き残れるか』という本が発売される。著者はルポライターの泉直樹氏。
 同書は三沢光晴さんの事故からプロレスを考えたもので、平成プロレスはなぜ過激化したのか、プロレスラーはなぜ引退できないのか、興行スポーツとしての問題点、次世代レスラーの作り方、社長レスラーの条件、新たなビジネスモデルとは…など、丹念な調査と取材によって分析している。
 取材には私、全日本プロレスの武藤敬司社長、内田雅之常務取締役、世界ジュニア・ヘビー級王者であると同時に若手のコーチでもあるカズ・ハヤシ、ゼロワンを始めとして様々な団体で試合を裁く笹崎勝己レフェリー、様々な団体でリングドクターをやっている林督元氏が協力した。
 著者の泉氏は、私の古くからの友人の知り合いということで協力させていただいた。元々、プロレスファンだったというが、私のようなプロレス村の住人ではない。プロレス村の外の人間の取材、視点というのも業界にはプラスになるはずと思う。ぜひ、御一読願いたい。
PS.1月22日、後楽園ホールで全日本と大手AVメーカーのエスワンとコラボ興行をやることに対して不快感を示し、私の感想を求めるコメントがあった。 実際、どういう興行になるかは現時点ではわからないが、私自身は武藤敬司を信頼している。
 今、プロレスを少しでも世間に広めるためには、様々な分野とのコラボもひとつの戦略であり、武藤・全日本はお笑い芸人を取り込んだF-1を継続しているし、かつてはプレイボーイ・チャンネル、腐男塾とのコラボもあった。少なくとも、今までのコラボ興行はきちんとした武藤ワールドになっていて、恐らく会場に足を運んだファンで不快感を持った人はそんなにいないと思う。確固たるプロレス観を持ち、自分が提供するプロレスに自信がある武藤だからこそ、他ジャンルとコラボが出来るのだと私は思う。そうでなければリスクのあることには手を出せないだろう。
 まずは1・22後楽園での全日本のお手並み拝見ということで、議論するのはその後のことだと私は考えています。武藤敬司はプロレスを、日本のプロレス界の未来を深く考えている男ですよ。

「新刊発売」への6件のフィードバック

  1. 私はプロレスをより世間に広めるための様々な試みの一つとして、むしろ好意的に捉えているんですが…やはり受け入れ難いという方もいらっしゃるようですね。
    「プロレスはプロレス、それ以外の何物でもない」
    昭和時代のプロレスを知らない、ファンとしては若輩者の私がこの言葉をお借りするのもおこがましいですが、武藤社長がどんなジャンルとコラボしようと、その根幹にあるのはプロレスを魅せる、その信念に尽きると思います。
    プロレスの面白さを、既存のプロレスファンだけのものにしてしまうのは勿体無いですよ!
    (この面白さを理解できない人が世間にどれだけ居ることか…プロレスに対し、余計なフィルターがかかりすぎてるんでしょうね。そういうのを全部取っ払ってシンプルに見れば、これほど面白いものは無いのに…)

  2. 今の全日本プロレスは
    『明るく、楽しく、激しく、新しい』がコンセプトですよね!
    コラボはその『新しい』部分だと思います。
    全日本のように新しい種を色々撒くことは、今後のプロレスというジャンルにとって大事なことだと思っています。

  3. 今のプロレスは「自由」はあるけれど、「規律」というか超えてはならない一線がない、自由に変化できる何でもありの世界。
    「お笑い」だったり「アイドル」だったり「AV」だったり、
    自分が認めるプロレスと違うと思う時、ファンは最初から見ないか、視線を変えて楽しむか、どちらかを選んでいると思う。
    今の価値観が細分化したプロレスは、ファンが「自由」と「規律」を持って楽しむ。
    プロレスと認めるべきかどうか、超えてはならない一線はあらかじめ引かれているのではなく、ファン自ら定義して
    判断するジャンルになってしまったように思えてならない。

  4. 私はそれで良いんじゃないかと思っています。
    プロレスに限らず、表現というジャンルにはもともと『かくあるべき』という規律など無いのですから。
    規律があるとすれば、それはそのジャンルが表現者と受け手とのコミュニケーションにより歴史を紡いできたと言う何よりの証拠であり、それ自体はもちろん誇るべきことだとは思いますが、いつまでも過去の規律に縛られていては発展がありません。
    変化の無いジャンルはいずれは廃れてしまいます。
    表現したいことは自由に表現する。受ける側も自由に解釈して楽しむ。時にはその解釈を語り合い、それぞれの価値観をぶつけ合う(楽しみ方の一つとして)。
    そういうもので良いんじゃないかなぁ…。

  5. 確かプレイボーイと組んだ時に、「少子化が進んでいる以上、より大人向けの企画を考えていく必要がある」と武藤さんは言っていたと思うので、今回の企画もその一環だと思ってます。それはそれで何の問題もないと思うのですが、もっと子供たちにアピールする団体があってもいいはず。個人的には、それをできるのはハッスル以外にないと思っていたのですが……。一時期やっていた、HGを主役に据えた仮面ライダーネタのスキットは、「おはスタ」の1コーナーに違和感なくすっぽり収まるものだったと思います。HGの怪我が治ったら、吉本とスマッシュとおはスタで何かやってくれないかな……。

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