石川修司に拍手!

 昨日は昼前から後楽園ホールでDDTの年に1度の全ブランド集結大会。DDT、ユニオン、クルーザーゲーム、新北京、ハードヒット、BOYSの6ブランドに矢郷良明のYAGOプロレスも加わって、ダークマッチを含めると全10試合。午後6時半からは同所でゼロワンの興行が行われるため、オープニングのダークマッチは昼前の11時半スタートになったのだ。
 全試合が終了したのが午後3時過ぎという長い興行だったが、笑いあり、グダグダあり、バチバチあり、スピード&テクニックあり、涙あり、感動あり…と、本当に楽しめる大会だった。私にとってユニオンはナマ初体験。初めて見る竜剛馬に喜んでいたらサムライTVキャスターの三田さんや週プロのDDT担当・彩乃ちゃんに「見たことないんですか!?」と突っ込まれたが…見ていないのがフツーでしょう。
 とにかく感心したのは全ブランドが個々に確立されていて、すべてが違うカラーの試合になっていたこと。そしてメインでは飯伏幸太のKO-D無差別級選手権にユニオンのエース、石川修司が挑戦してDDTvsユニオンの対抗戦になったが、これは全ブランド集結大会を締め括るにふさわしい試合になった。
 ユニオンはかつてのDDTが持っていた“胡散臭さ”の強いブランド。イメージ的には“どインディー”だ。DDT所属からそんなユニオンに移ってエースになった石川はバチバチや大日本にも進出してレスラーとしての幅を着実に広げてきた。そして「ユニオンのエースである」というプライドも培ってきた。昨日の飯伏戦はそんな石川のひとつの集大成だったと思う。
 試合は余分な要素のないシリアスモード。体格的に劣る飯伏が掌打のラッシュで石川を追い込む様は凄みタップリだったし、石川の重い打撃とパワーもド迫力。ユニオン側は代表のナオミ・スーザン、大家健、諸橋聖也、チェリーらが鬼気迫る表情で石川を応援。いつしか後楽園ホールは天才・飯伏に必死に食い下がる努力の人・石川への大コールに包まれ、最後は32文ロケット砲からクロスアーム式のスプラッシュマウンテンが爆発! 石川が勝った瞬間、リングに駆け上がるユニオン勢の目には光るものがあり、本当にジーンとさせられた。そこにはナマの感情が溢れ出ていたからだ。
「飯伏、お前は天才だよ。お前がいたから、俺ももっと強くなろうと思った。またやろう! お前という後輩がいて幸せだと思うよ。ありがとう! 僕がDDTを辞めてユニオンに入った頃、僕は何の勝ちもないレスラーでした。でも、こうやってベルトを負けたのはユニオンの仲間たちと支えてくれたファンのおかげ。ファンに恩返しが出来てよかったです」という石川の言葉も良かった。
 控室で石川は「DDTの人間だと思われているのが悔しかったです」とも言っていた。石川にとってユニオンはDDTの一ブランドではなかった。独立した団体だという誇りがあった。だからこそ、ここまで頑張れたのだろう。
本当におめでとう!
 結果を出した石川は12月16日、新木場のユニオン興行で胸を張って木高イサミの挑戦を受ける!

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