そこに重圧が!?潮﨑と杉浦の第1R

 本当にいろいろなことがあったノアの2009年最後のGHCヘビー級戦は12・6日本武道館における潮﨑豪vs杉浦貴に決まった。振り返れば、今年のノアのヘビー級戦線はこの2人が引っ張ってきたと言っていい。
 昨年暮れに凱旋帰国した潮﨑は、年明けから先輩たちを倒して実績を作り、一気にGHCヘビー級王座に挑戦。時の王者・秋山に敗れたものの、三沢とのコンビで『グローバル・タッグリーグ戦09』には優勝。三沢の事故の翌日の6・14博多で力皇との王座決定戦を制してキャリア5年足らずで頂点に立った。まだまだ発展途上の王者だが、彼のフレッシュ感が沈滞気味だったノアの活力になったのは確かだ。
 そして杉浦は1・4東京ドームに出陣してから、新日本に“ひとり対抗戦”を挑み、ノア内でも常にピリピリとした緊張感を漂わせて、ノアの空気を変えてきた男。「激動の…」というフレーズがピッタリくる今年のノアの最後の大舞台の主役にふさわしい男だと思う。
 そんな2人が前哨戦として昨日のSEM大会でタッグ激突(潮﨑&谷口vs杉浦&青木)。ゴング前から王者・潮﨑の方から杉浦に殴りかかり、いきなり激しい打撃戦からスタート。その後もリング内で、場外でやり合ったが、潮﨑が豪腕ラリアットで青木を仕留めると、杉浦は青木を置き去りにサッサと花道を下がり、ノーコメントで控室に消えた。一方の潮﨑も手を振って“何もない”の意思表示をして無言で控室へ。
 2人とも、試合に納得していなかったのは明らかだ。激しくぶつかったのだが、どうも2人の気持ちとファイトがバチッと噛み合わない印象があった。ギクシャクしたとしても、それはそれで面白いのだが、昨日の場合は「何かが違うな」というギクシャク感。観ている方がそう感じるのだから、戦っている当人同士はより強くそれを感じていたのではないか。
 12・6武道館は09年を締め括ると同時に10年につなげる重要な大会。そのメインを務めるのは容易なことではない。その重みをわかっている2人だからこそ、昨日の前哨戦はアンバランスなものになってしまったのかもしれない。11・19後楽園の開幕戦での第2Rに期待だ。
PS. 何人もの方からご指摘を受けましたが、大仁田の引退は96年ではなく、95年5月5日です。つまり決別から14年半ということになります。失礼いたしました! ということで、昨日のダイアリーは訂正を加えました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です