現在進行形のノアで注目するのは

 昨日はつくばで田上祭り! 田上はメインで小橋&秋山と組み、歴代付き人の森嶋&杉浦&平柳と対戦。現・付き人の平柳を『俺が田上』で下すと、リング上から9・27日本武道館で武藤とノア&全日本社長コンビを結成して小橋&高山と対戦することを発表。完全に主役になった。
「田上祭りなんて…照れ臭いよ(苦笑)。俺が自分から言い出すわけないでしょ! 営業の永源さんとか企画の方で考えたことで」と田上社長。例によって「心身共に疲れたよ」と言いながら「LOVEピースを覚えたよ」と、LOVEピースならぬLOVEポーズを披露するなど上機嫌だった。
 さらに西永渉外部長が天龍源一郎、佐々木健介、鈴木みのるに9・27日本武道館への出場を、川田利明、蝶野正洋に10・3大阪への出場をそれぞれオファーしていることを発表。公にしたということは、ほぼ決定とみていい。
 さて現在のノア・マットの状況はというと、彰俊と森嶋が潮﨑のGHCヘビー級王座挑戦を表明。この2人は9・12後楽園での一騎打ちが決まっており、勝者が9・27武道館で挑戦することが濃厚。また9・21名古屋では彰俊&バイソンのGHCタッグに健介&森嶋が挑戦する。ジュニア戦線では9・12後楽園で金丸&鼓太郎のジュニア・タッグに健介オフィスの勝彦&健斗が挑戦、シングルは9・21名古屋で青木がKENTAに挑戦だ。
 こうした大きな流れとは別に私が注目しているのがベテランと若手のせめぎ合い。現在進行形のノア・マットは格や序列を度外視したマッチメークになっている。それは81年から佐藤昭雄がマッチメークを担当して、若手だった越中や三沢を抜擢した頃と似ている。ベテランがうかうかしている状況ではないのだ。
 昨日のつくば大会では第1試合で青木が大先輩の志賀をノーザンライト・スープレックス→アームロック→回転式キーロック→腕ひしぎ十字固め→前方回転エビ固めという流れるような技の連係で撃破、第3試合では8・29ディファ有明で小橋の白GHCに挑戦して善戦した川畑が谷口のジャーマンに敗れた。殊勲の星を挙げた青木、谷口のファイトはもちろんのこと、敗れた志賀、川畑両選手の「そう簡単に譲るわけにはいかない!」という主張のあるファイトも見ものだった。その他の試合でも鼓太郎&ヨネに食ってかかる小川、力皇の無双に敗れたものの、多聞の粘闘も光った。多聞は8・29ディファ有明における健介との一騎打ちでも回転地獄五輪のバリエーションで健介を苦しめて地力を見せつけている。
 今のノア・マットでは、漠然と試合をしていたら脱落してしまう。そして若手を引き上げようという路線の中で、ベテラン勢がギラリと光るという現象も生まれてきた。若手vsベテランに、確かに闘いがあるのだ。その意味では次期ツアーの開幕戦の第2試合に組まれている田上&小川&泉田vs力皇&ヨネ&平柳での泉田のファイトに注目したい。

48歳

 今日、9月5日は私の誕生日。ノアの田上社長、ヒロ斉藤と同じ48歳になったわけだ。田上社長ことタマちゃんとは20年以上、ヒロちゃんとは実に30年近いの付き合いになる。
 誕生日を迎えたからといっても、そうそう改めて書くことはない。ただ、父親の影響で幼稚園の頃からプロレスを見始め、小学生から専門誌を読むようになって本格的にのめり込み、高校時代にはファンクラブをやり、大学入学と同時にこの業界に足を踏み入れ、遂には大学を中退して完全にこの業界に入って今もそれを仕事にして生計を立て、相変わらずプロレスが好きな私にしてみれば、これからもプロレスの素晴らしさ、面白さ、奥深さを伝えていきたいし、プロレスファンを増やしたいし、ファンの人たちにはもっとプロレスを好きになってもらえるような仕事を続けたいと思っている。
 これからもよろしくお願いします。

『サンデー・小佐ポン』連載スタート!

 今週号の週刊プロレスの『週プロ&週モバ小王国!』をご覧になった方はご存じだと思うが、6日から毎週日曜日、週刊プロレスmobileで『サンデー・小佐ポン』を連載することになった。
『サンデー・小佐ポン』って…「サンデー・ジャポンのパクりじゃん!」って思う人も多いと思う。ズバリ、その通りです! 週プロの佐久間編集長とモバイル班から「タイトルも考えてくださいね」と言われていたので、カッコイイやつを幾つか考えて、そのオマケにシャレで『サンデー・小佐ポン』を加えておいたら「それがいい!」ってことになってしまったようなのだ。
 まあ、タイトルはともかく「小佐野さんはいろんな会場に足を運んでいるので、そこで感じたことを自由に書いてください」(佐久間編集長)「キャリアの引き出しを開けて、そこから何かを書いてもらったら、他のコラムと一味違うものになると思います」(モバイル班の歌代総統)とのことなので、そうした要素を加味しつつ、このサイトのダイアリーやプロレスコラムとはまた違ったテイストのものを自由に書かせてもらいましょう。
 ということで、週モバのユーザーの皆さん、よろしく!

ノア8・29ディファ有明で印象に残ったこと

 ちょっと遅くなったが、先週土曜日のディファ有明におけるノアの印象を綴ろうと思う。メインは森嶋vs杉浦。バックドロップで杉浦を破った森嶋はGHCタッグ獲りだけでなくシングル挑戦も宣言、小橋は川畑相手に白(紫)GHCを防衛して秋山相手の防衛戦を示唆し、GHCジュニア・タッグ戦が決定している金丸&鼓太郎と勝彦&健斗が一触即発、青木はGHCジュニア挑戦を前に好調をアピール…と、今後に向けての様々な動きがあった。そんな中で私の印象に残っているのは丸藤が全試合をバルコニーから見ていたこと、小川と潮﨑が自分の試合以外はすべて見ていたことだった。今後のノアはどうあるべきなのかを副社長が、ベテランが、若き王者が模索している姿がそこにあった。その3つの視点がうまくミックスされることに期待せずにはいられない。
 そして私が最も注目したのは第1試合。田上&秋山&小川の重鎮3人が揃い踏みして健介オフィスの勝彦&起田&健斗に胸を突き出したのである。
「この第1試合の意図? 特にはないけど、今日はタイトルマッチもあるし、シングルマッチもメインであるから、たまにはこういうのもいいんじゃない? まだまだ荒削りだけど、親分(健介)が元気いいから、子分も元気いいわ(苦笑)」と社長の田上。
 確かに存在感が大きい3人がオープニングに回ったことでいきなり盛り上がったし、その後の若い選手主体の試合が活きた。ひとつの興行の構成として考えれば、これもアリだと思う。もっとも、ベテラン勢が「どうぞ、どうぞ」と道を譲ったのではなく、これはあくまでも試みのひとつ。プロレスの世代交代は政治的な配慮ではなく、リング上の力で実現しなければ意味がないのだ。
 三沢体制から田上体制へ…今は様々な実験にトライする時期。どんな試みをしても、そこに確かなプロレスと戦いがあれば、ファンは後押ししてくれるはずだ。