武藤敬司vs高木三四郎

 昨日は14日(月)23時~24時にサムライTVで放映される対談番組『Versus』の収録だった。今回のゲストは全日本プロレス社長の武藤敬司とDDT社長の高木三四郎。その進行役(構成&影の声)を私が務めた。この番組のスゴいところは、臨場感を出すために控室は別々。対談する選手同士を本番のスタジオまで会わせないのだ。
 これまでの『Versus』は過去につながりのある選手の組み合わせが多く、昔話に花を咲かせたりしていたが、今回の武藤と高木はほとんど接点なし。昨年の12・23JCBホールで武藤&ウルティモ・ドラゴン&新崎人生vs蝶野正洋&TAKAみちのく&高木三四郎という形で対戦したのと、過去に武藤の番組で対談した程度。本番前に髙木に聞いてみたら「以前、ターメリックで全日本のリングに上がったことがありましたけど、その時は武藤さんとは接点がなかったですね(苦笑)」。
 そうだった! 髙木は03年2月に本間朋晃&宮本和志のターメリック・ストームに橋本友彦と合流、奥村茂雄&保坂秀樹&土方隆司&相島勇人の“ぬるま湯軍団”と抗争を展開していた。全日本GAORA中継の解説者である私が憶えていないのだから、武藤が憶えているはずがない。
 案の定、武藤の控室を訪ねてみると「そうだったっけ? 憶えてねぇなあ。対談は確かにやったけど、何を喋ったかは忘れちゃったぜ(苦笑)」という状態。本当に白紙の状態での対談スタートとなった。
 詳しい内容は放映前なので書けないが、武藤にとってはデビュー当時の先輩であり、高木三四郎にとっては師匠のひとりである高野俊二(拳磁)という数少ない共通の人物からNOSAWA論外、菊タローに話が広がり、いよいよ本題へ。
 やはりテーマは両社長の柔軟で斬新なプロレス頭。常々、武藤は「お客さんがチケットを買って会場に入った瞬間からスクリーンが回ってドラマがスタートしている」と言っているから、DDTの8・23両国の中澤マイケルの肛門爆破によるオープニングの映像を観てもらい、さらには本屋プロレス、花やしきプロレス、新ブランドの『BOYS』(今後はBOYZに名称変更)、両国のメインのHARASHIMAvs飯伏の映像を観てもらった。
「目指すは宝塚であり、劇団四季の世界だよ」「リング上のパッケージに必要だったら、犬でも女でも何でも上げるからね、俺」と発言し、ものまねプロレスのF-1、腐男塾とのコラボ興行などを手掛けてきた武藤がDDTの戦略・展開をどう感じるか興味があったのだ。
 武藤が何を喋ったかは放映当日のお楽しみとして、武藤のパッケージ・プロレスと高木の文化系プロレスは、共通する部分もあれば、明らかに違う部分もあるというのが興味深かった。武藤の場合はあくまでも一レスラーとしての感性&技量を根っこにしたプロデュースであり、高木の場合は作り手側の立場からのプロデュースとでも言うべきか。そのあたりの相違点をぜひ番組を観て読み取っていただきたいと思う。

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