どうなる!?ハッスル

 最近のハッスルはハッキリ言って私好みになってきている。というのは様々なトッピングがあっても「最終的に見せるのはプロレス!」という方針が感じられるからだ。
 昨日の後楽園にしてもモンスターHGvsRGは、RGがHGにしたためた手紙が重要な役割をしていて、試合中にRGが手紙を読むと、スクリーンには回想シーンが映し出されるというハッスルならではの演出があったが、それが楽しめるのもそれまでの攻防がハードだったからだ。HGのイス攻撃でRGの背中は内出血を起こして腫れ上がっていた。また第2試合のアン・ジョー司令長官vs小路二等兵vs坂田亘は小路のモンスター軍離脱のストーリーラインに乗った試合ではあるが、これも一昔前ならUインターvsPRIDEvsリングスの3WAYマッチという信じられないカード。これをサラッとファイティング・オペラという舞台でやってしまうのがハッスルの世界だ。
 そして昨日の本当の見所は第1試合のレイ大原vsKGとメインの川田利明vsマグナムTOKYO。何があっても最初と最後はきっちりとプロレスを見せてくれた。大原vsKGは男vs女のミックストマッチだということを感じさせない試合。それは大原の巧さもあるし、KGの成長が大きい。KGはルチャ的な大技だけでなく、大原の強い当たりを受け止めるだけの受け身、体力を身に付けてきている。だから試合を見ていても違和感がない。きっちりとプロレスラーになったと言っていいだろう。メインの川田vsマグナムは遊びがないシビアな試合だった。そしてお客さんがこうした試合をちゃんと見てくれるようになったのが、今のハッスルには大きいと思う。
 ただ、気になるのはハッスルの今後だ。正直な話、今年になって客足が落ちてきているのは否めないし、7・26両国の『ハッスル・エイド2009』をずっとアルマゲドン(最終戦争)として煽ってきた。そして昨日は『ハッスル・エイド2009』のタイトルが“さよなら髙田総統”であることが発表された。髙田総統自身、「後楽園のバルコニーに立つのは今日が最後」と明言。一体、これは何を意味するのか? ひょっとしたら7・26両国で最後!? いやいや、8・27後楽園までの日程はすでに発表されている。
 いずれにせよ、今、ハッスル内部で何かが起こっているのは確か。これが大ドンデン返しの布石なのかは現時点では皆目見当がつかないが、ようやくプロレス的な方向性が定まってきたように感じていただけにハッスルの今後が気にかかる…。

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