ディック東郷の言葉

 一昨日の後楽園ホールにおける大阪プロレス10周年興行はバランスが取れた面白い大会だった。24年間、道頓堀に眠り続けていたというヨーネル・サンダースで始まったかと思うと、第2試合は小峠、原田、タダスケのブラッド&ガッツと火野&大石&旭のΩによるキビキビした対抗戦。そした再び菊タロー&勘十郎&ミラクルマンvsくいしんぼう&えべっさん&アップルのお笑い試合…という具合にメリハリが利いていた。
 秀吉&正宗の戦国タッグがドラゲーの望月&フジイに挑んだ一戦は新たな流れが生まれることを示唆するものだったし、2000年に大阪を離脱したディック東郷が参加して現大阪プロレス王者のビリーケン・キッドと対戦したというのは凄いこと。ビリーケンの大阪初登場は02年だからは、本来だったら実現するはずがないカードなのだ。
 結果はビリーケンが敗れた。記念大会のメインを締められなかったビリーケンは「大阪プロレスのチャンピオンとして絶対にこのままでは終わりません。次はタイトルマッチ…俺は絶対に逃がさない」と東郷を挑戦者に逆指名した。
 勝利した東郷は「離脱した時には2度と上がることはないと思っていたけど、これも運命。昔の大阪プロレスと今のプロレスは別物かって? 別物とは言わない。一番強い奴を決めようという部分とコテコテのお笑い…大阪プロレスとしての活動は変わっていないと思う。その中でチャンピオンにいるビリーの実力は評価していますよ。ベルト? 大阪プロレスのベルトそのものには興味がないけど、今までフリーとしていろいろな団体に上がってきて、その団体のベルトをほとんど獲ってきているわけだから、大阪のベルトも俺のキャリアに箔をつけるということで(タイトルマッチは)あり得る。ここからのストーリーは俺とビリーのものだから」と、ビリーを称えると同時に継続参戦を示唆。しっかりと両者の心は通じたようだ。そして印象に残ったのが次の言葉だった。 
「プロレスっていうのは昔も今もそんなに変わらないですよ。スタイルは流行り、廃りで変わるかもしれないけど、プロレスは変わらない」
 うーん、さすがディック東郷!

「ディック東郷の言葉」への1件のフィードバック

  1. セミの鉄人寸劇についてはいかがでしたか?
    私はタイトルマッチであれは無いと思いますが……

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