Gスピリッツ第11号情報PART5=輪島&カブキ対談

 昨年12月発売の第10号でご好評を頂いたのが輪島大士インタビュー。それが今回の輪島さんとカブキさんの対談につながった。インタビューの最中にカブキさんの話題が出て、取材終了後に「カブキさんに会いたいねえ。今、飯田橋でお店をやってるんでしょ? 連絡取れませんか?」と輪島さん。早速、カブキさんに電話入れるとトントン拍子に話が決まった。
 輪島さんにとってカブキさんはプロレスの先生。私は当時、週刊ゴングの全日本プロレス担当記者だったので2人の関係を間近で見ていたが、振り返るとカブキさんは職人気質の厳しい人であっても、輪島さんに対しては横綱のプライドを傷つけないように配慮しながら指導していた。そして輪島さんはカブキさんに「アメリカで成功した凄い人なんだ」と純粋に敬意を示して指導を受けていた。そんな関係だったから、20年以上経った今になっても笑顔で会えたのだろう。
 今回の対談では、カブキさんが輪島さんの良さをいかに引き出すかを考えて試合をリードしていたか、そしてそれに必死に食らいついてプロレスを覚えようとしていた輪島さんの当時の様子が自然な形で語られている。
 カブキさんのような人がいたからこそ、輪島さんにとって短いプロレスラー生活も青春のいい思い出になっているのだと思う。
「相撲も厳しいけど、プロレスも違った意味で厳しい世界でしたよ。だから僕はプロレスのことを云々言う人間には“そんな甘い世界じゃない。みんな命懸けてやっているんだ”って反論するんですよ」が輪島さんの口癖である。

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