ルチャに屁理屈はいらない

 日墨友好400周年。ウルティモ・ドラゴンがプロデュースした昨日のZepp Tokyoにおける『ルチャ・フェスタ2009』は、メキシコ大使館が後援、メキシコの航空会社アエロメヒコがスポンサーになって、プロレス興行というよりはメキシコの大衆娯楽ルチャ、メキシコの文化を紹介するイベントとなった。
 客席には在日メキシコ人も多く、スペイン語が飛び交い、マリアッチが披露されるなど楽しい雰囲気がいっぱい。そしてルードに罵声を浴びせ、リンピオを応援し、ユーモラスな攻防に笑い、空中殺法に驚きの声を上げる。
 ルチャ・リブレがメキシコの人たちに根付いた娯楽であり、文化であることを改めて感じさせられた大会だった。そう、ルチャ・リブレに屁理屈はいらない。観たままに楽しめばいいのだ。それはプロレスというエンターテインメントの原点と言っていいと思う。
 個人的にはミゼットのマスカリータ・ドラーダのミスティコ以上の四次元殺法に驚嘆させられたし、試合後のおひねりが飛び交う光景には、かつてのユニバ(ユニバーサル・レスリング連盟)を思い出してジーンとくるものがあった。
 2月に左肘神経剥離の手術をしたウルティモ・ドラゴンは、実際にはかなり状態が悪いようだが、それを感じさせずに明るく大会を切り盛りし、試合もこなしていたのはさすが。久々にOKUMURAの試合を観られたのも嬉しかった。メキシコに渡って今年の春で丸5年…逞しく生き抜いている。
 というわけでハッピーな気分にさせてくれた『ルチャ・フェスタ2009』。こういう雰囲気を創り上げることができたのも浅井嘉浩だからだと思う。今後も日墨の懸け橋になって活動を続けてほしい。

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