見事合格!

 昨日の新木場における『ベイダータイム~皇帝降臨ビッグバン・ファイト』第2戦はなかなか見応えがあった。オープニングの橋本友彦&高瀬大樹&小坂井寛vs関本大介&KAZMA&岡林裕二は真っ向から肉体をぶつけ合って溌剌とした気持ちのいい試合。女子の風香&渋谷シュウ&アップルみゆきvs華名&中島安里紗&紫雷イオ、栗原あゆみvsヘイリー・ヘイトレッドにしても、男子のプロレスと一線を画した女子ならではの華やかさとスピーディーな攻防で楽しませてくれた。
 ダブル・メインの第1試合は長井満也vsテストという異色の顔合わせ。正直、どうなることやらと思っていたが…これがお互いのスタイルを貫きつつ噛み合った。長井は足関節と打撃を中心としたUのテイストで勝負、対するテストはラリアットを主軸とする体格を活かしたパワーファイトに出たが、共に相手の攻撃を拒絶しないで正面から向き合ったことで“いい味”が出ていた。日本のファンがどうすれば沸くかのツボを早くも心得ていたテストはさすがに元WWEスーパースター。今後も観てみたい魅力的なレスラーだ。
 そして大トリはヴードゥー・マーダーズ入りが決定しているマイク・フェースが小島聡に挑んだ一戦。これはフェースにとって、全日本で通用するかのトライアウトと言っていい試合である。
 キャリア10年目にして浮上のチャンスを掴んだフェースはそれを理解していたようで、2・1大会の安田戦より明らかに気合いが入っていた。重いチョップ、小島のプランチャを受け止めて鉄柱に叩きつけるパワー、脇固めやアキレス腱固めまで繰り出してサブミッションもできることをアピールだ。巨漢ながら空中で開脚してのマッド・スプラッシュも鮮やかだった。
 フェースはきっちりと基本が出来ているし、何にでも対応できる器用さを持っているが、昨日の試合で一番光っていたのは「日本で成功するんだ!」という必死さ。序盤は小島がそんなフェースの気迫に明らかに押されていた。這い上がろうという熱い心意気は必ずや全日本のファンにも伝わり、支持されるようになるだろう。
 最後は小島がラリアット2連発。フィニッシュの1発は相手をロープに飛ばしてのハンセン式だった。これが飛び出したということは、小島も本気になっていたのである。
 2・6後楽園で全日本に初お目見えするマイク・フェース。トライアウトには見事合格だ!

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