10周年を迎える大阪プロレスに注目

 ちょっと古い話になってしまうが、12日の月曜日の『S-ARENA』には大阪プロレスの小峠篤司、原田大輔、松山勘十郎、えべっさんが出演してくれた。
 とにかく、みんな若い! 3代目えべっさんは別として(笑)、一番キャリアがある勘十郎のデビューが04年2月。勘十郎は闘龍門13期生で大原はじめ、新日本の岡田かずちかと同期だ。そして、あの風貌で(失礼)まだ24歳だという。
 04年2月といえば、日本スポーツ出版社がグラついていて再建に躍起になっている時で、同社の執行役員だった私は経費節減などに忙殺されていてプロレスどころではなかった。だからほとんど印象にないのだ。小峠は05年4月、原田は06年8月ー…いずれも私がフリーになってからデビューした選手。時の流れの早さを感じざるを得ない。
 大阪プロレスの選手は、お笑いの本場から来ただけあってノリがいい。これまでもアジアン・クーガー、タダスケ、ワルになったタイガースマスクと『S-ARENA』で共演したが、ボケも突っ込みも勝手にやってくれるから、大助かりだった。
 大阪プロレスはデルフィン体制から様変わりしたが、心をひとつにして未来に向って邁進しているという感じがして、選手たちを見ているとハッピーな気分になれる。
 土日祝日にデルフィン・アリーナで地道に興行を行い、2月15日には大阪府立体育会館第一競技場で今年初のビッグマッチ『大阪ハリケーン』を迎える。メインは昨年の最強決定トーナメント『天王山2008』で優勝したビリーケン・キッドが秀吉に挑戦する大阪プロレス選手権、セミではムチャルチャ第3の男としてザ・グレート・サスケがアジアン・クーガーと組んでタイガースマスク&ブラックバファローの大阪プロレス・タッグに挑戦する。その他、ブラッド&ガッツの小峠&原田&タダスケがK-DOJOの大石&旭&KAZMAと若き対抗戦、休憩時間にはアントニオ小猪木、ハチミツ二郎らが参戦して西口プロレス提供試合もある。そして5月20日には後楽園ホールで10周年記念興行を開催することも決定した。
 正直、私が大阪プロレスを観るために大阪まで足を運ぶことはまずない。『S-ARENA』で大会ダイジェストを観ている程度だ。それでも独自の世界観、価値観をきっちりと確立しているから楽しめる。
 大阪プロレスの設立当初のモットーは「老若男女が気軽に楽しめる大阪発のエンターテインメント…大阪の新観光名所を作る」だった。ちょうど旗揚げ1周年興行の2000年4月29日の和泉市民体育館大会に足を運んだ時に知り合った大阪日日新聞社の記者が「関西には大阪プロ、CMLL、神戸には闘龍門がありますけど、大阪プロは家族連れが多くて、CMLLはルチャ・リブレ、闘龍門は若者が多いライブ感覚という感じで、3団体が競合することはないですよ」と話してくれたことを思い出す。
 あれから9年が経ち、団体の体制も、選手も様変わりしたが、しっかりと大阪に根付いていると思う。まずは、大きな団体でも一杯にするのが大変になってしまった大阪府立第一にどれだけのファンを動員できるか見ものだ。

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