今こそ弾けよ!師弟コンビ

 昨日の後楽園ホールにおけるノアのツアー開幕戦はタイトルマッチ前哨戦がズラリ。12・7日本武道館で健介に挑戦する齋藤彰俊は最初で最後の前哨戦で今までのプロレスラーとしての歴史を健介に見せつけた。まずはW★ING時代の徳田光輝、木村浩一郎との格闘3兄弟時代にタイムスリップしたように真っ白な空手着、試合の途中から現在のプロレスラーの姿になり、試合後には健介を荒縄で縛ってパワー・ウォリアーを模したお面を被せるなど、型破りなダーク・エージェント流のパフォーマンス。彰俊は18年間のすべてを健介にぶつける意思表示をしたのだ。
 ジュニア戦線ではKENTA&石森&菊地vs丸藤&鼓太郎&エドワーズ。これは11・27仙台における丸藤vs菊地の世界ジュニア戦、11・28新潟におけるKENTAvsエドワーズのGHCジュニア戦、12・7日本武道館における金丸&鼓太郎vsKENTA&石森のGHCジュニア・タッグ戦の前哨戦という様々な要素が入り混じったもの。私的に注目しているのは丸藤の世界ジュニアに挑戦する菊地。菊地は全日本時代の96年7月24日、渕を破って第16代世界ジュニア王者になった。97年1・15後楽園で小川良成に敗れて王座を失っているから、約12年ぶりに取り戻すチャンスを得たことになる。
「世界ジュニアは懐かしいし、やっぱりまた巻きたいよね。俺は数少ないチャンスの中で頑張っていくしかないから。こんな俺でも生まれ育った仙台が味方になってくれる。きっと何かあるでしょう。あとはベストのコンディションで丸藤の胸を借りたい」とキャリア21年目、43歳のベテランは語った。あの火の玉小僧の復活に期待したい。
 そして昨日、最も輝いて見えたのが11・28新潟で彰俊&バイソンのGHCタッグに挑戦する田上&森嶋の師弟コンビ。久々に田上火山が噴火、ダウンしているキース・ウォーカーの上に森嶋の巨体を喉輪落としで叩きつけるという合体プレーまで披露した。
 田上にとって森嶋は初めての付き人。凄く可愛かったようで、以前、田上にプロレスに入ってからの思い出の試合を聞くと、96年5・24札幌で三沢から初めて三冠ヘビー級王座を奪取した試合と05年12・4横浜で森嶋の挑戦を受けてGHCヘビー級王座を防衛した一戦を挙げていた。
「元付き人とタイトルマッチをやれたっていうのは、やっぱり思い出の試合だよねぇ。パワーが凄くて殺されると思ったけど(苦笑)、19歳ぐらいの可愛い坊やちゃんが怪物になったんだもんねぇ」と嬉しそうに語っていたものだ。
 そして昨日の試合後の2人のやりとりは以下の通り。
森嶋=「ヤル気になった田上さんは凄いですし、それは付き人やってて知っていますから。僕は暴れるだけ暴れるんで、田上さんには噴火してほしいです」
田上=「今日は試合やってて楽しかったな。まあ、新潟までこの調子がもてばいいなあ…」
 ウーン、何とも味わい深い師弟コンビだ!

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