Gスピリッツ第9号の全日本特集は自信作です!

 Gスピリッツ第9号がいよいよ明日発売になる。今回は全日本プロレス特集。全日本の特集というと、まったりしたイメージがあるかもしれないが、かなり刺激的な内容に仕上がったと思っている。全日本は変化が少ないように見えて、旗揚げから36年間で激変している。馬場さん存命の時代にしても当初の日本人vs大物外国人の時代からジャパン・プロレスの参入による日本人対決主流の時代、ジャパン・プロ離脱後の天龍革命時代(鶴龍時代)、天龍離脱後の世代闘争時代、四天王時代、三沢に全権が移った三沢革命時代、馬場さん亡き後の元子さん時代、そして武藤時代と大きく様変わりしているのだ。そうした流れを突き詰めていくと、自ずと刺激的な内容になるのである。
 私が今回インタビューしたのは辛口の職人の目を持つザ・グレート・カブキ、シューティング出身の北原光騎、鶴龍時代後に次代のエースとしてスカウトされて入団した秋山準、馬場時代も鶴龍時代も四天王時代も知らない武藤・全日本の未来のエース諏訪魔の4人。
 その発言を以下、チラッと紹介してみよう。
「ある意味、全日本プロレスは野球の球団的だったよね。馬場さんの考えが野球だから。その部分ではアメリカンプロレス的ではなかったよね」(カブキ)
「(極めっこの練習をやっていたら)“そんなのやるなら受け身の練習やれ!”って怒られてましたもん。ガチンコは小橋、菊地さんと3人でやってました」(北原)
「途中で僕、諦められていました(苦笑)。馬場さんに“あんまり口でプロレスするんじゃないよ”って言われても喋ってましたから」(秋山)
「ドラゴンゲートをケーブルテレビで観たんですよ。あれ、今の時代のプロレスだったら完成されているよね。だけど俺がやるのはこれじゃねぇなと思いましたよ。そうなると鈴木(みのる)さんとの試合は、結構、大事なヒントになるのかなと思うし」(諏訪魔)
 その他、本当はジャイアント馬場を叩き潰そうと思って全日本に参戦した池田大輔、もし潰れていなかったら某U系団体に入る予定だった丸藤正道の証言、かつて馬場に真剣勝負を挑んだ柔道家の岩釣兼旺七段のインタビューも掲載されている。
 こうしてあらゆる角度から全日本、ジャイアント馬場、王道に迫った企画はないはず。ハッキリ言って自信作です!

「Gスピリッツ第9号の全日本特集は自信作です!」への5件のフィードバック

  1. まだカブキさんのインタビューしか読んでいませんが、とても興味深い内容で面白かったです。読んでない方の為に詳しい記述はしませんが・・・ある意味、自分の見方が間違っていなかったと再確認も出来、嬉しく思いました。
    Gスピリッツのように、隔月刊とは言え定期的に刊行して頂けると、購入しやすいですし、有り難いです。せっかく専門誌があってもいつ発売するのかわからないと、購入しようがありませんし。
    ここでは発売日が近くなると、表紙写真付きでお知らせがあるので助かっています。

  2. お知らせを見てさっそく買いました♪
    夢中で読んでいます。とっても面白いです。
    秘話がたくさんですっごくお得な気分になりました。
    これからも読み応えのある本を作ってください。

  3. 全く関係ないですけど「月刊リング」って一体、どうなっちゃたんでしょうか?

  4.  お言葉にたがわない面白さ!
     「マニアに贈る」ですが、マニアではない僕にもかなり面白かったです。学生プロレスをやる友達がいるので、マニアの世界の入口は覗いたことがあるくらいです。
     冒頭から超ボリュームで迫るカブキさん。徹底的な批判口調の論理性の高さ、説得力にビックリ。北原さんや池田さんは全日本プロレスや馬場さんをボロクソにいうのかなと思って読んでいたら、そういうことではなかった。秋山さんの話が、今回の特集では意外に浮いている(でも、悩みの深さは一番かも…?)。丸藤さんと諏訪魔さんの描く理想像の方が、案外似てますよね。
     (では、丸藤さんや諏訪魔さんがU系の団体にそのまま入っていたとしたら、どうなっていたのでしょうか…。)
     当たり前のことをいいますが、「強くないと、本当にトップに立つことは絶対にできない」のを改めて感じさせられました。
     次は、武藤さんや三沢さんの、表面的なあれではない、ロング・ロング・インタビューを見たいです。今回は、なるほど!武藤さんや三沢さんが本当の本当でトップレスラーなんだな!と、間接的にしみじみ考えさせられましたので。小佐野さんに深く掘り下げて聞き出して欲しいです。

  5. 創刊号から購入しています。今回もとても面白かったです。
    色々なスタンスのレスラーが証言されていましたが、皆さんの口から小川良成選手と菊池毅選手の名前が出ていたのがとても興味深かったです。
    今でこそ(昔から?)地味なポジションにいる二人ですが、ある意味全日本のなんたるかを身を以て現しているのはこの二人なのかなあ、と思いました。

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