3大メジャーのジュニアがクロス!

 昨日はGHCヘビー級戦について書いたが、今日はジュニア・ヘビー級タッグリーグ戦について。去年の大会ではKENTA&石森が丸藤&飯伏を好試合の上で下したものの、最終公式戦の鼓太郎&マルビンvsブリスコ兄弟が時間切れ引き分けになり、自動的に最高得点のKENTA&石森が優勝。そういうルールだから仕方がないが、締まらない結末にブーイングが起こってしまった。ツアー全体を通じてリーグ戦の内容が良かっただけに残念なフィナーレを迎えてしまったわけだ。
 では今年はどうだったか? 先に行われた中嶋&飯伏vsブリスコ兄弟が白熱しただけに最終公式戦の金丸&鼓太郎vsKENTA&石森が割りを食うという形になってしまった。引き分けでも金丸&鼓太郎が優勝というシチュエーション。もしこれが時間切れ引き分けに終わっていたら、去年と同じ空気になっていたかもしれない。だが、前年度覇者のKENTA&石森が頑張った。これに勝って同点決勝に持ち込み、さらに優勝決定戦でも勝って2連覇を達成したのだ。最初は前の試合の余韻でも盛り上がりに欠けたが、最後はきっちりと観客を試合に引き込んでいたと思う。
「今回の主役は自分たちなんで。まあ、主食である自分たちの試合でお腹をいっぱいにして、GHCヘビー級選手権はデザート感覚で楽しんでもらえれば…」というKENTAが意地が通したリーグ戦だった。
 さて、これを客席からジッと観ていたのが、新日本プロレスの裕次郎と内藤哲也のノーリミット。アクションは起こさなかったが「タッグ・チャンピオンの金丸&鼓太郎にはガッカリ」「ノア・ジュニアは面白くない」とコメントし、新日本の公式サイトにも2人のインタビューが掲載された。これは紛れもなく“会社公認の”宣戦布告である。
 その一方では早々にタッグリーグ戦を脱落してしまった丸藤が「デビュー10周年を迎えて巻きたいベルトがひとつあります。ジャイアント馬場最後の弟子だから世界ジュニアに挑戦したい。全日本にいた頃は、新人だったんで目指すような位置にいませんでしたからね。俺も10年間やってきて、そろそろ発言してもいいかなと。自分の原点に触れたいと思います」
と発言したのだ。
 これは8・31両国でKAI相手に世界ジュニア王座V3を果たした土方が外部からの挑戦者を求める発言をしたことを受けてのもの。ただし土方は「全日本のリング以外でこのベルトを賭けて戦う気はない」と言っているから、もし実現するとしたら、丸藤は離脱以来8年ぶりに全日本のリングに上がることになる。丸藤が全日本のリングに上がっていたのはデビューした98年8月から離脱する00年6月までの1年10ヵ月だった。ちなみに土方は丸藤にとって高校の1年先輩。土方は柔道部で、丸藤はレスリング部に所属し、挨拶ぐらいはしたことがあるという。
 今の流れがスムーズに進めば、新日本の裕次郎&内藤がノアのリングに上がり、丸藤が全日本のリングに上がる日はそう遠くはないはず。ジュニアを介して3大メジャーがクロスするのだ。そこから生まれるものは…。

「3大メジャーのジュニアがクロス!」への1件のフィードバック

  1. 丸藤選手の全日本参戦決まりましたね。
    丸藤選手はそんなコメントしていたんですか。
    知りませんでした。
    NOAHでパーフェクトを達成してもやはり世界ジュニアは丸藤選手にとって魅力的なものなんですね。
    10年経って原点回帰。
    触れるだけじゃなく高めてくれたらと期待したいです。
    小佐野さんのブログのおかげで、より観戦の楽しみが沸きました。ありがとうございます。

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