小橋建太の道

 昨日は大阪府立体育会館で武藤敬司が中邑真輔を破って第49代IWGPヘビー級王者に。グレート・ムタも含めると通算4度目、1999年12月10日に同じ大阪府立で天龍源一郎に敗れて以来だから、実に8年4ヵ月ぶりの王座返り咲きをやってのけた。また、東京では日本武道館で『グローバル・タッグリーグ戦2008』最終戦が行なわれ、伏兵のバイソン・スミス&齊藤彰俊が優勝。東西で盛り上がったわけだが、私は敢えて小橋建太について書く。
 小橋は今回のタッグリーグ戦は辞退したものの、巡業に付いて全19戦中11試合に出場した。腎臓ガンを克服してリング復帰を果たしたのは昨年12月だが、それ以降の試合出場も、すべてがチャレンジ…常に「これで数値が悪くなったら」という恐怖と不安を抱えながらの、文字通り命懸けの戦いである。
 だが、小橋はリングに上がる限りは全力ファイト。若い潮﨑と胸をドス黒く腫らせながらのチョップ合戦、高山には場外でエベレスト・ジャーマンを食らって、首から突っ込んでしまった。衝撃を受けて体内に溜まった老廃物を処理するのが腎臓の機能。こんな戦いをやっていたら、腎臓にどれだけ負担がかかるのか? それでも小橋は敢えてハードな戦いを挑んでいるのだ。
「高山はGHCでやり合っていた頃のように元気になってきたから、俺も元気にならなくちゃ。潮﨑は…あいつがあの気持ちを持っていれば、横道にそれるようなことはないね。プロレス道に邁進していくと確信した。俺も負けられないね。今回のツアーは出て良かったと思いますよ。確かに倦怠感があったりもしたけど、どこに行ってもファンのみんなが声援を送ってくれるんで、それが俺を奮い立たせてくれた。いつも充実していました。これで明日(28日)検査して、その結果を見て考えなければいけないんだけど、後ろを向くことはないから。気持があれば大丈夫だと信じていますよ」と小橋。
 5月11日の故郷・福知山凱旋では三沢、菊地と組んで田上&小川&雅央との対戦が決定しているし、6月21日のイギリス大会への出場も決まっている。小橋は誰も歩いたことのない道を前向きに邁進していく。

「小橋建太の道」への2件のフィードバック

  1. いつもご愛読させていただいています。
    昨日、たまたまCSでノアの武道館大会を視聴しました。
    カード的に通常のカードと変わらないこと、タッグリーグ戦とはいえ、シングルが1試合もないことに驚き、落胆しました。
    通常大会でもシングルは稀です。
    三沢社長の方針だとは思いますが、このままですと
    何年後かにはノアまでファンに見限られてしまう気がしてなりません。
    ノアの落日はプロレス全体の落日だと思います。
    小佐野さんはどのようにお考えでしょうか。

  2. IWGP戦後のコメントに関してだけ言わせてください!w
    武藤選手
    『オレの志は新日本の社員、レスラー、関係者をみんな潤すこと。3カ月後には新日本社員にボーナスを出せるよう頑張ります』(デイリー記事抜粋)
    これって・・・プロだな~っとwなんか感動しました。
    本来、あえて言わないようなコメントだと思いますが
    言っちゃうとこが武藤“選手”だな~と。www
    それに引き換え
    菅林社長
    「入場から嫌な予感がした。久しぶりに本当のスーパースターが出てきたという雰囲気になってしまった」
    これ言っちゃ~新日選手に対して、ミもフタも無いだろうと・・・
    反感覚悟で言わせていただきますが
    『これが現状の新日っぽい』と思いました。
    なんで“ゲンバの長”が、自社の選手に言えるかな・・・・

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