新方向に転がり始めた全日本

 諏訪魔の『チャンピオン・カーニバル』優勝で新時代に大きく踏み出した全日本プロレスが、昨日の後楽園ホールにおける新シリーズ開幕戦から、さらに意外な方向に動き出した。
 諏訪魔の三冠挑戦、土方の世界ジュニア挑戦、小島欠場、VMのケア勧誘という流れの中で、新たなアクションを起こしたのは先のカーニバルで3ヵ月ぶりに全日本マットに戻ってきた鈴木みのる。みのるは「お前が本当にやりたいことは何なんだ?」と詰め寄り、「俺はもう1回、このリングで頂点に行く。お前も一緒に行こう!」と誘い、急転直下、鈴木みのる、太陽ケア、東京愚連隊(NOSAWA論外、MAZADA、TAKEMURA)の新たな勢力が誕生したのである。この“鈴木みのると愉快な仲間たち”のユニット名はGURENTAIだ。(NOSAWAが東京愚連隊を主張したが、東京出身者はひとりもおらず、ただの愚連隊…それをオシャレに横文字にした)
「善か悪かの全日本プロレスは今日で終わりだ。これからは力のプロレスだ。力のある奴が中心になるんだ。邪魔な奴、気に食わない奴は力でみんなぶっ飛ばす。ぶん殴ってやる」というのがみのるの主張。
 
 全日本は03年の夏過ぎからTAKAみちのくが外国人選手をまとめてRODを結成、日本人VS外国人の日本のプロレスの原点の対立構図からスタートして、その後、TARU率いるVMの参入によって図式は多様化したが、一貫していたのは単純な善VS悪という基本部分。それによって全日本はハッピーな団体として支持されてきた。その5年に及ぶ流れをみのるは断ち切ろうというのである。「健介をぶん殴ることと、もうひとつ目的があって全日本にまた上がろうと思った」と言っていたみのるの目的はこれだったのだ。
 健介VS諏訪魔の三冠戦も待ったなし。ノアに上がって以来、全日本では逆風を浴びている健介は、昨日のタッグ前哨戦で無我夢中のファイトで諏訪魔に勝利した。「この3本のベルトは俺が若手の頃にリングサイドから見ていた憧れ。これは今、絶対に譲りたくない!」というコメントは紛れもない健介の本音だった。
 どういう結末が待っているにせよ、4・29名古屋決戦を機に全日本はゴロッと新たな方向に転がっていくはずだ。
追記:プロレス入場テーマ曲について書いたところ「音楽を購入するお得なサイトはありませんか?」との質問がありましたが、私はインターネットで音楽を購入する習慣がないもので、残念ながら、さっぱりわかりません。ということで、ご自身で探してみてください!
 

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