Gスピ情報第1弾=鈴木みのるを直撃!

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昨日のサムライTV『S-ARENA』は、6月17日の40歳の誕生日に20周年記念興行『風になれ』を手掛ける鈴木みのるにスタジオ・ジャックされてしまった。
 スタジオに行くと“鈴木みのる緊急会見”の看板と金屏風。で、いつもの控室に行くと、狭いスペースに机とイス、テレビカメラ1台が固定されている。
「今日は、番組の冒頭で鈴木みのる選手がTV記者会見をやることになったので、その後に『S-ARENA』のスタートになります。いや、鈴木選手の持ち込み企画なんですよ。すみませんが前半は控室の臨時スタジオで収録して、後半の鈴木選手のゲストコーナーから三田さんと小佐野さんに普段のスタジオに入ってもらって…」とスタッフ。鈴木みのる、恐るべし! 見事に立場を逆転してくれた。
 とりあえず『風になれ』の宣伝をしておくと、メインは鈴木VS高山…03年9・21相模原でNWF王者だった高山に鈴木が挑戦して以来、約5年ぶりの一騎打ちとなる。さらにみのるはモーリス・スミスともエキジビションマッチも行なう。鈴木の20年のプロレス人生を振り返ると、キックの王者だったスミスはその前半期に大きな影響を与えた格闘家。89年11月29日のUWF東京ドーム初進出で異種格闘技戦で激突し、みのるは4RにKO負けして号泣した。ファン、マスコミの評価は高かったが、スミスに怖さを感じて途中で試合を投げていたみのるは、その評価が逆に悔しかったのだ。再戦が実現したのはUWFから藤原組を経てパンクラスを旗揚げした後の93年11月8日、神戸ワールド記念ホール。スミスに敗れてからキックの練習もしていたというみのるはキックルールで挑んで、今度は3RでKO負け。結局、みのるがスミスに勝ったのは、初対決から4年半後の94年5月31日の日本武道館。この時はキック・ルールとパンクラス・ルールをミックスさせた特別ルールとして行なわれ、みのるが3R0分36秒に腕ひしぎ十字固めで勝利した。今のみのるに言わせると「あれは…俺がやっと1回勝ったってだけのことなんですよ」。エキジビションとはいえ、あの対決が蘇るのはかつてのUWFファン、パンクラス・ファンにはたまらないはずだ。
 今日の本題はこれから。そう、明日16日(水)発売のGスピリッツ第6号情報第1弾だ。今回のテーマは『アントニオ猪木は本当に強かったのか?』。
 今のプロレス界、総合格闘技界の礎となったのはアントニオ猪木である。多くの人間は猪木のファイトに熱狂し、魅せられ、その中にはプロレスラーになった人もいるだろうし、あるいは格闘家になった人もいるだろう。プロレスラーになってから方向転換して格闘家を目指した者もいる。UWFの選手たちもその部類に入る。
 さて、プロレス最強神話が崩れた今、改めて振り返ると「アントニオ猪木って本当に強かったの?」という疑問にぶち当たる人も少なくないのではないか。以前、私は「Gスピリッツは“昔は良かった”という懐古趣味の本ではなく、今の時代の視点に立って掘り下げ、検証していくもの」というようなことを書いたが、素朴な疑問こそがGスピリッツの原動力だ。「凄い、凄いって言われるけど、本当に凄いの?」「あの時代は良かったとみんなが言うけど、こういう要素が人を惹きつけたんだ!」と常に疑問、好奇心、探究心を持って検証し、再確認するのがGスピリッツの姿勢である。
 今回の猪木特集では髙阪剛が伝説の猪木VSペールワン戦を分析し、実技も交えて徹底検証、日本プロレス→東京プロレス→日本プロレス復帰→新日本プロレスと常に猪木と行動を共にして「セメントに強い」と言われ続けてきた北沢幹之氏へのインタビュー、ビル・ロビンソンが語る猪木の実力などがあるが、私が担当したのは鈴木みのるへのインタビューだ。
 みのるは中学時代に猪木に憧れてプロレスラーを志し、高校でレスリングをやった後に新日本に入門。猪木の付き人を半年間務め、デビュー9ヵ月で猪木とシングルで戦っている男。猪木の教え、スパーリングでの強さ、猪木流プロレスのからくり…などなど、様々なことを聞いていたら、いつの間にか3時間が経過。新人の鈴木がスパーリングで何とか猪木をやっつけようと様々な策を練っていた話などはケッサクだ。話は力道山、ジャイアント馬場、今のプロレスとドンドン広がってしまった。実は、私が仕事でみのるにインタビューするのは今回が初めてなのだが、私はみのるとプロレスの話をするのが大好き。どんどん深く、広がっていくのである。
 今回のインタビューは主題こそアントニオ猪木だが、鈴木みのるの人間性とプロレス観が浮き彫りになっていると自負している。猪木に関するエピソードだけでなく、人間・鈴木みのる、プロレスラー・鈴木みのるを感じてもらえたら幸いだ。

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