いよいよ最終日

 チャンピオン・カーニバルは今日、最終日を迎える。例によって星取りは混沌。Aブロックは現時点で武藤=5点、ケア=0点(公式戦終了)、小島=4点、川田=3点、棚橋=4点。残り公式戦は武藤VS川田、小島VS棚橋。優勝戦進出の望みがないのはケアだけという状況だ。武藤は、勝てば文句なく優勝戦進出、武藤が負けた場合には小島VS棚橋の勝者が優勝戦進出となる。川田が武藤に勝って、小島VS棚橋が時間切れの場合だと武藤、小島、川田、棚橋の4人が5点で並ぶという事態に。もし川田が武藤に勝ち、小島と棚橋が無得点試合(両者リングアウト、両者反則、無効試合)の場合には武藤と川田が5点同点首位になり、再戦によって優勝戦進出を争うことになる。
 Bブロックは現時点で健介=4点(公式戦終了)、諏訪魔=3点、西村=1点、ドーリング=4点、鈴木=4点。残り公式戦は諏訪魔VSドーリング、西村VS鈴木の2試合。健介の可能性は西村VS鈴木が西村の勝ちか無得点試合、諏訪魔VSドーリングが無得点試合になるしかない。それでもドーリング、鈴木と4点で並ぶという形だ。諏訪魔の可能性は勝てば5点…西村が鈴木に勝てば、ストレートで優勝戦へ。西村VS鈴木が時間切れの場合には鈴木と5点で並んで優勝戦進出決定戦となる。西村には優勝の可能性はなく、鈴木とドーリングは、どちらか勝った方がストレートに優勝戦へ。2人とも勝った場合には6点で並んで優勝戦進出決定戦。
 ということで、テレビ解説者としては頭の痛いところだが、そんな星勘定を抜きにして、この月&火の2日間で印象に残っているのは武藤、棚橋、諏訪魔、鈴木の4選手。月曜日の武藤VS棚橋の時間切れ引き分けは合わせ鏡のような戦いだった。共に知恵と閃きの30分といった感じで、時間の長さを感じなかった。棚橋は昨日も川田と時間切れになっているが、敵地・全日本で誰が相手でも自分のキャラクターを貫きつつ、中身のある試合をしている棚橋は新日本の今のトップレスラーであることを見事に証明している。あのチャラ男、ナルちゃんぶりで全日本のファンの神経を逆撫でしているものの、それでもブーイングが徐々に歓声に変わってきている。全日本のファンも棚橋のキャラの裏にあるプロレスラーとしての資質を認めざるを得ないといったところだろう。
 Bブロックでは初日にドーリングに不覚を取った鈴木みのるが月曜日には諏訪魔、昨日は健介相手に本領を発揮した。ファイトに遊びは一切なしの本気モード。試合は当然、ぎくしゃくしたものになったが、それが凄い緊迫感を生んだ。無我夢中でスリーパーを仕掛けて締め落とす鈴木には“鬼気迫る”という表現がピッタリなのだ。
 そんな怖い鈴木に怯まなかった諏訪間も大したもの。05年10・2代々木での初対決では明らかに気後れしていた諏訪魔が“尋常ではない鈴木”に一歩も退かずに喧嘩モードで対抗したのである。逆落としから締め落とされるという結末は2年半前と同じだが、内容ではきっちりと成長を見せつけた。昨日の西村戦でも、のらりくらりの戦法に苦しめられた上での勝利。この2連戦で得たものを今日のドーリング戦にぶつけてほしいと思う。
 さて、スペシャルゲストのグラビア・アイドルだが、月曜日は愛川ゆず季さん、昨日は原幹恵さんだった。この2人の印象的だったコメントは、
「プロレスの技って美しいんですね。やっぱり見せるということも大事ですよね」(愛川)
「西村選手は目の力が強いですね。厳しい目をしています」(原)
 今日のゲストの小阪由佳さんもプロレスを観て何を感じてくれるのか楽しみだ。プロレスに対してまったく白紙の人の感想はハッとさせられることが少ないないし、違う職種の人の視点というのは新鮮で勉強になる。

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