シニカルな田口は対抗戦向き!

 過熱する新日本とゼロワンMAXの対抗戦で異彩を放ちながら存在感を示しているのが田口隆祐。ちょっと新日本カラーとは違う“ファンキー・ウェポン”が喧嘩腰の対抗戦にマッチするのかなと思いきや、これがハマッた。硬軟自在の幅の広いファイト・スタイルの中できっちりと闘志を表現できるし、あのダンスはゼロワンMAXのファンの神経を逆撫でするのだ。
 昨日のサムライTV『S-ARENA』はそんな田口がゲストに来てくれた。選手をおおまかに分けると一直線に吠えるタイプとシニカルなタイプに分かれるが、田口は後者のタイプ。自分のコスチュームやダンスについても「セクシーなのは棚橋さんで、僕はキモイだけなんで。変態系ですよ。まあ、目指しているのがそれなんですけど…」と含み笑いで語る。その「フフッ」という感じに味があるのだ。ウーン、試合にも味があるのがこれでわかった。
去年のIWGPジュニア王者時代にはタイガーマスク、稔、金本、先のNJC1回戦ではライガーを下し、ヘビーとジュニアの階級を越えたレスラーを目指す田口にとって、4・6JCBホールにおける佐藤耕平との対抗戦は大きなカギとなる。ここでヘビー級で武闘派の耕平を突破できれば、新たな道を大きくアピールできるのだ。
「耕平選手のキックですか? 思いですけど…まあ、受けて受けて、受け流します。フフッ…」という言葉は自信に満ちていた。
 その後も4・13後楽園ホールでは新日本に入門した時にはすでにゼロワンに移籍していた高岩との一騎打ち、4・29桑名では後藤洋央紀との一騎打ちがある。田口と後藤はほぼ同期。“ほぼ”と言うのは、田口が02年3月に入門したのに対し、後藤は01年4月に入門したものの肩の怪我で一度離れて02年11月に入団テストに再挑戦して改めて入り直しているからだ。田口は02年11月にデビューし、03年7月6日の後藤のデビュー戦の相手を務めている。メキシコ修業後、ヘビー級転向を打ち出した後藤と、今の体のままで階級越えをしようという田口の激突は見もの。これも未来の新日本のメインカードのひとつである。
追記:ある時期から、このダイアリーに寄せられるコメントを事前確認の上で掲載するようにしたのは、1日に200通近く来るスパム対策が一番大きいのですが、それ以外にも、好ましくないと思われるコメントを不本意ながらもカットしなければ、サイトを楽しく保てないという想いもありました。好ましくないコメントとは明らかに悪意があるものだったり、ある特定の選手や団体のファンを挑発するものであったり…といったものです。
 で、今回、残念ながら掲載を見送り、削除させてもらったコメントがありました。それは昨日の“中邑スタイル”に寄せられたもので、コメントを送ってくれた方は今の新日本の熱気と中邑VS棚橋を絶賛していました。それはいいと思いましたが、“その逆にノアは…”という論調になっていたのが引っ掛かりました。そこに他意はないかもしれませんが、私の判断ではノアのファンを刺激するものでした。それは私への質問でしたが、その場合、新日本には関係なく、ノアについて書いたときに質問してもらえれば、何も問題なかったと思います。
 質問自体は「最近のノアはマッチメーク、流れの作り方が下手な感じがするが、どう思うか?」というものでした。それにはお答えします。
 私自身は新日本とノアをまったく性格の違う団体として見ています。1・4東京ドームの時、私は新日本のドームまでのTNAとの対抗戦の流れの作り方等を批判しましたが、それは新日本という団体が猪木の時代から、そうしたドラマ性を大事にしていた団体だからです。だからドームから数ヵ月立った今現在の新日本のわかりやすい流れの打ち出し方は好きです。
 一方のノアですが、言葉のプロレス、流れのプロレスを拒絶し、一話完結、リング上のファイトのみで勝負するという四天王プロレスの流れを汲んでいると私は解釈しています。大方のノア・ファンはスキャンダル的な話題に嫌悪感を覚えると思います。だからノアについていはマッチメークやストーリーライン云々ではなく、試合内容のみで私は考えています。その点では最近のGHC戦は確かに内容的に苦しかったと私も感じています。以上です。

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