666を初体験

 昨日は念願かなって新木場でやっと666の興行を観ることができた。別冊やらメンズナイト興行やらをを除いて23回目の本興行だというから結構、続いているわけだ。怨霊&アブナイ感じのインディーズレコードレーベルの殺害塩化ビニールの合体から何が生まれるのか? これはナマで観なければ、人の話だけじゃどうにも理解できない。ナニ? 今日はラム会長は学校行事のために欠場? それは残念だなあ。
 試合はライブの実況付きでメンズ・テイオーと須山浩継氏が担当する。テイオーは学生プロレス時代に試合だけでなく実況もやっていた。実に20年ぶりぐらいにテイオーの名調子が聞けるのは嬉しい。そしてレフェリーの李日韓、浅野グレース恵は、この666ではスカートでレフェリングするのか…。
 第1試合は、この日が666デビューだという怒愚羅&魔愚羅というマスク・コンビがウインガー&ナスティ・ブラック・パンサーにアタック。「ああ、これはウインガーとGENTAROの紙パックスですね!」と、当たり前のようにナスティの正体をバラし、掌打を使う怒愚羅だか魔愚羅だかを見て「おおっと、正体はライガーか!?」とボケてみせるテイオーの解説ぶりは学生時代と変わらないものだ。最後はGENTARO…じゃなかったナスティがチャボ・ゲレロやランス・ストームが使っていた回転しての逆エビというマニアックな技で決着だ。
 第2試合はドラゲーの大野勇樹とホッシーノ(星野勘九郎)がスクランブル・バンクハウス・デスマッチならぬスクランブル・パン喰うハウス・デスマッチ。要はパン喰い競争。セコンドに付いていた練習生がパンを食べちゃってノーコンテストというのがオチだった。
 小仲=ペールワンとウルトラマンロビンの第3試合は特撮物を強引にプロレスにしたもの。黒子に抱えられたロビンが客席を飛び回って入場。試合中も黒子がペールワンの空中浮遊やロビンのムーブを助けるという展開に。最後は水鉄砲の誤爆に怒った黒子・木村響子のビッグブーツが火を噴いてロビンが勝利。徹頭徹尾、馬鹿馬鹿しければ、それはそれで成立しちゃうのだ。
 第4試合の忍&みねぴょん(藤田峰雄)&佐藤悠己VS趙雲子龍&しゃちほこマシーン&マサ高梨は、試合内容できっちり見せながらも、佐藤が忍とみねぴょんに誘われて禁断の世界へ…。
 セミの怨霊&TARUと宮本&先輩はTARUと先輩の視殺戦…メンチの切り合いが最大の見せ場となった。2人がエプロンで、場外で睨み合うとリング上の怨霊VS宮本が打ち消される迫力なのだ。この先輩なるマスクマンのキャラは凄い! パンチパーマにサングラス、髭をあしらった怖いお兄さんをイメージさせるマスク。コスチュームはジャージで手にはセカンドバッグ。非の打ちどころがないのだ。そしてセカンドバッグから注射器を取り出して自ら頭にブスリと刺した途端にハイテンションという、かなり危険なキャラ! 最後は薬が切れて戦闘不能になり、孤立した宮本が怨霊クラッチに仕留められてしまった。
 メインは殺害塩化ビニールの社長ザ・クレイジー・SKBの世界だ。設定はヘンな宗教に洗脳されてしまった宮本の目を覚まさせるというもので、SKBがマリキ・ド・シャドウ(シャドウWX)、破羅死魔(HARASHIMA)を従えて宮本&信者軍団と戦うというもの。このメインはボーナストラックと捉えればいいと思う。毎回、このボーナストラックが付くから、それは実際にナマで確かめてもらうしかない。ちょっと、ここでは書きようがないというのが正直なところだ。
 この666興行に集まるお客さんの半分はプロレスファンではなく、殺害塩化ビニールのファンだという。だが、興行を重ねるにつれて純粋にプロレスを楽しむ観客が増えてきているとか。ということは成功だろう。何かいけないものを観ているような意識と共犯者意識みたいなものが独得の雰囲気を醸し出しているのかもしれない。これはライブで観ないとイメージが掴めないイベントである。
 プロレス的な見方からすれば、過激なネタや馬鹿馬鹿しいネタも盛り込まれているが、基本的にファイト自体はしっかりとしているというのが私の感想だ。

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