熱い!SEMの対抗戦

「今まで僕も竜志も大先輩に向っていくのが多くて、それは凄い勉強になっているんですけど、キャリアが近い選手と戦うのは気持ちのぶつかり合いになって熱くなりますね。今日は引分けて凄く悔しい。でも気持ちよかったです!」
 これは昨日のディファ有明におけるSEM興行後の中嶋勝彦の言葉。勝彦はメインで山口竜志と組んでKENTA&伊藤旭彦と対戦した。20分時間切れの後、5分間の延長戦となったが、それでも決着がつかなかったのだ。
 KENTAと勝彦の初対決は熱かった。共にキックで一歩も退かず、KENTAは勝彦のジャーマンを、勝彦はKENTAのgo2sleepを自力で返した。また、この2人に負けず、伊藤と竜志も熱かった。さらに両軍のセコンドも…。若手ならではの純粋な対抗意識がスパークするのは見ていて気持ちがいい。
 ノアと健介オフィスの対抗戦はこのタッグの他にも青木篤志VS宮原健斗(青木が腕ひしぎ十字固め)、谷口周平VS起田高志(谷口が原爆固め)と2試合が行なわれたが、いずれも気持ちがこもった試合だった。第1試合で健斗を厳しい攻めで破った青木は、
「(キャリアが)下の人とやるのは初めてだったんで、じゃあ、僕は2年前ぐらいには(先輩に)何をされたかなと思ったら、下の人に舐められないようにってやられたと思うんで、別にキレイな試合をする気はなかったですね。受けたら、潰すしかないっていうか。向こうはまだ技術を持っている段階ではないんで、どうしてもエルボーとかの打撃になりますよね。それだったら同じ方法でやり返すしかないんで。健介さんのところで鍛えられているだけあって、根性があるなと思いました。返してくるのも1発で終わっちゃうんじゃなくて2発、3発と返してくるからいいんじゃないですか。対抗戦の意識ですか? 向こうにいいカッコさせたくないって気になるってことは、やっぱり対抗戦という意識はあると思います」
 とコメント。両団体の若手にとって、対抗戦は刺激的で楽しくて仕方がないという感じである。
 この日のSEMは全試合がノアVS外部という対抗戦。平柳を垂直落下式ブレーンバスターで一蹴したマグニチュード岸和田は、
「なぜラストライドで決めなかったかわかるか? ここのジュニア王者・金丸の必殺技(旋回式ブレーンバスター=タッチアウト)やろ? どっちが説得力あるか、見せつけてやったわ。次、ここに来る時はジュニアのベルトを狙うからな。インディーとかメジャーとか関係あるか!」
 とGHCジュニア獲りを宣言。ドラゲーからエルドラド、健介オフィス、そしてノアと行動範囲を拡大している岸和田は今年注目の男のひとりだ。
 またセミでは丸藤VS菊タローという異色の対抗戦(?)も実現した。久々にSEM登場の菊タローは欽ちゃんキック連発→きりもみ式のフライング・ラリアット→額の汗ワイパーという三沢ムーブ、打撃の連打→ブサイクというKENTAムーブ、さらに西永レフェリーをいじり倒して大張り切り。そこに丸藤が巧く絡み、ある意味でアドリブの天才同士の対決という趣になった。
 今後もSEMは若い人間の対抗戦が主軸になっていく。試合数は少ないが、コンセプトがはっきりしていて楽しめる興行なのだ。ハッキリ言って、おすすめです!

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