昨日の全日本両国の放送席

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 昨日は全日本プロレスPPV生中継全8試合の解説。前半6試合はずっとコンビを組んでいる鍵野威史アナウンサー、ドリー引退試合は若林健治アナウンサーとの初コンビ、メインの健介VS小島の三冠戦は若林アナ+鈴木みのるという緊張感のある放送席を担当させてもらった。
 全日本プロレス84年担当同期の若林アナとは、昔の思い出を共有しているだけに、まるでプロレス好きの友だちと喋っているような感覚だった。とにかく若林さんは熱い! その熱さに煽られて、こちらも言葉が出てくる感じ。そして熱いだけでなく、きっちりとリング上の状況を把握しながら実況しているのはさすがだった。ウーン、これが若林節か!
 鈴木みのるは、放送席でも鈴木みのる。試合前、GUESTのステッカーを手に現れたみのるは、
「解説引き受けたのはいいんだけどさー、こんなステッカー送ってきやがってヨソヨソしいと思わない? 何かムカつくんだよねー。“1月で全日本をクビになった鈴木みのるでーす!”って、このステッカーをテレビカメラに向けてやろうか? 健介と小島のしょうもない試合だろ? 痛いところをビシビシ突いて、放送できなくしちゃうよ。ヘヘッ」
 と、不気味な笑み。この人の場合、言ったことは本当にやるから油断ならない。そして、いざ解説になるとシビアで的確なコメントを連発。横で聞いていて感心するしかなかった。
 そして若林さんが健介との友情物語を突っ込んでも、すべてバッサリと否定。あの若林さんが「いやあ、鈴木みのるには勝てないですね。KOされました」と舌を巻くほど。とにかく頭の回転も舌の回転も早いのだ。ヘッドセットを投げ捨ててエプロンに駆け上がり、チャンピオン・カーニバル参戦をアピールするタイミングも絶妙だった。
 さて、肝心の試合の方での私なりのMVPは棚橋とドリー。棚橋の空気の読みは素晴らしい。ブーイングだと察するや、完全にナルシスト・モードに入り、試合では執拗に川田を挑発、チャンピオン・カーニバル参戦アピールもナルって全日本ファンの反感を煽った。あれは日本人では棚橋にしかできない、と私は思っている。そしてプロレス的には武藤の遺伝子を持っている。棚橋参戦でチャンピオン・カーニバルはグーンと面白くなった。
 そしてドリー。正直、開幕戦では「どうなることか…」と思ったが、シリーズの連戦できっちりとコンディションを作ってきた。天龍とのチョップVSエルボー・スマッシュには、私も若林さんもシビレっぱなし。最後の最後までテキサス・ブロンコを貫いてくれたのはさすがだった。ドリー、天龍さん、渕さん…馬場さん時代の選手がいる全日本プロレスのテレビ中継を若林さんとやれたことは、この上ない喜びである。
 さて、今日も興味深い大会がある。ゼロワンMAX後楽園とノア日本武道館のどちらに行くのかという質問があったが、仕事の関係でノア日本武道館に行きます。で、試合終了の時間によっては後楽園に向いたいと思っている。ノアが17時、ゼロワンMAXが18時30分開始なので、せめて佐藤耕平VS中邑真輔、あわよくばセミの将斗&日高VS金本&田口からでも観られれば…。

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