ロックアップ諸々

 昨日はさいたまの『ハッスル28』ではなく、ロックアップ後楽園へ。あの事件があってからのアパッチ勢が気になっていたし、宇和野貴史の東京ラストマッチも見届けたかった。さらに大仁田の来場、ドラディションの参戦など話題も多かったからだ。
 アパッチ勢はWEW王者のマンモス佐々木、黒田哲広、佐々木貴、小幡優作…みんな必死にファイトしていた。石井智宏の挑戦を退けたマンモスは、
「このベルトまで取られたら、アパッチの存在意義がなくなるっていうプレッシャーが凄くありました。アパッチは金村キンタローの不祥事で活動停止になりましたけど、俺がこのベルトを巻いてリングに上がる限り、アパッチプロレス軍の灯は絶対に消しません」
 と宣言。金村の一件とは関係なく、リキプロVSアパッチはこの2月で終了というムードの中で、GBHとしてではなくリキプロとしてマンモスにアタックした石井は、
「マスコミが飽きようが、ファンが飽きようが、俺たちの戦いはエンドレスだ。どっちかが根を上げるまでやってやる」
 と続行を示唆した。今後は軍団抗争というよりも、個々の戦いのレベルアップを見てみたい。
 29日の大阪でリキプロ後輩の和田相手に引退試合を行なう宇和野貴史は、自らの希望で東京ラストマッチでは大日本の関本大介と戦った。関本は宇和野の10年間を真正面から受けて止めてくれた。STU、ジャーマン、裏投げ、ドラゴン・スープレックス…と持てるものをすべて炸裂させた宇和野。関本は最後、ジャーマンでキッチリと宇和野を介錯した。
「(ファンの「辞めるな」の声は)素直に嬉しさでいっぱいになりました。歓声を頂いて、今までやってきてよかったと思いました。これからまた新しい世界に行って新しい挑戦が始まりますが、頑張っていきたいと思います。自分の中ではギリギリ精一杯やったっていう気持ちがあり、ここで区切りをつける…思い残すことも、やり残したこともないです。自分なりにこの10年間、この世界でやってこれたので、本当に感謝しています」
 と、いつも通りの礼儀正しい宇和野。いつもハキハキしていて礼儀正しい…それが私の宇和野に対するイメージ。道場に行けばチャンコを勧めてくれたりといつも気を遣ってくれたし、IWAジャパン時代の話を聞くのも楽しかった。そして練習熱心。この日の試合を観ても、まだまだやれる。客席から「本当にいいのか?」「辞めるな!」「まだ出来るだろ!」の声が飛んだのもわかる。だが、今回の引退は宇和野貴史という今年32歳になる人間が下した並々ならぬ決断なのだ。それを尊重し、全面的に支持したい。
「今日はタカシにいい試合を観させてもらいましたよ。あれだけの試合を観ると(引退は)辛いですよね。でも今の僕の立場では(引退するなとは)言えないですよ。新日本の中でチャンスをやれなかったのは残念。いい選手なんですけどね。何をもっていい選手っていうのかはわからないですよ。内面から出るもの、パフォーマンス…それを考えると(自分も)もう、長くないですね(苦笑)」
 長州のコメントには、WJから付いて来てくれた宇和野に対して「もうちょっと頑張ってみろ!」と言えない悔しさが滲み出ていた。また長州は休憩時間にリングに上がってタッグ結成についての返答を迫った大仁田には厳しいコメント。
「まったく勘違いしてるね。今日は付き合ったけど、あそこまで(リングサイドに駆け寄るところまで)。あのパフォーマンスは大失敗ですよ。自己主張が本当にあるなら、もっと必死に言わないとファンに伝わらないですよ。響いてくるものが何もなかった。もっと響けば、俺はリングに上がっていましたよ」
 長州はナマの感情。長州は以前、「若い人間に“感情を入れ込まないと駄目だ”っていうと、その感情を作ろうとする。だから余計駄目になる」と嘆いていたが、今回の大仁田には切羽詰ったものが感じられなかったのだろう。果たして大仁田は1999年に新日本に乗り込んだ時のように長州を振り向かせられるのか!?

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