金村問題について

 昨日のサムライTV『S-ARENA』後半に大日本プロレスの登坂栄児統括部長が緊急出演、金村キンタロー問題について謝罪した。
 詳しい経緯は大日本プロレスのホームページなりをご覧いただきたいが、1月20日の千葉大会で金村キンタローが大日本の女子社員にセクハラ行為を行なったのが事の発端。大日本は事を公にすることなく金村を出場停止処分にしていたが、村上健リングアナがブログで内部告発的なニュアンスで大日本を批判。これでファンの間で話題になって火がついた。2月16日に村上氏は大日本から無期限の出入り禁止処分を受け、17日に被害女性がメール・マガジンで金村と大日本の“隠蔽工作”を非難。そして昨日の18日に登坂部長、伊東竜二、沼澤邪鬼、金村が所属するアパッチプロレス軍から佐々木貴が出席して謝罪記者会見。その後、登坂部長はサムライTVでも事情説明と謝罪をしたわけだ。
 この問題がより複雑になっているのは金村のセクハラ行為よりも、大日本の対応にファンの怒りの矛先が向いているように感じられること。つまり大日本は事実を隠蔽するために被害者に対して配慮が欠けたのではないか、もしくは圧力をかけたのではないか、トップ選手なら何をやってもいいのかという疑惑が生じたのである。
 登坂部長はもちろん隠蔽の意思はなかったとしている。こうした事件の場合、公表することによって被害者をさらに傷つけるケースがあるのも確かだし、対処について慎重になったのは理解できる。ここから先は村上氏も含めて「言った」「言わない」の世界になってしまって意見が食い違ってくるのだが、少なくとも金村を出場停止処分にしたことだけは公表した方がよかったと思う。理由としては被害者との意思確認ができるまでは“素行不良”でもよかったのではないか。
 また、登坂氏や大日本がどんなに被害者に配慮していたとしても、その当事者が「隠蔽のための圧力」と感じてしまったら、やはり隠蔽ということになると私は思う。
 一番いけないのは金村である。これは弁明の余地はない。大日本に関しては、他団体とはいえレスラーの管理ができなかったこと、自社の社員を守れなかったこと、結果的に世間を騒がせてしまったというのは紛れもない事実。これから、いろいろな意味で制裁を受けるのも仕方がないことだろう。
 ただし、これをもって“大日本プロレスは終わりにすべき”とするのは暴論だと思う。今回の件については被害女性に誠実な対応をすることで理解を得ることが最優先だし、世間を騒がせた以上は何らかのけじめをつけなければいけない。ここまで大問題になった以上は今後の経緯についてもファンに対して説明責任がある。ただ、それとは別に選手、社員、スタッフは頑張っているということは認識しておきたい。それはアパッチプロレス軍の選手も同じこと。アパッチプロレス軍は今回の不祥事により、1・22新木場大会をもって活動を無期限で自粛することを発表した。この決断も重いと思うのだ。そこは私の個人的な感情の部分であって、結論としてはすべてはファンの審判に委ねられる。それが現実である。

「金村問題について」への7件のフィードバック

  1. プロレス大好きです。
    大日本プロレス大好きです。
    でも、今回の件については、「プロレスだから…」で片付けるわけにはいけません。
    噂でしかありませんが、今までの金村選手の悪行三昧を許していた、環境もいけないでしょう。
    プロレスが上手、お客をわかすことが出来るからといって、なんでも許されるわけではありません。
    これで、数ヶ月して復帰しちゃうのでしょうか…?
    本当に、今回のことは許してはいけません。もうリングには上がってほしくないです。

  2. 金村がいつもの調子で、調子にのってやってしまったことで 傷ついた被害者女性、そのあおりでクビになった村上リングアナ そして金村の不祥事で団体の存続危機となったアパッチの選手達は非常にかわいそうだと思ってならない。
    一番悪いのは金村自身だが、勇気をもって公表すべきだと彼女が発言したにもかかわらずそれに対応しなかった大日本の責任は重いと思う。
    そして、この事件には直接はなんの関係もないのに騒ぎに巻き込まれた大日本とアパッチの選手達は気の毒でならない。
    金村の罪はいろんな意味で重い。
    自らを厳しく罰する覚悟が必要と感じます。

  3. この事件があったときに、周りにレスラーがいたという情報があり、とてもショックでした。
    金村選手はもちろんですが、それを許してきたプロレス界の風潮が問題だと思います。大日本プロレスも、こんなことくらいでという意識があったんじゃないかと疑ってしまいます。
    私は女性でプロレスが大好きです。
    女性にも夢や勇気を与えてくれるプロレスであってほしいと願います。

  4. 大日本のHPによると、被害者は大日本に対して
    「金村選手が強制猥褻行為をしたため無期限出場停止、というリリースをして欲しい」という申し入れをしていたようですね。
    昨今のセクハラにおける世間の印象を見ると、それはつまり
    金村選手のレスラー生命を一度絶つ、ということとほぼイコールだったように思えます。
    登坂部長はそこの部分で悩まれていたのではないかと思います。
    被害者のケアはしたい、
    が、金村選手に社会復帰の道も残してあげたい、、、
    その両方を立てようとしたためにこのような事態になったのでは。

  5. レスラーがリング外で素行不良な行動を繰り返してきても「トンパチ」の一言で大目にみてきたのも要因では?「リングを降りれば紳士たれ」とはいかないだろうけど。 また、今回はセクハラというデリケートな問題だけに登坂氏もメールや第三者を介して被害女性とやり取りするのではなく、しっかり時間作り直接被害者と面談した上で、被害者のケアに配慮し、加害者に対し毅然とした処分を下すべきだったと思います。穏便に解決すべく大人の対処を登坂氏は望んだのでしょうが、被害者への配慮が欠けていたが故に、ここまで問題が複雑化したと思います。

  6. >これをもって“大日本プロレスは終わりにすべき”とするのは暴論だと思う
    プロレス団体であっても会社組織です。
    会社所轄の場でセクハラが行われ
    現場監督者が隠蔽と誤解される措置を取ろうとした事実が
    一般社会で許されることはありません。
    解散しない方が異常ではないでしょうか。
    もし小佐野氏がプロレス業界のみならず
    マスコミに身を置くジャーナリストであるとの
    ご自覚があるのなら
    もっと公のメディアでこの一件に関して
    問題提起していただきたいです。

  7. 金村選手、プロレス辞めてください。
    私はプロレスが大好きな為
    この行為は許せない。

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