IGFで思ったこと

 昨日のIGF『GENOME3』は猪木の誕生日にちなんで(実際には2月20日だが…)豪華ゲストがズラリ。スタン・ハンセン、ドリー・ファンク・ジュニア、将軍KYワカマツ、海賊亡霊ガスパーズ、ザ・コブラが猪木を祝福した。ガスパーズとしてボブ・オートン・ジュニア、木村健悟が登場したのはビックリ! どうせなら歴代ガスパーズの中身を揃えたら大きな話題になったかも。さらにビデオでタイガー・ジェット・シン、ヴァリッジ・イズマイウ、ジョニー・パワーズ、アニマル浜口、ジェフ・ジャレット、ダスティ・ローデス、チャイナ、船木誠勝、初代タイガーマスク(佐山聡)、ビンス・マクマホンが登場。こうしたゲスト、ビデオを見るだけでも価値があったというものだ。個人的にはボブ・オートン・ジュニアの登場と、映像ではあってもパワーズを見られたのが嬉しかった。
 さて、肝心の試合の方だが、総合格闘技なのかプロレスなのか得体が知れない試合が続いた。かつてのUFOを見ているような感じといったら理解していただけるだろうか。そんな微妙な空気を一変させたのはTAJIRIとブッカーTの一騎打ち。リングをダイナミックに使い、そしてキッチリとしたプロレスで観客を沸かせる。さすがにWWEでトップを取った2人はレスラーとしてもパフォーマーとしても一流だ。IGFはグダグダな試合も多いが、カード・アングルVSブロック・レスナー、カート・アングルVSケンドー・カシン、そして今回のTAJIRIとブッカーTのように極上のプロレスも提供してくれる不思議な場なのだ。
 メインの小川直也VSジョシュ・バーネットは、改めてジョシュの身体能力の素晴らしさを感じた。強引に小川をジャーマンなどで投げるパワーは凄いし、打撃、サブミッション、あらゆる面で小川を上回っていた。そしてプロレスラーとしての華もある。きっと猪木が理想とするプロレスラー像にかなり近いのではないか。
 一方の小川も頑張った。特にノーコンテスト後の再試合でフィニッシュとなったSTOの仕掛けは強引な分、説得力があった。でも…というのが正直な気持ちだ。
 バックボーン、世間での知名度、体格的にも現在のプロレスラーの中では小川が猪木の後継者ということになると思う。他に人材はいないのだ。だから小川にとって今が一番大事な時期。今、本当にプロレスに打ち込まなければ半端者に終わってしまうだろう。いつまでも猪木のキャラクターに頼っていたら、いずれIGFはキワモノ扱いされて終わりだろう。それまでに小川には“プロレスラー”として独り立ちしてほしいと思う。猪木さんにも本腰を入れて“プロレスの後継者”を育ててもらいたいと思う。

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