新体制ゼロワンMAXはあちちっ!

 昨日の1月23日、後楽園ホールで3周年記念大会を行なったゼロワンMAX。この日、大谷晋二郎が新社長に就任、“熱い男”大谷の門出にふさわしい大会になった。
 今年のゼロワンMAXの軸になるのは軍団対抗戦。田中将斗率いるソード軍と大森隆男率いるアックス軍の対抗戦という明確な図式を作り、いわゆる消化試合というものがなくなった。加えて他団体との戦いも拡大されてきており、スケールとボリュームが確実にアップしている。
 この日も藤田&菅原のインターコンチネンタル・タッグ王座にみちのくプロレスのサスケ&沼二郎が挑戦、新日本から中西、金本、田口が殴り込んで大森、耕平、浪口と対戦、セミではUN王者・義人とK-DOJOの真霜がヒートアップし、メインではインタージュニア王者の日高がドラゴンゲートの望月にベルトを奪われた。
 やはり対抗戦は観客も当事者のレスラーも熱くなる。特に新日本との対抗戦は両団体の選手が溜め込んだエネルギーを思い切り発散していて、楽しくて仕方がないという感じ。以前は不完全燃焼に終わったが、今回の対抗戦は大きな流れになっていきそうな気配だ。
 そして対抗戦では意外な人間関係も浮き彫りになる。この日のインターコンチネンタル・タッグ戦にしても王者・菅原はその昔、みちのくプロレス入門を書類審査で落とされ、その後に現在の気仙沼二郎こと米河彰治に闘龍門ジャパンを紹介してもらってメキシコに渡り、レスラーになったという過去の経緯が試合の枕になった。序盤は沼二郎を殴ることすらできなかった菅原が最後は吹っ切れて、ブラックボックス、急所蹴り、十三不塔で沼二郎をフォール。
「おい、沼二郎、これが俺のやり方なんだよ。俺のやり方にケチつけんじゃねぇ! でもヨネさん、あなたが昔、僕にしてくれたことは一生忘れません。あなたがいなかったら、俺は今、この場所に立っていないと思います。凄く感謝しています。今日はできないと思っていた試合ができて凄く嬉しかったです。ありがとうございました」
 と、試合後には最初こそ悪態をついたものの、泣かせるセリフ。もっともこの後にDDTをお見舞いして前述の泣かせる言葉は騙すためのものだったというオチがついたのだが、あの言葉は紛れもなく本音だったはずだ。
 メインでは日高からインターナショナル・ジュニア王座を奪った望月に浪口、澤と共に殺到した得るブレイザーが、
「俺は昔、望月と同じ団体だった。先輩だったけど、俺がベルトを取り戻す」
 とカミングアウト。政治的なことを考えれば、望月とエルブレイザーが同じリングに立つこと、戦うことは有り得なかった。そして、もし実現すれば初対決ということになる。
 プロレスのリング上には技術、体力、精神力の競い合いだけでなく、そうした複雑な人間関係も垣間見えるから面白い。
 2008年のゼロワンMAXは新社長・大谷と共に熱いリングになるぞ!

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