多留GMの手腕に注目

 昨日の『S-ARENA』のゲストはエルドラドの新代表・藤永幸司氏と猛獣惑星の大鷲透。エルドラドは昨年12・29後楽園大会で代表が川端典昭氏から藤永氏に交代、ブードゥー・マーダーズのTARUこと多留嘉一がGMに就任して今年から新体制としてスタートする。第1弾になるのが1・25新宿FACE大会で、そのPRのための出演だった。
 藤永氏は神戸でリングソウルというプロレスショップを経営しているが、店に来るファンの声を聞いて、団体の枠にとらわれずにマッチメークできる大会を開催しようとソウル・コネクションなるプロダクションを設立。新宿FACEでカスイチなるイベントを開催してきたが、昨年末の川端氏の代表辞任によって、新たにエルドラドの代表に就任。カスイチは来たる2・16大会をもってラストとし、今後はエルドラドに専念する構えだ。
 これまでのエルドラドは所属選手が他団体に“出稼ぎ”に行かなければ成り立たない状況で、その結果、各選手の他団体でのキャラやストーリーが際立ってしまって、本丸のエルドラドの印象が薄くなってしまっていた。6月からは月に2回、新宿FACEで興行を行ない、ビッグマッチを後楽園ホールで打つという方針のようだから、ようやく“点”から“線”へとつながっていくだろう。
 また、大きいのは多留GMの存在。ブードゥー・マーダーズではTARUとしてやりたい放題だが、プロレスに対する考え方は昔気質。エルドラドについてはこれまで、
「プロレス団体が飽和状態になっている中で、こんなしょうもない団体は業界のマイナス。近藤も透(大鷲)も何やっとるんじゃ! こんな団体は業界のために1日も早く潰した方がいい」
 と厳しい駄目出しをしていたが、やはり後輩たちの行く末が気がかりなのか、
「こんなしょうもない団体でも、チケットを買って観に来てくれるお客さんがいる。だったらお客さんの評価を得ろ。いい試合をして男の生きざまをみせろ。これからは俺が仕切っていく。中途半端なことはさせん!」
 とGMを買って出た。昔気質でありながら、頭が柔軟でアイデアマンの多留のこと、これから様々な仕掛けが出てくるだろうし、ある意味、エルドラドの新体制は多留GMの課題に選手がどう応えて行くか、GMと選手の勝負にもなるはずだ。
 1・25新宿FACEは多留GMの意向でカードは当日発表。その時点まで選手にも知らされないという。ここで多留GMが選手にどんな課題を突きつけるか、そしてどんな方針を打ち出すのか注目だ。

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