ドラゲー&ラジオ

 昨日は9月22日の大田区体育館以来のドラゴンゲート。例によって後楽園ホールはチケット完売の2350人=超満員。本当にこの団体の集客力には感心させられる。若くてコンディションのいいレスラーが揃い、それぞれの試合にテーマがある。レスラーたちはただ身体能力の高さや技術を見せるだけでなく、そこには素の人間性も垣間見れるのだから人気があって当然だろう。ストーリー重視の今のプロレスの風潮にあって、ドラゲーはストーリーがありながらもプロレスの知識がない一見さんにも十分に楽しめる内容になっている。
 会場入りするやCIMAが「小佐野さん、腰はもう大丈夫ですか?」。ウーン、ちゃんとブログをチェックしてくれているようだ。そういえば、ゴングが休刊になった直後に会場に行った時には「ブログ用になんか喋りましょうか?」と言ってくれたっけ。私のブログまで読んでいるなんて、本当にCIMAはプロレスが好きなんだなあ。今度、ドラゲーについて書いた時にはコメントを返してください!
 さて、試合だが、ラジオ出演があるため、休憩時間前の第4試合途中で退散。CIMAと鈴木健想の絡みは観たかった!
 午後9時前にJ-WAVEがある六本木ヒルズ森タワーへ。おおっ、何だかテレビのニュースで見るような会社のオンパレードのようなビルだ。セキュリティが厳しく、さらにフロアーはどこも禁煙だから、とても私が働けるような場所ではない。
 私が出演したのはアンジャッシュの渡部健がナビゲーターを務める『PLATON』という番組。10時~11時45分という長い番組で、毎日、テーマを決めて哲学するという。この日のテーマはもちろん『プロレスを哲学する』だ。台本を見ると、チョー真面目。放送作家は2年前にTBSテレビ『R30』のジャンボ鶴田特集に出演した時と同じ人で、私のことをよく知ってくれているから心強かった。そして渡部さんも凄く真面目な人。さらに途中からスペシャルゲストとして高山善廣登場! 論客の高山クンもこれまた心強い存在で本当にリラックスして喋ることができた。
 番組の途中で小橋建太から「今、聞いています」というメールが入ってきて、
「高山選手は小橋選手の練習のやり過ぎを心配していたけど、こうやってラジオを聴いてリラックスしているなら安心ですね」(私)
「いや、きっと道場でベンチプレスやりながら聴いているんだよ(笑)」(高山)
 などのやりとりも。アッという間の1時間45分だった。
 ちなみに放送での私の肩書きは“週刊ゴングの元編集長”。番組内で今のフリーとしての立場を喋り、『Gスピリッツ』の宣伝もさせてもらったが、世間的には“週刊ゴング”というのが通りがいいわけだ。それだけ“ゴング”の看板は大きい。今後も私には“元週刊ゴングの…”というフレーズが付いて回るだろう。それは誇りでもあるし、光栄でもあるが、大きな看板に負けない、恥じない自分になっていかねばと思った次第だ。
 

ブッチャー取材こぼれ話

ブッチ.JPG
ようやく『Gスピリッツ』第3号の発売日を迎えたということで、取材のこぼれ話をひとつ。今回、アブドーラ・ザ・ブッチャーにインタビューしたが、常に自分勝手なキングの振る舞いなのだ。たとえばインタビューしたレストランでもメニューにないものをオーダーする。
「ハンバーグにデミグラスソースはかけないで。それからポテトはいらないから、ベーコンとサニーサイドアップ(目玉焼き)を3つ乗せてくれ」
 といった具合。66歳(自称)でタマゴを3つも食べていいのか!?
 そしてインタビュー中、レストランの外を某アスリート、某お笑い芸人が通りかかった。日本通のブッチャーはすぐに気付いて、
「おっ、あれは○○だな。呼んでこい。記念写真を撮ろう」
 と、わざわざ自分の席に呼びつけて記念撮影。呼びつけられたアスリート、お笑い芸人は、まさかのブッチャーに大ハシャギ。このあたりはさすが知名度が高いブッチャー。そして、
「あいつらは俺に会えて、大喜びしていたな!」
 と、ブッチャーもご満悦。…という具合でインタビューも完全にブッチャー・ペースになってしまった。それでもルーツや人種差別問題、ある事件に巻き込まれた話を聞き出し、幼少の頃の話になると、思わず目には涙が。その時ばかりはキングのブッチャーではなく、素顔のラリー・ポール・シュリーブだった。これは成功だ!
 とにかく読んでみて下さい。
 

告知×2

 いよいよ明日は『Gスピリッツ』第3号の発売日。昨日のサムライTV『S-ARENA』では刷り上がったばかりの本を宣伝させてもらったが、改めてコンテンツを紹介しておこう。
■巻頭特集
★前田日明~一線を超えた危険な青春時代(150分インタビュー)
■付録DVD
『トリプレマニア12』(2004年6月20日)
★史上最大級の覆面剥ぎマッチ~ラ・パルカVSシベルネティコ
★敗者引退!骨肉の兄弟決戦~エレクトロ・ショックVSチャーリー・マンソン、他
■プロレス考古学
★ミル・マスカラス国宝級マスク大研究
★本邦初公開!これが仮面貴族の大豪邸だ!!
■特別インタビュー
★アブドーラ・ザ・ブッチャー~落涙する呪術師の素顔
★西村修~レジェンド巡礼の旅
★柴田勝久~俺が狂犬だった頃
■クローズアップ
★小橋建太、命懸けの復帰へ~男の約束を果たす時
★青木篤志~27歳からの一発逆転人生
★鷹木信悟~運命の扉を開く瞬間
★ジョー大剛~第3世代を育てた肉体改造請負人
★天山広吉へのエール~武者修行のススメ
■大会レポート
★NOAH10・27日本武道館
GHCヘビー級選手権試合~王者・三沢光晴VSサモア・ジョー
★全日本プロレス10・18代々木第二体育館
三冠ヘビー級選手権試合~王者・佐々木健介VS川田利明
世界ジュニアヘビー級選手権試合~王者・中嶋勝彦VSシルバー・キング
★新日本プロレス10・8両国大会
IWGPヘビー級選手権~王者・永田裕志VS棚橋弘至
スペシャルシングルマッチ~天山広吉VS後藤洋央紀
■強力連載
★長州力人生相談『くよくよ悩むな、コラッ!』
★ザ・グレート・サスケ『愛のミステリーサークル』
★みのもけんじ『プロレス・スターウォーズG~グレート・ムタ編~』
★菊地孝×門馬忠雄×吉澤幸一『三者三様』
★男色ディーノ『続・男色病棟24時』
★小佐野景浩『真説・天龍革命』
★ますだおかだ増田『リングサイドを遠く離れて』
★ハチミツ二郎『新日本プロレス復興計画』
★ユリオカ超特Q『ドラゴン怒りの雪崩式リングイン』
★原悦生『格闘写真美術館』
★ドクトル・ルチャ『アリーバ・メヒコ』
★渋澤恵介『世界ふしぎ“再”発見』、他
 そしてもうひとつ告知を。明日7日、FMラジオのJ-WAVE(81.3MHz)『PLATON』(22:00~23:45)に出演することになった。番組のナビゲーターはアンジャッシュの渡部健で、ゲストとして高山善廣も一緒に出演するとのこと。ぜひともお聴きください!

『Gスピリッツ』打ち上げ

『Gスピリッツ』第3号の編集作業はすべて終了。あとは7日の発売日を待つばかりだ。ということで昨夜は『Gスピリッツ』打ち上げが行なわれた。編集人である辰巳出版の吉村勝美氏、編集長の清水さん、副編集長の佐々木クン、斉野クン、村上クン、カメラマンの神谷クン、デザインを担当してくれているZAPP!の人たちなどが集ってのジンギスカン・パーティー。
 週刊誌時代は区切りがなく時間に追われていただけに、こういう時間はなかなか持てなかった。1冊終わたびに竹内さんがみんなを食事に連れて行ってくれたゴングの月刊時代を思い出した。あの頃、ゴングのプロレス部門は竹内さんを筆頭に清水さん、ウォーリー山口さん、小林和朋クン、私、レイアウトの鈴木容子さんといった本当に少ないメンバーで本を作っていたが、アットホームな職場で、振り返ると日本スポーツ出版社在籍時代で一番楽しかった時だった。そんな感覚を『Gスピリッツ』で再び味わえるのは幸せだ。
 次は12月10日発売の第4号。毎月、プロレス専門月刊誌のあり方を模索しながら、心を込めて、丁寧に作り上げていくのが我々の使命。今のこのチームワークがあれば前進していける。
 

DDTのそれが大事

 昨日は久々にDDTを観ようと新木場に行ってきた。思えば、最後にDDTをナマで観たのは8月5日の後楽園。もう3ヵ月近くが経った。その後楽園ではKO-D王者KooとHARASHIMA、諸橋晴也、男色ディーノが4WAYでタイトルマッチを行なってKooが防衛したが、当然、戦況は動いている。HARASHIMAが王者に返り咲き、タッグ王座もマイケル&松永のヌルヌル・ブラザーズ(これは個人的にお気に入りだった)からトーゴー&アントンに移った。
 さて、昨日の新木場大会はタッグ戦が行なわれる11・3大阪、そして11・27後楽園に向けてのハウスショーという位置づけだったが、単なる過程の大会にせず、きっちりとお楽しみを作っていたのはさすが。タッグ前でトーゴー&アントンとKUDO&ヤスウラノが真っ向から火花を散らし、ディーノと鳥羽は“らしい”試合、改造蛇人間ナガイダーがノリノリで登場した。
 セミではタッグ結成を宣言した大鷲&諸橋晴也とマッスル坂井&諸橋正美が必要以上に(?)熱い、シリアスモードのファイト。マッスルがシリアスになっているのは“プロレス大賞新人賞への道 涙の5番勝負”が決定したからだ。
 プロレス大賞新人賞の規定はデビュー3年以内の選手。マッスルは02年9月に本名の坂井良宏で初試合(デビュー戦ではない)をしているが、マッスルに改名したのがちょうど3年前。先の10・21後楽園で関本大介とシリアスな試合をしたことから、高木三四郎が年末に向けてマッスルのために用意した企画だ。その関本戦を5番勝負の第1戦として、11・27後楽園では第2戦を決行。その相手が三沢光晴をも病院送りにした森嶋猛になったから、マッスルがシリアスモードに突入するのは当然だ!? マッスルがプロレス大賞新人賞の対象になるかどうかは別として、ちょっとしたことをひとつの企画にしてしまうのがDDTである。ちなみにマッスルは11・3大阪ではKO-D王者HARASHIMAとシングルマッチを行なう。
 メインは高木&MIKAMI&ポイズンのレジェンド軍とHARASHIMA&飯伏&高梨の6人タッグ。ここでも味付けがあった。10月31日はハロウィンということで、急遽、第1回ハロウィン・パーティー記念仮装6人タッグになったのだ。高木=メカマミー、MIKAMI=桃鷲透、ポイズン=連邦の白い悪魔(つまりはガンダム)、HARASHIMA=ザンスリアン女王(3年前にナオミ・スーザンが演じた特撮物に出てくる悪役女王のようなキャラ)、飯伏=OKレボリューション(大家健がやっていたキャラ)、高梨=たっぷり!たらこマンに扮しての戦い。被り物の頭がデカかったり、マントが顔にかかったりと戦いにくそうな6人だったが、ちゃんと試合を成立させた。
 そしてレジェンド軍が勝利したということで、お約束のMIKAMIの歌で締め括り。金のマイクを握り締めて大事MANブラザーズバンドの『それが大事』を熱唱だ。
 どんな会場でも趣向を凝らしてチケット代以上にお客さんを楽しませようというDDTの姿勢はいつも好感が持てる。そう、それが大事なのだ。