ノアを纏った大森隆男

 昨日のゼロワンMAX後楽園大会では大谷、大森、高岩、神風のデビュー15周年セレモニー。神風は試合がなかったものの(!?)…高岩はオープニングで新人の植田、高西、浪口相手にゴツゴツとした3人懸け、大谷は新日本で同期の永田とタッグを組んで田中&崔と激突した。
 終盤、大谷が右肩を負傷するアクシデントがあったが、それによって15年間の“諦めない心”を図らずも体現できたし、元IWGP王者の永田と火祭り優勝&天下一ジュニア優勝&AWA世界王者のゼロワンMAX最強・田中将斗の初遭遇も見応えがあった。かつては新日本に見下されたFMW出身の田中がゼロワンMAXのエースとして永田と相対したのだから痛快だ。体格的にも勝る永田に余裕が見えたが、それでも永田は「胸を張ってAWAのベルトを俺に見せつけてきた田中に誇りと勢いを感じた」と、素直にゼロワンMAXのエースを認めた。
 そして私の注目は大森。大森の相手はXとされていたが、何と出てきたのはドラゲーのストーカー市川。とにかくゼロワンMAXは実直な大森をいじる。かつては男色ディーノともやらされた。でも、そうした世界でも超真面目にファイトする大森からは不思議な魅力が出るのだ。この日も15周年記念試合だというのにスト市のマスクを被せられたり、ロープ渡りをやらされたりとヒドイ目に。それを真剣にやる大森は、やっぱりいい人だ。そして試合後にはスト市からプレゼント。「目を閉じて下さい」と言われて肩にかけられたのはノアのロゴが入ったガウンだった。
 目を開けた大森はどうするか? ちゃんと確認してから、自分で着直した。4年前の2月にノアを退団した大森。以後、大森の口からノアという言葉が出ることはなかった。ゼロワンMAXとノアが交流するようになっても、そこに大森の姿はなかった。
 大森がおちゃらけでノアのガウンを着たりしない。どうあれ、そこには15年のプロレス生活を振り返った時に、ノアというものが大森に組み込まれていたということである。それにゼロワンMAXとノアの今の関係を考えたら、いくらなんでもこれをお笑いネタにしたらNGだろう。
「ノアに在籍して充実していた時期もありました。いい思い出です」
と真面目に語った大森。いつだったか、一緒にサムライTVに出演した時には、
「小佐野さん、今も○○(三沢たちがいつも行っていた御徒町の店)に行ってますか?」
と聞かれたこともあった。
 これから先、いつの日か、大森とノアが絡む場面も生まれるかもしれない。

「ノアを纏った大森隆男」への2件のフィードバック

  1. 大森選手の話、馬場さんの話、どちらもとても楽しく、
    そして興味深く読ませていただきました。
    ありがとうございます。
    プロレスって本当に素晴らしいものですね。

  2. 「月刊スピリット」が創刊されて第3弾目になりますが初めの一冊目は買ったけどそれ以降は買ってないです。
    高い上につまらないです。
    あと「リング」も同じ。
    週プロで十分です。

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