大きく動き出したハッスル

 ハッスルが大きく動き出している。10月6日からテレビ東京系列で『どハッスル』(26時50分~27時20分)の放映がスタート。さらに11月4日には9&10月シリーズの総集編『ハッスル秋の大爆発SP!!』が16時~17時15分にテレビ東京系列・全国6ネット、同じ時間帯で11月17日に『ハッスル・マニア2007』直前情報番組が、さらに12月2日にはやはり同じ時間帯で『ハッスル・マニア2007』が放映されることが決定した。ハッスルの世界は新聞や雑誌ではなくライブで観るべきものだから、地上波進出は大きい。
 そして10月には10日と昨日の16日に後楽園ホールで『ハッスル・ハウス』が開催された。10日の『ハッスル・ハウス29』ではメインが天龍、坂田、崔VSボノ、大谷、バボだったことがミソ。そう、タレント抜きで純粋にレスラー同士によるメインだったのだ。
 昨日の『ハッスル・ハウス30』ではバラエティーショー的な要素と試合のバランスが良かった。第1試合の崔、KUSHIDA、チエVS鬼蜘蛛3匹の6人タッグは12分48秒のジックリとした試合。KUSHIDA、チエの充実振りがうかがえたし、イロモノに見える鬼蜘蛛3匹もなかなかの技術を持っている。普通のプロレスとして観客を満足させていた。第2試合の川田、大谷VSキンターマン、クロダーマンはメンバーがメンバーだけに、いい内容になって当たり前だ。
 第3試合のニシム・ラマ&TAJIRIとシン&アン・ジョー之助ではラマとシンの攻防にオールド・ファンを喜ばせるテイストがあった。シンが80年4月のメキシコにおけるUWA世界ヘビー級戦で猪木から1本を取ったコブラ・シザース(首4の字固め)、75年6月の蔵前におけるNWF世界ヘビー級戦でこれまた猪木から1本を取ったアルゼンチン・バックブリーカーを決めれば、ラマは74年6月の大阪における腕折り事件を再現するようなアームブリーカー攻撃。こうした通を喜ばす隠し味があるのもハッスルの魅力だ。ラマが今回をもってハッスルから一時撤退するのは残念な限り!
 セミの天龍&RGVSボノ&バボは11月25日の『ハッスル・マニア2007』での天龍&RGVSインリン様&ボノの完全な前煽り的内容になってしまったのはハッキリ言って残念だったが、メインのHG&坂田VSヘッドハンターズは及第点の内容。総じてこの日はプロレスの試合内容で勝負した大会だったように思う。
 最後はボブ・サップの登場。ドタキャン事件などでイメージが失墜したサップだが、このハッスルでは再生は十分可能。ハッスルとサップは正式に契約、そしてハッスルはK-1サイドに了承を得ていて、ハッスルとK-1間には問題はないという。
 地上波放映の開始、戦力の増強、そしてバランスが取れてきたバラエティー的要素と試合内容。11月25日、横浜アリーナの『ハッスル・マニア2007』で、どんな世界を提供してくれるか楽しみになってきた。

「大きく動き出したハッスル」への1件のフィードバック

  1.  プロレスが地上波で放送されるのは、うれしいことですが、プロレスを始めて見る人達がかなりいると思います。そのことでプロレスというものがこのようなものと思われるのが不安です。また、忘れられたものがまた見られる事がうれしいです。
     どのようなことをしてでもプロレスに目が行けばいいとは思いますが。
     昔、山本小鉄さんがTJシンや上田馬之助等の事をこのように言ってたと思います。「基礎がしっかりしてる実力者だからあのような悪党ファイトができる」と。(このようなニュアンスと思いますが)
     だから、これを見てNOAHや新日本、全日本等にも関心を持ってほしいと思いますが、今は、楽しければなんでもアリの時代だから難しいかなあ。

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